家に帰り着くと、そこにはアンナの姿があった。
「あ、義兄さん、姉さん、お帰り。さっきフォウさんからけりがついたって連絡あったんだけど。」
どうやらアンナは今回の事件か終わったことに確認を取りに来たらしい。
遙たちは経緯を説明すると、立ち話は何だということでアンナに家に入るように言う。
家に入ると、遙は炎火を寝かせるために二回に上がり、那雪姫は下で遅めの夕飯の仕度を始めた。
「そういえば、義兄さん炎火先輩とも付き合ってるんだって?灑薙麗先輩が言ってたけど。」
アンナは一人リビングにいるため、暇をもてあまして那雪姫と話し始めた。
琉羽と侑羽は先にお風呂に入っているために、話し相手がいないのだ。
「ええ。それがどうかしましたか?」
「いや、なんとなく聞いてみたかったんだけど、姉さんはそれでいいわけ?」
どうやら、アンナは遙が炎火と付き合うことに納得がいかない様子である。まあ、妹としては当たり前のことではあるが。
「ええ。正直、遙を私一人で受け止める自信ありませんから。むしろ炎火がいてくれることで、私のほしい遙が手に入るというものなんです。」
アンナはよくわからないという顔をして腕を組んで考え込んでしまった。まあ、わかりにくいといえばわかりにくい表現ではあるが。
「なんか、よくわかんないけど、姉さんがそれでいいっていうなら私はかまわないよ。」
アンナは深く考えることをやめて那雪姫のいるキッチンにまでやってきて包丁を持つと、これから切るキャベツを器用に切り始めた。
「今日からまた姉さんたちにはしばらく会えないし、手伝うよ。」
「もう転校先に行くの?」
那雪姫は動かしていた腕を止めてアンナに確認する。アンナはなおも腕を動かしながら那雪姫に答える。
「うん。場所が場所だし、転校の手続きとかまだ終わってないから。それに、向こうに強いやつがいるかどうか探さなくちゃいけないしね。」
アンナはそういうと包丁を置くと不意に那雪姫の顔めがけて右こぶしを放った。
しかし、那雪姫は動じることもなくそのこぶしをまっすぐに見つめる。
「強くなって帰ってくるから。次会うときは必ず姉さんを倒してみせる。」
アンナはそれだけいうと那雪姫の眼前にあった拳を収めてまっすぐ那雪姫を見つめる。那雪姫はうっすらと笑みをうかべて、
「いいわ。強くなってきなさい。私も強くなるから。」
そういって再び料理に戻る。アンナもその姿を見て再び包丁を手に持ち、再び料理に戻った。
九重家二階。遙はまだ炎火の部屋にいた。遙は特段やることもなかったので、炎火のそばにいることを選んだようだ。
那雪たちのところに行かないのは二人がしばしの別れの挨拶をしていると気づいているからであろう。
遙は炎火の額にそっと手を当てて、しばらくじっとしていた。
「まったく、無茶しやがって。今回は勝てたからいいものの、どこからどう見てもお前の力量以上の相手だったろうに。」
遙は誰に聞かせるでもなく、一人つぶやいた。遙は今回の炎火の戦いはすでに能力を超えた
オーバーワークであるということに気づいていたようだ。
「とはいえ、気づいていたにもかかわらず相手させた俺も俺か。」
そういうと自嘲気味に笑うと炎火の額に当てていた手を離し、そっと部屋を出ようとした。
「わかっていましたわよ。自分でも華香の相手はつらいってことは。」
遙は突然炎火の声がしたため、驚いて振り返る。そこにはすでに起き上がった炎火の姿があった。
「腕・・・那雪姫が治してくれたんですのね。」
炎火はそういうと機械でできた自分の腕を動かしてみる。それは驚くほどスムーズに炎火の意のままに動いた。
「おまえ・・・」
遙はそれを見て何かを言おうとしたが、その前に炎火の言葉で遮られてしまう。
「華香が今の私以上に強いということは気づいていましたわ。最初に図書館であったときに。
それでも私は華香と戦わなければならなかったんです。」
うつむいたままの炎火の頬には一筋の光るものがあった。
「私の力が正直紙使いの中でもほとんど最低ランクであることは知っていますわ。
でも、遙と・・・あなたとともに生きていくにはあれくらいできないといけないって思って・・・・。
親友だからほかの人には殺させたくないって言うのは建前で・・・本当は・・・・」
そこまで言うと炎火は顔を手で覆い、泣き崩れてしまった。遙はそんな炎火を見てそっとそばに寄り添って抱き寄せた。
「いいんだよ。お前は無理しなくても。そんなときのために俺たちがいるんじゃないか。」
「でも!」
遙は反論しようとした炎火の口を自らの唇でふさいだ。しばらくして、遙は唇を離し炎火に向かっていう。
「最初に言っただろう?お前と那雪姫の占めている心の部分は違うって。俺はあいつに肉体的な面で支えてもらってる。
それは今回のようなときでも一番に信頼してるのは那雪姫だ。」
遙はめったに見せることのないまじめな顔で炎火に言う。炎火はその遙の顔をじっと見つめていた。
「でも、俺はお前に精神的な面で支えてもらってる。今回のようなときもお前が精神的な支えだったんだ。
お前に言うのは初めてかもしれないけど、俺は先天的な戦闘サヴァン症でな。
今まではヨルムンガルドが俺の体にいてそいつのおかげで何とかなってたんだけど、神格になってあいつも俺の体を離れた。
神格になって多少は自制が利くようになったけど、それでもやっぱり押さえられそうにないときもある。
でも、お前といると何でか知らないけど、落ち着けるんだ。だから俺はお前が必要なんだ。
那雪姫だってお前に俺と似たような感覚は持ってるはずだ。だからさ。刃は俺たちが持つ。
非日常的な世界のことは俺と那雪姫、そして侑羽と琉羽が受け持つ。だから、お前は刃をもたなくていい。
日常的な生活の中で俺たちを支えてくれ。俺は、お前にそうであってもらいたい。
お前だけでも、こっちの世界に染まらないでもらいたいんだ。」
遙は炎火をまっすぐに見つめてしっかりとした口調でそう告げた。
炎火は瞳を潤ませて遙を見つめていたが、涙を拭くとうっすらと微笑んだ。
「はい。」
炎火は返事をすると遙に抱きついた。遙も答えるように抱きしめたが、一階から二人を呼ぶ声が聞こえてきたため、
名残惜しそうに離れ、二人で一階に降りた。
二人が一階に着くと、家族五人と一人で食事を取った。始終明るい雰囲気で食事は済んだが、
やはり、食事の最後にアンナが明日ここをたつということを聞くとやはりどこか寂しいものがあった。
「今日はご馳走様。またいつか一緒にご飯食べよう。」
食事も済み、12時を回ったころアンナはそろそろ帰るといって席を立った。
「ああ。いつでも来ればいいさ。」
「そうですよ。いつでも好きなときにいらっしゃい。」
「もう少しお話を聞きたかったというのが本音ですけど、時間が時間ですし。」
「また会おうね、アンナお姉ちゃん。」
「次会うときは格闘術、教えてくださいね。アンナお姉さん。」
遙たちは玄関先までアンナを見送りに出て、しばしの別れの言葉を告げる。
「うん。わかった。じゃ、またね。」
アンナはそういうと自分の家に向かって走り出した。それは新しい土地への第一歩。それは更なる高みへの第一歩だった。
「さて。じゃあ、俺たちも中に入るか。」
そういって遙が玄関を開ける。
「そうですね。私たちもそろそろ引越しの準備を始めないともうそろそろ向こうに行かないといけませんし。」
那雪姫が遙を追って家に入る。
「そういえば、次に行く学校ってどこなの?」
二人を追って家に入る琉羽。
「確か、東京だったはずです。」
そういって琉羽の後を追う侑羽。
「じゃあ、早く荷物の整理を始めましょう。着いて次の日からいきなり学校って言うのはごめんですわ。」
最後に炎火が家に入ってドアを閉めた。こうしてみると、どこにでもある家庭のワンシーンである。
30分後、九重家の電気は消え、短いながらも長い一日に幕を下ろした。
二日後、遙たちは新しい学校のある東京の奥多摩に来ていた。
「しかし、東京にもこんな場所があったんだな。」
遙は東京がもっと都会だと思っていたようだ。確かに、都心の発展は目覚しいものがあるが、
都心から遠く離れた場所では奥多摩のように自然が多く残っている場所もある。
「いいじゃないですか。ごみごみしているよりははるかにマシですよ。」
那雪姫はそういって、周りの木々に目をやる。
「そうですわ。こっちの方が落ち着きますわよ。都心の方はどうも時間に追われる気がして私にはあいませんもの。」
炎火もそういって周りの自然を楽しんでいる。侑羽と琉羽は自然に触れ合う機会が今まで少なかったのか、
あちらこちら走り回って自然と触れ合っている。
「っと。あれが俺たちの家か。」
遙たちの目線の先には一軒の日本屋敷のような家があった。その家には暫く人が住んでいた気配はないが、
しかし、草が生え放題になっているわけでもなく、壁が崩れているというような気配もない。
おそらくは和が手配したときに修理や手入れをしたのであろう。だが、遙には一つ思うところがあった。
「どう考えても広すぎないか?」
そう、その一軒家の広さはまさしく日本屋敷よろしく、とてつもなく広いのだ。おそらく、あと5人は優に住めるだろう。
「まあ、確かに広すぎる気もしますが、狭いよりはマシでしょう?」
那雪姫も広すぎるとは思っているようだが、狭いよりはいいと考えているようだ。
「とにかく先に入ろうよ。どんなところか見たいし。」
琉羽はそういって我先にと家の中に入っていく。遙たちも琉羽に続いて家の中に入っていく。
遙の予想通り、家の広さはとてつもないものだった。武家屋敷、いや、平安貴族が住んでいたかのような広さの家である。
しかも、豪華な中庭までもついていた。
「これは予想外に広すぎだ。半分以上は生活空間に必要ないだろ。何考えてるんだよあの人は・・・。」
遙はその広さにあきれ返ってそうつぶやいた。侑羽や琉羽たちもその広さに絶句している。
「とにかく、まずしないといけないのは荷物の整理ですね。でも、あの家のどこにこんな量の荷物があったんでしょうか?」
那雪姫はそういって部屋のふすまを開ける。その先には日本屋敷には不釣合いな内装の部屋が構えていた。
「古風な日本屋敷の外装に生活のしやすさを追求した現代的な部屋・・・。いろんな意味ですごい趣味ですわ。」
炎火も呆れながら部屋に入っていく。遙は仕方ないという感じで部屋に入ると荷物の仕分けを早くも始めた那雪姫と炎火を手伝う。
「そういえば、部屋割りはどうするの?」
琉羽は荷物の仕分けをしている遙たちに向ってそういった。家が狭ければ簡単に割り当てが決められるが、
ここまで広いといくつの部屋があるのかもわからないし、一部屋の広さもわからない。
「よし。二人は部屋割りを考えてくれ。とはいえ、何部屋あるのかも一部屋の広さもわからないから、そこんとこも調べてな。」
遙はそういったが、そこに思いもよらない声が割って入った。
「だいじょーぶだよ。それは私がしてるから♪」
そう。割って入ったのはいつも神出鬼没に現れる遙の母親、和だった。
「おい。どう考えても5人でこの家は広すぎるだろ。何考えてるんだよ?」
遙は特段驚くこともなく、現れた和に向ってそういった。
「はい。これが部屋割ね。あ、そこにはもうタンスとかベッドとか運んでるから。」
そういって和は遙の言葉を無視して炎火に部屋割りの書いたこの家の間取り図を渡す。炎火はそれを受け取って遙に渡す。
その間取り図にあったこの家の広さはやはり尋常ではなかった。遙はもう一度文句を言おうと和のほうを見たが、そこには既に和の姿はなかった。
「本当にあの人は・・・。」
遙は盛大にため息をつくと侑羽と琉羽にも自分の荷物を自分の部屋にもっていくように告げた。
和がいた間も遙たちは荷物の整理を続けていたため、ある程度整理はついている。
侑羽と琉羽、那雪姫、炎火、遙と自分の部屋の位置を確認して自分の荷物を自分の部屋にはこんだ。
「・・・・・。」
遙は自分の部屋に入って服をタンスにいれようと戸を開けたとたん声を失った。タンスには既にいくつかの服がかかっていたのだ。
しかもすべて女性用のスカートつきの服が。制服は仕方ないと諦めていたが、まさか私服でこれを着ろということなんだろうか。
「冗談だろ・・・・。」
遙はどこと無くそうつぶやいた。すると背後から炎火が声をかけた。
「あら。遙なら似合いますわよ。」
遙は肩を落として炎火の方を向いてつぶやく。
「似合う、似合わないの問題じゃないと思うんだが・・・。」
その遙の言葉に炎火が言い返す。
「仕方ないですわ。郷に入り手は郷に従えですわよ。」
遙はもう一度ため息をついてタンスの前に座り、荷物の整理を始めた。炎火は遙の横に座ると遙の手伝いを始めた。
遙はありがとうといって感謝の意を示し、整理を続けた。
遙は荷物の整理が済んで夕食の声がかかるのを部屋の中で待っていた。すると余り時間がたたないうちに夕食の声がかかった。
遙は食卓に行って家族五人と食事を取った。夕食後、暫くそこで談話をしていたが、那雪姫がふとあることに気付いて遙に話しかけた。
「あなた、そういえば、そろそろ女性体になって慣らしたほうがいいんじゃないですか?」
その一言に遙は飲んでいた紅茶を噴きだした。
「おいおい!何で女性体になる必要があるんだよ!ただでさえ女に見間違われることもあるから、今のままでもいいんじゃないのか?」
その言葉に那雪姫が反論する。
「確かにそうですけど、それは比較する男性がいればのことですよ。今度は女性しかいない場所なんですから。
あなたは童顔で女性顔というだけで、女性というわけではないんですから。そういうところではすぐにわかってしまいますよ。」
遙はそれを聴いて複雑な顔をして那雪姫に言葉を返す。
「なあ・・・・どうしても女性体になった方がいいのか?」
遙は本当にしなきゃだめかという表情をしているが、那雪姫は無常にもなった方がいいという。
「それに、女子高には男性用のトイレなんかありませんわよ。」
炎火もなるべく女性体になったほうが良いという。
「わかったよ・・・・。」
遙はそういうと立ち上がって呪文を唱え始める。呪文が紡がれていくと遙は光に包まれていく。
呪文を紡ぎ終わると光が消えて、そこには女性体の遙が立っていた。
「なんか、服がきついな・・・」
遙はそういって胸元を引っ張る。当然である。男物のシャツを着ているわけだから。
「いいんじゃないですか?後は女物の服を着るだけですね。」
那雪姫はそういって微笑む。遙は一瞬楽しんでないか?と思ったが、口にはしなかった。そのとき後ろから炎火が声をかけてきた。
「じゃあ、こんな服なんてどうですの?」
炎火の手にあったのは遙の部屋にあったワンピースだった。
「着なきゃまずいのか・・・・。」
遙は渋々ながらそれを受け取ると自分の部屋に戻った。一分も経たないうちに居間に戻ってきたが、遙は微妙な顔をしていた。
「胸が邪魔だ。どうにかなんないか?」
どうやら胸が大きすぎて邪魔らしい。
「贅沢なこと言いますのね。私にしたらうらやましい限りですわ。」
炎火はそういって笑う。
「なれればたいしたことありませんよ。・・・とはいえ、私より大きいですね。」
那雪姫もそんなことを言って笑い始める。遙は真っ赤になって、
「サラシくれ。」
という。しかし、那雪姫はさらしがきついものであるということを告げると遙は渋々諦めてソファーに座った。
「大丈夫ですよ。制服着たらブラジャーつけますから。」
那雪姫はそういって遙の手をとる。
「はぁ。ま、何とかなるか。」
遙はため息をついて紅茶をすする。すると横から琉羽が遙に
「大丈夫だよ。僕も大分なれてきたから。」
という。遙はそんな琉羽の頭をなでると風呂に入ってくるといってソファーを立った。すると炎火がとんでもないことを言い出した。
「あ、じゃあ、私もご一緒しますわ。」
その一言に遙は驚いて何も無いところで盛大に転んだ。
しかし、那雪姫たちは別にその一言がおかしいことではなかったかのような面持ちである。
むしろ、遙が転んだ方がおかしかったのか、首をかしげている。
「ちょっとまて!!なんで!!」
遙は起き上がって顔を真っ赤にして炎火に言い寄った。
「家族なんですもの。別に珍しくないでしょう?那雪姫とも一緒に入ってるじゃないですか。」
その言葉に反論の余地を失った遙は、なら一緒に入るかといって遙とともに風呂場に向った。
余談だが、二人が風呂を上がったのは1時間半後だったという。
それから5日たち、ついに聖メルス女学園に通う日がやってきた。遙もセーラー服を着て玄関の前にいる。
「じゃあ、行きましょうか。」
那雪姫がそういって玄関の鍵を閉める。琉羽と侑羽は遙と手を繋いでいる。
「行こっ、お父さん。」
琉羽はそういって遙の手を引っ張る。
「そうだな。行くか。」
遙はいつもの調子で歩き出す。
「結局しゃべり方は女性っぽくなりませんでしたわね。」
炎火がそういいながら後に続く。
「お父さんはお父さんですよ。」
炎火のその言葉に侑羽がそう返す。
「そうそう。どこであろうと俺は俺だ。」
遙はどこまでも澄み渡る青空を見上げてそういった。新しい生活が始まる。そして同時に、新しい戦いが始まろうとしていた。
あとがき
久しぶりの11話、第二章終幕だな。
(フィーネ)暫くほったらかしてたわね〜。
まあ・・・。HOLY CRUSADERS書いてたら、こっちをすっかり忘れててな。
(フィーラ)ま、とにかくこれで第三章に突入ね。
ああ。新しい高校で始まる新生活。そしてそこで始まる新しい戦い。
(フィーネ)うずうず。
まあおちつけ。いちいち戦いって言葉に反応するな。
(フィーラ)新規登場人物は?
もうできてる。とはいえ、暫く第三章は書かないかもな。
(フィーネ)なんでよ?
HOLY CRUSADERSを書かなきゃならないだろ。それに、もう一個長編SS考えてるんだよ。
(フィーラ)また自分で首絞めるつもり?
書き出したらそうなるな。
(フィーネ)ところで何のSSなの?
一応、とらハ×オリジナル×舞−HiMEで考えてる。
(フィーラ)まだ舞−HiMEアニメも漫画も終わってないじゃない。
それが問題だ。ま、いずれは書くだろうけど。当分はHOLY CRUSADERSを書くつもりだ。
(フィーネ)じゃあ・・・。うずうず。
しつこいぞ!!戦いって言葉にいちいち反応するな!!
(フィーラ)殺っちゃえ〜♪
(フィーネ&フィーラ)花月崩壊剣!!!!!!!
きゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
(フィーネ)じゃあ、第三章で♪♪
おおー。第二章も終ってしまいましたか…。
美姫 「でも、また第三章が始まるのね」
果たして、次の舞台ではどんなお話が待っているのかな〜。
美姫 「わくわく。……って、遥たちかなり強くなってるんだけど」
まあ、世界は広いからな。まだまだ見果てぬ実力者たちがいてもおかしくはあるまい。
美姫 「そうよね。まだ見ぬ強者を求めて…」
いや、転校理由はそうじゃないんだけど…。
美姫 「兎も角、次回も楽しみに待ってます〜」
まあ、当分は『HOLY CRUSADERS』の方になるみたいだけどね。
美姫 「うっ。ま、まあ、それは仕方がないわね。どっちも楽しみだから良いわ」
それでは、また次回をお待ちしてます〜。