次の日、朝になっても遙は帰ってこなかった。だが、那雪姫は特段あわてることも無く学校へ行く準備をして、
当然のことのように遙の制服、鞄も一緒に車に乗せ手学校に向かった。
ちょうど校門に差し掛かった頃、そこではトラブルが起きていた。
どうやら見てわかる範囲では、不良が女子生徒にからんでいるようだった。
「まったく・・・いつの時代にもいるんですね。こういう人たちは・・・」
そういって車から降りた那雪姫は不良に向かって歩み寄る。
からまれている女子生徒は那雪姫がこちらに向かってきていることに気づいて、ほっとしているようだった。
が、突然那雪姫の足が止まった。いや、正確に言えば助けに行こうとする気はあるのだが、体がまったく動いてくれない。
那雪姫は自分に何が起きているのかさっぱりわからなかった。だが、ひとつだけわかったのは何かが来るということだけだった。
そんなことを那雪姫が思っているうちに不良は不意に女性との腕をつかんだ。
否、つかもうとした。だが不良も体がピクリとも動いていない。自分に何が起きているのかわからず少なからず混乱しているようだった。
が、そのとき、完全に音のなくなっていた校門の前に足音が響いた。那雪姫は直感した。
来た、と。そして同時に驚愕した。
たった数時間でこれほどに強くなれるものなのか、たった数時間でこれほどに妖気を高めることができるのか、と。
だんだんと足音が近くなる。不良は一歩も動こうとしない。
本能的に逃げなければと思っているのだろうが、体が言うことを利いてくれない。そして那雪姫の隣で足音が止まった。
「悪い。ちょっと時間がかかりすぎた。」
妖気を発する張本人、遙がそこに現れた。
「少し遅かったですね。何かあったんですか?」
那雪姫は振り返って遙をみる。
「ああ。神格者にはすぐになれたんだけど、ちょっと用があってな。ま、このことはあとだ。で?お前は何してる?」
遙は再び不良を視界に収めた。不良は、何とか全力を振り絞って逃げ去った。恐怖心に何とかして打ち勝ったのだろうか。
「あらら。逃げちゃって。最近の若者ときたら。」
そういって振り返り、那雪姫にたずねる。
「制服とかはやっぱり家か?」
那雪姫は微笑んで、
「いいえ。ちゃんと持ってきていますよ。車の中です。」
「持ってきてくれたのか。ありがと。」
そういって車に乗り込む二人。
「じゃあ、着替えててください。私が車を運転しますから。」
そういってハンドルを再び取る那雪姫。
「わかった。任せる。」
そういって、二人を乗せた車は何事もなかったかのように校門をくぐっていく。
「そういえば、神格者にはなれたんですよね?」
那雪姫が遙に成果を尋ねる。
「ああ。」
そこでふと那雪姫はあることに思い当たる。
「そういえばヨルムンガルドは・・・?」
その言葉に遙の表情は微妙になる。なるべく考えないようにしていたかのような、苦虫を噛み潰したかのようなそんな表情だった。
「ああ・・・それは・・・」
「何かあったんですか?」
「たぶんすぐにわかると思う。俺としちゃあんまり受け入れたくないんだが・・・」
そういって机にうつぶせになる遙。
「?」
よくわからないままホームルームが始まる。
「はい、席についてくださーい」
そういって入ってきたのは担任の教師ではなく保健婦のクリス先生だった。
「えーっと・・・みんないますね?」
そういうクリス先生の姿は教卓に頭の一部以外隠れて見えない。
みんな笑いたいのを必死になってこらえている。クリス先生は今になってそれに気づいたのか、大慌てで謝る。
「す、すいません!」
思い切りお辞儀をするクリス。思い切りお辞儀をしたわけだからどうなるかはわかるだろう。思い切り頭を教卓で打ち付けた。
「あ、あう・・・」
それが教室に笑いの火をつけた。必死になってこらえようとしていたが、
あまりにベタな展開のため、ついに我慢ができなくなったようだ。
「そ、そんなに笑わないでくださいよぅ・・・」
今にも泣き出しそうなクリス。みんなは何とかして笑いを納めたが、少々ひきずっているようだった。
「え、えっと・・・今日は転校生を紹介します。突然ですが、仲良くしてあげてくださいね。じゃあ、入ってきてください。」
その言葉が終わると、教室に一人の女性が入ってきた。
その一糸乱れぬ造形美のような美しさにすべての生徒が目を奪われた。が、那雪姫は別の意味でおどろいた。
「ちょ・・・遙、あれって・・・」
「ああ。」
うんざりしたような口調で言い放つ遙。教室に入ってきた女性は教壇に立つと、
「蛇神闇音『へびがみ やみね』だの。二年間よろしくだの。」
独特な言葉尻。それはまさしくヨルムンガルドのそれだった。
「蛇神さんは、元華族の家柄で、今まで家庭で教育を受けてたので、学校に来るのは初めてです。
わからないこともあると思うので、いろいろ教えてあげてくださいね。」
当然のように沸き立つ教室。
「あ、そういえば、遙君のいとこなんですよね?」
その言葉に一斉に遙に視線が注がれる。
「ま、そんなとこですかね。」
そっけなく言い返す遙に、闇音は、
「なんだ。ずいぶんそっけないの。まあ、確かに我はもう必要ないかもしれんが、
今まで世話になったものにそれはないんではないかのう?」
この二人の関係がはっきりわかっていれば疑うようなことではないんだが、このクラスの中でそれを知るのは那雪姫だけだった。
と、言うことはこの発言は誤解を招くには十分すぎる言葉だということだ。当然、教室内は一気に騒がしくなった。
「お前ら誤解するなよ。こいつは昔世話になっただけだ。それと蛇神、誤解を招くようなことは言うな。」
「闇音でいいの。」
以前の一件(灑薙麗を名前で呼んだ件)を知っているにもかかわらずそんなことを言ってくる。
「いいんじゃないですか?別に。」
この言葉には遙が驚いた。
「へ?いいの?」
「別に今までもそうだったじゃないですか。って言うかあれは苗字じゃないでしょ?」
遙と那雪姫、闇音以外の生徒は完全に話からおいていかれている。まあ、いた仕方のないことなのだが。
「はあ・・・。」
思いっきりため息をつく遙。クリスは意味がわからないまま少々混乱気味になっていた。
「えっと・・・じゃあ、席は遙君の後ろということで・・・」
「ちょっと待て!!なんで俺の後ろなんだ!?俺の後ろは確か高橋だったは・・・・ず・・・?」
そう言いながら振り返る遙。が、高橋という生徒がいるはずの席は空席だった。
「あ、高橋君は今日、転校しました。」
やけにあっさりと言い放つクリス。
「ちょっと待て!おい!闇音!お前何しでかした!?」
だんだん遙もパニクってきたようだ。
「何?特に何もしとらんの。ただ、教室に空きがないようだから、転校させただけだの。」
十分にやりしでかしてくれている。
「もういい。なんか疲れた。」
そういって席を立つ遙。
「ちょ、ちょっとどこに行くんですか遙君!?」
「ちょっと屋上で寝てきます。そういえば昨日ろくに寝てないんで。」
かなり自分勝手な理由だがクリスはいつものことといわんばかりにそれを容認した。
「那雪姫、昼休みになったら起こしに来てくれ。」
「ちょ・・・そんなに寝るつもりなんですか!?」
大あくびをかみ殺しながら当たり前だといって教室を出る遙。
「まったく・・・。」
那雪姫が呆れていると隣で声がした。
「まあ、今日は許してやるの。あやつ、神格になるだけでなくよけいなこともしてきたから疲れとるんだの。」
そういって遙の後ろの席に座る闇音。ほかの生徒は二人の会話を気にしながらもクリス先生の話を聞いている。
「余計なこと?」
「そうだの。あやつ、我の使う剣術を体得して神格になるには余り時間がかからなかったんだの。
ただ、あやつは神格のランクを一気に上げようとして四時間ぶっ続けで昇格試験を受けておったからの。
正直驚きだの。人類初の神格者がなった当日に最高位の聖騎士(パラディン)のまでなるとはの。」
那雪姫は少し首をひねった。よくわからないのだろう。
「少し説明するかの。まず初めに神格者になったときのクラスは闘士(ファイター)から始まって、
最高位に行くまでに約二百の昇格試験を受けねばならんだの。そしてその最高位が聖騎士なんだの。
ちなみに階級的には神の中でも上から数えて何番目のランクだの。」
微妙な顔をして那雪姫がたずねる。
「妖刀使ってるのに聖騎士(パラディン)なんていわれても・・・」
至極当然である。聖騎士なのだから、妖刀を使ったりするのはおかしい。とはいえ、階級がそれしかないのなら仕方ないが。
「そのことか。一応形式上は神格聖騎士となっとるが、実際は暗黒聖騎士(ダークパラディン)だろうの。
おまけに、そこまでランクを上げたせいか、せっかく我が剣術を教えてもまったく意味がなくなったの。」
「なんで?」
教えた剣術が意味を成さないとはどういうことだろうか。とおもったのだろう。
「ランクが暗黒聖騎士になったら、黄泉平坂が鎌になったんだの。
まあ、形状は説明しにくいが、まさか形状が変わるとは我も思っておらなんだの。
ま、知りたいなら戦ってみるといいの。とんでもなく強くなったあやつとの。」
確かに鎌なのに剣術は意味を成さないだろう。そしてその言葉の雰囲気からして闇音も恐れるほどの強さなのだろう。
「面白いですね。どれだけ強くなったか興味ありますし。」
その言葉にすぐに食いつく那雪姫。さすが、戦うことが好きなだけはあるといったことだろうか。
「かまわんが、ヤツに鎌を振らせるのは至難の業だの。
我もヤツが暗黒聖騎士になってから何度か戦ったが、五回しか振らせることができなんだの。」
神の中でも上位に含まれるヨルムンガルドですらまともに戦えていないということは、遙の強さは一体どれほどのものなのだろうか。
想像もつかない。
「へぇ・・・」
にもかかわらず那雪姫の顔は微笑っていた。
「ま、ほどほどにするんだの。命あって・・・っと、那雪姫嬢ちゃんにこんなことは関係なかったの。
とにかくあまりやりすぎるとひどいことになるからの。那雪姫嬢ちゃんたちでなくまわりがの。」
「たしかに。」
そういって微笑む那雪姫。しかし、那雪姫はもう遙と殺りあうことを決めているようだった。
と、突然天井が抜けた。正確に表現するなら天井が抜けて上からアンナがふってきた。
「って〜。」
頭をなでながら立ち上がるアンナ。しかし制服はところどころ破れていたり、血がにじんだりしていた。
「おいおい。もう終わりか?お前ちょっと弱くなっただろ?」
天井の穴から顔を出して覗き込む遙。そのまま穴から自分の教室に入ってくる。
「あれ?クリス先生?あ、ここ俺の教室か。」
今頃気づいたのかというような雰囲気だ。天井が抜けたところは机がなかったので生徒に被害がないのは唯一の救いだろうか。
遙は左手に大きな六角形の宝石がついたガントレットをつけ、巨大な鎌(元は黄泉平坂なのだが。)
―形状はパルチザンをそのまま大きくしたようなものだ。とはいっても、柄の部分は二、五メートル、先の槍の部分が五十センチ、
斧の部分もそれに見合って巨大化しており、何より鎌だと一見でわかるのは、
斧の逆側についているスパイクが一,五メートル大の鎌になっていたからだ。―を、肩に背負っていた。
これが闇音ですら数回しか振らせることができなかった鎌だろう。
「一体どんだけ強くなってんだよ・・・冗談抜きで本気なんだけど・・・」
そういったとたん天井が再び崩落した。その上、天井全体に大きな亀裂が入った。
「ちょ・・・一体なにをしてるんですか!」
さすがに見かねてクリス先生が叫ぶ。しかし、一向に二人はやめる気配を見せない。
「でも、まだまだ!まだ義兄さんに一度もそれを使わせてないからね。」
完全にクリス先生を無視した発言を行うアンナ。それに応える遙もまた、完全にクリス先生を無視していた。
「なんだ。これも使ってほしいのか。いいぜ。使ってやる・・・よっ!!」
そういって思いっきり上段から巨大な黄泉平坂を右手ひとつで振り下ろす。
鎌から放たれた膨大な妖気の刃は教室の壁を突き破った。アンナは当然のように外に放り出される。
同じ教室にいた生徒は全員何が起こったのかわからず呆けている。
「ばかもん!!こんなところでデス・カッターなんか使うな!!皆を巻き込むつもりかの!」
突然、闇音が叫んだ。今の技はデス・カッターと呼ばれるのだろう。
それよりも闇音がそこまで言うのならあの技の破壊力はすさまじいものなのかもしれない。
「大丈夫だって。かなり加減してるから。そうしないとアンナでもただじゃすまないだろうからな。」
そういって黄泉平坂を振り回す遙。傍目から見るととても危ない。
「危ないですから続きは外でやってください。」
那雪姫は戒めるようにいった。クリスの言葉には従わなかったのだが、不思議と那雪姫のいうことは素直に聞く遙。
そうして遙はアンナを追うように完全に崩落した教室の壁があったところから飛び降りた。
「まったく・・・教室だということも忘れてひどいことをやるもんだの・・・」
そういって那雪姫の顔を見た闇音は那雪姫の表情を見て息を呑んだ。
笑っているのだ。しかもかなり目がいってしまっている。それはもう、我を忘れて、本気で殺りあっている時の目だった。
「お、おい・・・那雪姫嬢ちゃん・・・」
闇子の言葉が言い終わらないうちに那雪姫の背から巨大な機械仕掛けの羽が現れ、
同時に左手が美しい装飾の施されたキャノン砲になっていた。
「バベル・カノン・・・」
闇音は信じたくないといったような声だった。一体何なのかはわからないが神ですら恐れるものということはかなりヤバめなのだろう。
「ま、待つだの!!そんなものをこんなところで撃ったら・・・」
闇音が最後まで言い終わらないうちに無造作に左手をグラウンドの遙に向けて、それを放った。
「っつ!!」
闇音はその一瞬で校舎と近隣の家屋全体に結界を張った。
次の瞬間すさまじい轟音が響き渡った。砂煙がグラウンドから消えるとグラウンドに深さ十メートルはあろう、
巨大なクレーターができていた。
生存者はいるのだろうか?いや正確に言うなら二人は生きているのだろうか。
那雪姫の今の一撃には一切の手加減がなかった。本来ならこの町が消し飛んでもいいような一撃だった。
普通、自分の婚約者にそこまでするだろうか?おまけに実の妹までいるというのに。
「那雪姫嬢ちゃん!!」
さすがの闇音も限界だったのだろう。かなりの声を上げて那雪姫に近づく。が、
「これも効かないなんてね・・・・」
那雪姫がそうもらした瞬間、妖気が閃く。それと同時に、左手のキャノンはものの見事に切断され、地面に音を立てて落ちた。
「出鱈目な破壊力だなおい・・・」
言葉の先には遙がいた。いつ教室に戻ってきたのかすら、誰一人として気づいていなかった。しかし、遙も無傷ではなかった。
「アンナを守って俺も無傷で済ませようと思ったけど、右腕持っていかれっちまったよ。」
そう。遙は右手を失っていた。しかし、出血は一切ない。かえってそれが不気味に見えてしまう。
が、そういっているうちに右腕は何もなかったかのように再生する。
と、そのときガラスをたたいて割るような音が周辺に響き渡った。
その音は那雪姫と灑薙麗が戦った際に遙が時を止めたときのそれと同じだった。
「いい加減にしてください!!ここをどこだと思ってるんですか!!」
声の主はクリスだった。顔を真っ赤にして本気で怒っている。あまりの怒りようにさすがの那雪姫と遙も正気に戻った。
「ここは学校なんですよ!!ほかの人を巻き込んだらどうするつもりだったんですか!!
そもそもそんな力をむやみやたらに使わないでください!!」
かなりきているのか隣のクラス、いや、二年生棟に響き渡るような声だった。が、ほかの生徒は顔色ひとつ変えていない。
正確に言うなら誰一人として動いていない。それどころか壊れたはずの壁や天井が修復されている。
「ちょ・・・落ち着いてください。クリス先生。」
かなり驚いていた遙が何とかしてこの状況を治めようと言葉を挟んだ。
「これが落ち着いていられますか!!元はといえば遙君が悪いんです!!
遙君がホームルームをサボって屋上に行かなければこんなことにはならなかったんです!!
第一、遙君はサボり癖がひどすぎるんです!!あと二日で遙君は一家の大黒柱になるんですよ!!
なんでそこまでのほほんとしてるんですか!!そんなことで那雪姫さんを守っていけるんですか!?」
ついに話は二人の結婚にまで及んだ。クリス自身、感情に任せていっているのだろうが、結構説得力のあるものだった。
一方、遙はかなりオロオロしていた。
「ちょ・・本気で落ち着いてくださいってば・・・」
再び落ち着くように促す遙。が、もう我慢できませんという感じで更にクリスは続ける。
「那雪姫さんもちゃんと止めてください!!那雪姫さんじゃないと止められないのはわかってるでしょう!?
それなのに一緒になって暴れるとはどういうことですか!!教壇にいたのが私だったからよかったものの、
ほかの人がここにいたらどうするつもりだったんですか!?二人は加減しているようですけど、いつ被害が及ぶかわかりません!!
遙君もさっきのように片腕がない状態でぴんぴんして戻ってこられても、見た人は精神的にショックを受けます!!
そこまでちゃんと考えてください!!確かに二人とも元『旅団』のメンバーで、多少常識からかけ離れていても仕方ありませんが、
こっち側にいるときはこっち側の常識に従ってください!!」
一通り言い終わったのか、クリスは大きく肩で息をしている。遙たちはあっけに取られて立ち尽くしている。
闇音は言わんこっちゃないといわんばかりにため息をつく。
「「す、すいません・・・」」
同時に謝る二人。
「まったく・・・じゃあ、ホームルーム続けますから三人とも席についてください。」
そういって、遙、那雪姫、闇音に着席を命じる。三人が席に着くと同時に再びガラスが割れるような音がしてほかの生徒が動き出した。
「はぁ・・・」
かなり大げさにため息をつくクリス。このため息の理由を知る生徒は遙たち以外にはいなかった。
あとがき
さて、久しぶりの第九話です。
(フィーネ)あいも変わらずばたばたした話ねえ。
仕方ないだろう。こういう展開すきなんだから。
(フィーラ)まあいいや。とにかく遙は強くなったわけだ。
そうだな。本気はいつになったら出すのやら。
(フィーネ)出させてないだけでしょ?
まあそうだな。第一、本気出したら戦いがすぐに終わっちまう。
(フィーネ)へぇ〜。で?次はどんな感じになるのかな?
ついに待ってましたの結婚式・・・ではなくその前哨戦みたいなもんだな。
(フィーラ)延ばすわねえ・・・
延ばす気は無かったんだが、ずるずると・・・
(フィーネ)まあ、待ちましょうか。ということで、わたしたちも・・・
あ、なんかやな予感・・・
(フィーラ)やりますか!
ちょっとまて!!今回は何もしてないじゃないか!!
(フィーネ)あんたを殺るのに
(フィーラ)理由は要らないの!!
んな馬鹿な!!!
(フィーネ&フィーラ)ツイン・エクステンション!!!
きゃうっ!!
(フィーネ)あ、やっぱり消滅しちゃったか。
(フィーラ)まあいいか。それじゃあ第十話で♪とらハ4ともどもこっちもよろしく〜♪
はい、投稿ありがとうございました。
美姫 「こういったバタバタした話、私は結構好きだけどね」
俺も。
そして、次回はまだ結婚式ではないという事。
美姫 「結構、待ち遠しいけど、その前にどんな事が起こるのかも楽しみという、この反した気持ち」
つまり、大人しく次回を待てという事だな。
美姫 「うぅ〜。楽しみに待つわ」
そういう訳で、次回を震えて待て!
美姫 「何故、震えないといけないの?」
………ではでは。