〜その１〜
「むぅ〜〜〜」
「ん。どないしたん？リア」
「あ、はやてちゃん。えとですね、みんなの呼び方について考えてたんです」
「呼び方かあ。ん〜、リアの好きに呼んだらええんとちゃう？誰も怒ったりせえへんよ、きっと」
「えぅ。でもでも」
「……なんかあったんか？」
「はいです。この前フェイトさんに会ったときに「フェイトおねーさま」って呼んだら、その」
「……」
「すっごく微妙な顔してましたです……」
「あー。うん。それはリアのせいと違うから。だからそないな悲しい顔せえへんでえ えんよ？フェイトちゃんも怒ってないて。それだけは約束する」
「うぅ。はいですー」
「（……言えへん。聖祥の時はおろか管理局に入ってからもよく女の子からマジ告白されてるとか私にはとても……！）」
〜その２〜
「リア、そーいやなのはちゃん達に他の呼び方は考えたん？」
「ほぇ？他の呼び方、ですか？」
「そうやで？別に、おねーさまやお姉ちゃんだけが呼び方の全てやないんやで？」
「じゃあじゃあ、他にどんな呼び方があるんですかー？」
「……ん？知りたいん？」
「はいです、色々知っておきたいです」
「ふーん……構へんよ。ちょお、耳貸して？」(ニヤソ)
「はいです」
数日後――
「あ、リアちゃん、おはよー」
「なのはの姐御！ご機嫌麗しゅう存じ上げやす！」
「り、リリリリリリアちゃん！？一体何事ー！！？」
〜その３〜
「ふふふ……はやて」
「うふふ……はやてちゃん」
「な…なんやの！？なんか眼が逝ってしもうてるような気するんやけど！？」
「ばらしたね…さっき恭也さんから
『その、恋愛は自由だと俺は思うぞ……。世間の目はあるかもしれないが、俺はフェイトの味方だ。なのは達もきっと理解してくれる。だから、頑張るんだぞ』
とか言われちゃったよ……」
「へえ、奇遇だねフェイトちゃん。私も
『妹よ。初めに言っておくが裏世界はお前がおもっているような世界じゃない。そういう年頃だから憧れる気持ちもわからなくもないが。それだけは覚えておいてくれ。 ……しかし、いくらなんでもリアにああいう呼び方を強制するのは兄はどうかと思うぞ』
とかいわれちゃんたんだー」
「(((゜д゜；)))ガタガタガタ」
「覚悟は」（完全武装ザンバーフォーム）
「できてるよね」（完全武装エクセリオンモード）
「ち、ちゃう！ご、誤解なんや！あれやねん。（笑いの）神様が私の耳元で囁きよったんや！！ならこうするしかないやないか！！！」
「なら私達は」
「君（はやてちゃん）を撃つ！」
「種運命ーーーーー！！！？」
〜その４〜
「うぅ、ひどいめにおーた……」
「だ、大丈夫ですか、はやてちゃん？」
「あー、リア……心配してくれて、ありがとなー」
「いえいえ、はやてちゃんを心配するのは、ベルカの騎士なら当然なのです」
「あはは……って、ちょっとええ？」
「はい、なんですか？」
「リアは、ヴィータは『ちゃん』やけど他の皆は『さん』付けやんね？」
「そーですねぇ。共に主を守る、同僚みたいなものですから」
「なるほどなぁ……でも、たまにはこんな呼び方してみてもえぇかもしれへんよ？……特にザフィーラには喜ばれるかもな？」(ニヤソ
「え、どんな呼び方ですか？」
「それはな――」
――数日後、八神家
「ああ、おはようリア」
「おはようございます、ザフィーラお兄ちゃん♪」
「な、なななななななな…………」
「「「「「お兄ちゃん！？」」」」」
「ざ、ザフィーラ……貴様、リアに何をした！？」
「なっ、誤解だシグナム！？私は何も……！」
「どーしたの、お兄ちゃん？」
「さいてーだな」
「不潔です……」
「リアに、何と言うことを……！」
「なっ、お前達！？だから、誤解だと……！」
「言い訳」
「無用だな」
「貴方は」
「滅ぼすっ……！」
「お、お前達……！」
「「「「「さぁ、朝日に踊れ、変質者――――！」」」」」
「だから、誤解だーーーーー！」
「……一体なんだったんですかね？」
「さーなー。運動したかったんちゃうん？」(ニヤソ
あとがき
というわけでSSS集でした。
これまたennaさんとメールのやりとりの最中にできた産物だったりします。
１と３は私が。２と４はennaさんが。それぞれ担当してます（笑）
誰が何を言っているかは想像におまかせしますが（ぁ）
やってておもしろかったのでまた貯まったらまとめてみようかなとか思ってます。
とりあえずこの場をおかりして。
ennaさん製作協力およびログ保存、本当にありがとうございました。
機会があればまたやりませう（笑）
ネタはいくらかあるのでそれもいつか形にできればと思います。
まあ本編をなんとかするのが最優先ですが＾＾；
番外編という位置付けで、小ネタ集。
美姫 「こういうのも良いわよね」
うん。ただ、はやてが、はやてがちょっと悪戯っ子？
美姫 「確かに。まあ、平和なればこそよ」
だな。本編も楽しみですが、こういったのも楽しみです。
美姫 「また機会があればお待ちしてます」