「・・・・」
一切何も語らなくなった灑薙麗。
「ふふっ・・・」
何か意味ありげに微笑む那雪姫。そして、誰もが予想外のことを口にした。
「ねえ、灑薙麗。いつまで道化てるつもりなの?」
灑薙麗は一瞬驚いた様な表情になった。
「ちょっとまずいかな。」
遙はこれから何があるか予想できたのか、不意にクビキリを高く掲げた。
「へ?」
アンナは訳もわからないまま、遙を見たそのとき、軽くガラスを割ったような音がした。
「これでよし。」
その瞬間、すべての生徒は行動を停止した。遙は完全に回りの時間を止めたのだ。
とはいっても、いくら遙とはいえ、相当に力を使うものなのだが。
「何だ。とめたのか。」
「ああ。ここからは一般人は視聴不可だからな。」
遙はこれから先に何が起こるか把握しているらしい。
「さて。これからが本番だ。」
「で?本当にいつまで道化てるつもり?それじゃあ本気出したくても出せないわ。」
那雪姫は追及の手を休めない。
「・・・・ばれてた?」
灑薙麗はいたずらがばれた子供のように舌を出して笑った。
そこにはさっきまでの狂気じみたようなものは何一つ見受けられなかった。
「当たり前よ。いったい何年一緒にいると思ってるの?伊達に幼馴染やっていたわけじゃないのよ?」
「うーん・・・気づかれてないと思ったんだけどなあ・・・」
灑薙麗自身、隠し通せていたと思っていたのだろう。いつばれたのかわからず、頭をかかえ出した。
「そうね。初めて気づいたのは小学校三年生のときかな。正確には灑薙麗見てて気づいたんじゃなくて、お父様から聞いたんだけど。」
「じゃあ、かれこれ八年近く前から気づいてたんだ・・・」
本当に意外な顔をする灑薙麗。そして続ける那雪姫。
「そうよ。それ以来知ってたわよ?灑薙麗の苗字が人喰い「マンイーター」朝闇薙だって。
隠したがってたみたいだからいわなかったけど。」
「じゃあ、聞くけど私が初めて人を喰ったのいつだかわかる?」
さもことなさげに言うが、すでに常軌を逸した会話になっている。遙が時間を止めたのは正解だったようだ。
「ええ。小学校六年のとき、空手の大会で私に負けた後、灑薙麗を馬鹿にした人が初めてでしょ?」
「あ、やっぱり知ってたんだ。」
「次の日、灑薙麗のにおいが変わってたからね。すぐわかったよ。それから大体一年に40人のペースで食べてるでしょ?」
一年に四十人。大体九日に一人の割合である。とんでもないハイペースではなかろうか。年四十人も行方不明が出れば怪しまれそうだが。
「まあ、そんなとこだね。あ、でも神体者って気づいたのは?」
「今朝、灑薙麗を見てすぐわかったわよ。神体者は独特な波動を持ってるから。」
「ふーん・・・そうなんだ。まあいいや。じゃあ本気でいいんだ。」
「ええ。もちろん。そうしないと死んでしまうわよ?」
嬉しそうに笑みを浮かべる那雪姫。応えるように微笑む灑薙麗。
「じゃあいくね。」
「ええ。」
戦闘開始の合図。
「一度食べてみたかったんだよね。那雪姫を。」
「いいわ。来なさい。」
次の瞬間には轟音が鳴り響き、互いの後ろの校舎の壁が崩落した。
「激しいねえ・・・」
遙が素直に意見を述べる。それに応えるようにアンナも頷き、
「ま、あのくらいはするでしょ。三発?今の一瞬で?」
「五発だな。でもそれだけじゃなさそうだぞ?」
崩落した校舎から二人が姿をあらわした。あれだけ激しい衝突があったにもかかわらず、二人はほとんど息を切らした様子はなかった。
が、灑薙麗の制服にはおびただしい量の血がついていた。
「やるじゃない。」
那雪姫の率直な意見。まさかファーストコンタクトで持っていかれるとは思わなかったのだろう。意外そうな口調だった。
「うん。やっぱり美味しい。私の思い違いじゃなかったね。うんうん。今迄で一番美味しいよ。
普通なら皮剥いで食べるんだけど、そんなことしないでいいね。」
そう。灑薙麗の口には那雪姫の腕がくわえられていた。機械化されていたはずの腕は生身に戻っており、
それをまるで好物を食べるかのように、骨を気にすることもなく噛み砕き、胃に収めていく。
見る見るうちに腕は灑薙麗に食われていった。だが、不思議なことに、那雪姫の腕では両方ともあるのだ。
「まったく。どこが美味しいのよ?まあ、見てわかると思うけど、そんなんじゃあ私の再生速度には追いつかないわよ。」
那雪姫が千切られたはずの腕を灑薙麗に向けてこと無げに言う。那雪姫の力。
それは幼い頃人体改造を受けた際に、左目の視力を失うことで得た、機神ヴェノム・ノアとの融合による力なのだ。
もともと那雪姫は先天的な神体者ではない。そのため、
神体者と対等以上に渡り合うための力として神との融合という人体改造を受けたのだ。
機神ヴェノム・ノアとの融合で得た力は、全身の機械化「マシーナリー」
(腕をガトリングガンにしたり、パンツァーファーストにしたり、肩にミサイルポッドを形成したりもできる)
と瞬間再生能力「リジェネレイト」である。こここまでするとすでに人間ではないような気もするが。
「まあいいけど。それだけ食べられるってことだし。」
「そう?でも先に言っといてあげるわ。次はないから。」
そういった刹那、那雪姫は灑薙麗の懐にいた。灑薙麗はあまりに突然のことで一瞬反応が遅れた。だが、その一瞬で十分だった。
「じゃあ、私の番ね。」
いいながら、那雪姫の肘が灑薙麗のみぞおちに入った。体をくの字に曲げる灑薙麗。だがそれでもなお、反撃を試みようとする。が、
「え・・・?」
灑薙麗の反撃が那雪姫に届くことはなかった。なぜなら、右肩にショートソード(柄含めて1メートルほど)が刺さっていたからだ。
いつ刺さったのか、どこから現れたのいかも灑薙麗にはわからなかった。それが腕を完全にロックしている。そこでまた隙が生じる。
「フィナーレよ。」
はっきりと口にする那雪姫。瞬間、那雪姫の羽が広がり灑薙麗を包んだ。
「アイアンメイデン。」
鉄の処女。中世ヨーロッパで使われた処刑道具の一つ。
人型をした箱に頭と左胸にあたるところ以外の扉に百近い棘をつけ、中に人を入れてそのまま閉じる。
当然、棘によって全身貫かれるわけだが、心臓と頭部が無事なために即死はせず、出血多量によって死ぬ。
ある意味ギロチン刑よりも凄惨な処刑道具である。
そして、那雪姫のそれも中世のそれと同じものであるかを証明するかのごとく、
那雪姫の羽が包んだ下の地面におびただしい血だまりができた。
「えげつないなあ・・・・やっぱり・・・」
アンナは率直な意見を漏らす。処刑道具とは基本的には見せしめのために使われるものであり、
処刑された人の死体はお世辞にも正視に耐えるものではない。
十秒ほど立って、ゆっくりと羽が開けられる。そこには全身から血を流した灑薙麗が力なく立っていた。
「まだ・・・まだだよ・・・」
それでもなお戦おうという意気を見せる。ゆっくりと那雪姫と間合いを取る灑薙麗。
「ちょ・・・まだやるの!?」
驚きの声を上げたのはアンナだった。既に立っていることすら精一杯なのに戦おうとする灑薙麗が理解できないらしい。
「退けないんだよ。幼馴染として。一人の格闘家として。何より、朝闇薙としてね。」
殺すか殺されるか。それが一族の背負う運命。闇の道を歩き、光を裂く。決してほめられず、決して受け入れられない。
その一族としてのプライドが灑薙麗を突き動かしているのだ。
「次が最後だな。」
遙は断言する。いや、客観的に見てもそのとおりだろうが、それでも重い一言だった。
「いくよ・・・」
力なく歩み寄る灑薙麗。それに応えるは・・・
「パール・ザルク。」
容赦ない一撃。
灑薙麗は、那雪姫の体のいたるところから現れ、寸分違わず体を貫く短剣を避けなかった。
否、避けることは一切できなかった。そもそもそんな力自体残っていなかったのだ。
だが、那雪姫は容赦なく灑薙麗を打ち崩した。灑薙麗は体に二十数本の短剣をさし残したまま、大地に倒れこんだ。
「さて・・・アンナ、二人を早く保健室に連れて行ってやれ。クリス先生がいるから。」
「わかった。」
急いで二人の元に向かおうとするアンナ。
「急げよ。そろそろ俺も限界だから。」
「わかってるって。」
アンナはそのまま屋上から飛び降りて二人の下に駆け寄ると、灑薙麗の肩を持って保健室に運んだ。
三人が保健室に入ったのを確認すると遙はとめたときを再び動き出させた。
「っつ・・・だりい・・・」
遙はそのままふらふらと給水塔の裏に回ると死んだように眠り始めた。
屋上では突然いなくなった二人を探したり、混乱している生徒たちで喧騒はしばらく続いた。
「ん・・・」
既に日は暮れ、夜になっていた。遙はあれから眠り続けていたのだ。
(さすがに寝すぎたか・・・?)
かれこれ十二時間近く寝ているのだ。寝すぎであろう。
「とにかく帰るか。」
やれやれ、と立ち上がった遙だが後ろに視線を感じて振り向いた。
「なんだ?どうした?朝比奈?」
そこに立っていたのは今朝方那雪姫に殺されかけた灑薙麗がたっていた。
「うん。私も三十分くらい前に起きたの。あ、那雪姫が今車でこっちに来てるってさ。」
「じゃあ行くか。」
そのまま階段を一緒に下り始めた。
「強かったなあ・・・那雪姫・・・。」
朝のことをしみじみと思い出して一人感慨にふけっている。
「当たり前だ。いくらお前が覚醒した一族朝闇薙であっても、神体者としちゃあ二流だよ。
それに、あいつは俺とタメ張るんだ。勝てるやつなんていないだろうよ。」
「だろうね。朝、私、結局人間なら二回死んじゃったけど、本来なら十回近く殺されてるよ。それなのに殺さなかったんだから。」
灑薙麗は気づいていたのだ。神体者として、一族として、格闘家として、完膚なきまでに那雪姫においていかれているということに。
「しかし、よくそんなにも早く回復したな。」
いくら神体者といえども今回はオーバーキルだったのか遙はそんなことを聞いた。
「ああ、クリス先生に直してもらったの。」
「あの子自分が魔力持ってるって隠そうとしてなかったっけ?」
「うん。口外無用って言ってたけど、使わなかったらマジでやばかったんだってさ。」
あれだけ串刺しにされたのだからそれも無理はなかろう。
「ふーん。ま、無事ならそれでいいけど。あ、それと・・・」
「わかってるよ。これからは控えます。あと、あんまり力を使うな。でしょ?」
遙が先に釘を刺そうとしたことを先に灑薙麗が告げる。
「ああ。俺らの力はお世辞にもほめられたもんじゃない。本来ない力なんだし。その上、誰かの助けになるにしても、いわば丘の黒船だ。
ジョーカーみたいなもんだから切らないに越したことはない。
あと、本来あんなふうにみんなの前でやるもんじゃない。裏でやるべきだったんだ。」
それもそのはず、神体者同士の戦いは常に今朝のようになる。
そのため一般の人には見せられないことが多い。遙が時を止めたのはそれが最たる理由だったのだ。
「だめだしばっかりだね。」
「あたりまえだ。一〇〇点満点中二十点ぐらいだな。」
「あう。」
へこむ灑薙麗。
「で?話は変わるけど三課に入るんだって?」
今朝アンナに聞いたことの確認を一応取る。
「うん。二人がいなくなったらアンナちゃんだけになるんだから。連中がいなくなるまで戦うよ。わたしは。」
灑薙麗は何かを決心しているかのように、また自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
「無理はするなよ。確かにお前は強いけど、油断って言うのはどんなに強くても死に直結する。
かといって自信を持つなとは言わない。ある程度の自信は必要だからな。」
遙は経験豊富な先輩としての忠告をした。遙もぱっと見、油断しているように見えるが、あれは世界最強だという自信の表れなのだ。
とはいっても那雪姫と戦うときはあんなにはへらへらしていない。つまるところ遙は選別眼が優れているのだ。
相手がどこまでできるかを見切る目を持っているのだ。
「りょうかい。」
ちょうど校門に着いたところで那雪姫が車に乗って現れた。しかし、車はNSXではなく、白いバンだった。
しかも後部座席にはアンナまで乗っている。
「どうしたよ?そんなもんで来て?しかもアンナまで・・・」
特にこれといった予定もないはずだが・・・と思っている遙に那雪姫は、
「特に予定がないからこれできたんですよ。まだアンナには私のウエディングドレス姿を見せてませんから見せてあげようと思って。」
「いーなー。結婚かぁ・・・ウエディングドレスいいなあ・・・」
うらやましげに遙と那雪姫を交互に見る灑薙麗。
「よかったら灑薙麗も見る?」
その言葉を待っていたかのように灑薙麗は車に飛び乗る。
「さ、遙君も早く乗ってよ。はやくはやく!」
「そんなにせかすな。」
遙が助手席に乗り込むと車は家に向かって走り出す。
「えっと・・・どう?」
ウエディングドレスに着替えた那雪姫を二人は口をあけてほうけたようにじっと見た。
「似合って・・・ないかしら?」
思いもよらぬ言葉に二人はふとわれに帰って、
「そんなことないよ!似合ってる!あんまりに綺麗だったからびっくりしちゃって・・・」
「うんうん。似合ってる!すっごく似合ってる!あーん、遙君にはもったいないよ〜。私がお嫁さんにほしいよ〜。」
興奮気味の二人。灑薙麗はあまりのことに性格まで変わってしまっているようだ。
「おい。最後のあたり、聞き捨てならんぞ。俺にはもったいないってどういうことだよ?」
「あ、いや、ごめん。ちょっと言い過ぎたかな。うんうん。で?遙君の衣装は?」
「タキシードに決まってるだろが。大体ほかに何の服着るんだよ?」
微妙な発言にすかさず突っ込みを入れる遙。男性の衣装なんか聴くまでもないはずだが。
「そうだなあ・・・義兄さんならスカートでも似合うと思うけど。」
「それじゃあ、同性結婚に見えちゃうよ。」
話がどんどんあらぬ方向に進んでいる。
「確かに。未だに義兄さんのこと本当は女の子じゃないかって思ってる人多いし、会員が男限定のファンクラブがあるぐらいだし。」
ある意味問題発言である。確かに女装すれば、百人中百人女だというような顔ではあるのだが。
「そんなのまであるのかよ・・・」
あきれ果てる遙。一年の頃から勘違いで告白してきた人は数知れず。二年になってもそれは変わっていない。
その裏にはそんなものまであると知ったのは初めてなのだろう。相当ショックを受けている。
「それならいっそのことフリフリのヒラヒラで・・・」
「あ、ゴスロリ服?似合うかも・・・」
二人の妄想はとんでもないところまでいっているようだ。今この二人のなかで遙はフリフリでヒラヒラの服を着せられているに違いない。
「きゃ〜!似合うよそれ!どう?遙君そういう服で式を挙げるっていうのは?」
もう戻ってこれないようだ。
「・・・はぁ・・・」
「何なら着てみます?」
「何でそんなもんがあるんだよ!っていうかだしてくるな!」
大声で抗議する遙。那雪姫の持つ服に目を向けたアンナと灑薙麗。ふと気づくと那雪姫はいつのまにか私服に戻っている。
「そうそうこれこれ!」
灑薙麗は目を輝かせて服を受け取る。アンナがすかさず遙を羽交い絞めにする。
「おい!こら!やめろ!服を脱がすな!ってか、那雪姫!何でお前まで・・・!」
二人から羽交い絞めにされている以上、抵抗の仕様がない。しかもその一人は那雪姫だから始末が悪い。
那雪姫は完全に遙のことを知り尽くしているためきっちりと締め上げている。おまけに、アンナは抵抗できないように腕と足を紐で縛った。
「やめろ!いやだ!そんなもの着せるなぁ!」
だんだんと涙声になる遙。女装には嫌な思い出があるのだろうか。
「無理ですよ遙。灑薙麗はああいう服好きですから。ああなると止まりません。」
「やめてぇ!!」
本気でいやらしい。
「よっと。」
なれた手つきで遙の服を脱がし、持っていた服を着せる灑薙麗。
五分後・・・
「く・・・屈辱の極みだ・・・」
そこにはフリフリでヒラヒラの服を着た遙がいた。
「うわ・・・ここまで似合うとは・・・」
着せた本人が驚いている。
「そのまま女の子として生きるのもいいかもしれませんね。」
婚約者の言葉とは思えない言葉である。
「に・・・似合いすぎ・・・」
笑いすぎてまともに息ができていない人が若干一命。
「おまえら・・・」
遙は早く脱ぎたいのか必死になって腕と足を縛った紐をほどこうとしている。
「那雪姫、たのむ・・・写真だけは勘弁してくれ。」
カメラを取り出す那雪姫に一言。しかしむなしくシャッターを切られてしまう。
「じゃあ次は・・・」
違う服を選び始めたそのとき、電話のベルがなった。
「なに?これからいいところなのに・・・。」
思い切り不満そうな灑薙麗。それでも一応電話ということで静かにしている。といいながらも次に着せる服を選んでいる。
「はい・・・すぐにですか・・・?はい・・・わかりました。」
電話を切った那雪姫の顔には今までのような笑みはなく、真剣そのものの表情になっていた。
「どした?なんかあったのか?」
「フォウさんがすぐに来てほしいって。中央公園にいるらしいわ。」
「・・・わかった。車出しててくれ。アンナ、朝比奈、お前らはこの腕と足の紐ほどいてから行け。これじゃ着替えられん。」
まあ、着替えていくのは当たり前だろう。こと切迫した状況のようなのにこんな服で行くのは場違いだろう。
が、この当たり前の一言が悪かった。
「時間無いんだからこのまま行くよ!」
「灑薙麗先輩、足持ってください。」
いくら急いでいるとはいえ、着替えるべきなのではという遙の正当な意見は却下された。
正確には却下ではなくこのまま連れて行ってやるという二人の思惑なのだが。
「ちょ・・・待て!おい!こら!」
そのまま遙は二人に抱えられスカイラインのトランクの中に放り込まれた。
ちなみに遙たちは、白いNSX、白いバン、白いスカイライン、白いヴィッツと四台も車を持っている。
トランクに入れられたのは、スカイライン自体2ドアで、後ろに乗れなくも無いが、暴れたら大変だからという二人の考えらしい。
「あれ?遙は・・・」
「トランクの中。大丈夫。さ、急ごう!」
灑薙麗の言葉を皮切りに那雪姫は思い切りアクセルを踏み込んだ。
あとがき
はい。というわけで五話目です。
(フィーネやっと五話目ね
そうだなあ。早くも五話目だなあ・・・
(フィーネ)まだ五話じゃない。と、そういえば今回は結構生々しいねえ。後半はギャグなのに。
神体者同士が本気でぶつかったわけだから、仕方ないとは思うぞ。
大体、その中でもあの二人の能力はぬきんでてるし。後半はまあ、仕方ないということで。
(フィーネ)まあいいけど、あの二人は私みたいにつよいの?
いや、お前なんか足元にもおよばんだろ。
(フィーネ)え〜。こんなのもできるのにぃ?
まて!!次は何だ!何の武器だ!!ってちがう!?紅赤○!?マーブルファンダズマの次はそれかっ!!
(フィーネ)どう?
どう?じゃない!!そんな物騒な!!って言うかまだ月○ネタ続くの!?
(フィーネ)すべてを奪いつくして差し上げます!!
おまけにまたメルブ○か!?ぎゃああああああああああ!!!!!!!!
(フィーネ)ふう。すっきりした〜♪じゃ、また六話であいましょ☆
は、早い投稿です。
美姫 「誰かさんも見習わないとね」
は、反省……。
美姫 「そう言えば、昔反省だけなら…、っていうのがあったわね」
ああ、あったな。………何が言いたいのかな?
美姫 「べっつにー。アンタはそれ以下だし」
グスグス。美姫ちゃんが虐めるの…。
美姫 「はいはい、馬鹿やってないの。さて、最後の電話は一体何だったのかしら?」
気になる、気になる。
次回を乞うご期待!だな。
美姫 「次の投稿も楽しみに待ってます♪」
ではでは。