prologue






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 世界樹・桜花―――――


 古の時代から大陸の中心に存在し、古の時代から世界のバランスを保っている神秘の樹。


 一年を通してさくらが咲き続き決して枯れることは無く、また決して枯らせてはならない存在であった……。




 だが、今から三十六年前、突如として桜花が枯れ始めた。


 桜花によって封印されていた古の魔王の復活を目論む魔の者の手によって……


 保たれていた平和は無残にも打ち砕かれ、混迷の世界は終焉を迎えようとしていた……


 世界は絶望に覆われ、人々が希望を失いかけた、その時……


 混迷する世界に強い輝きを放つ無数の光が降り注いだ。






























 
聖なる力で闇を切り裂く光の騎士


 
「――かったるいが……これ以上はやらせねーよ」

















 
鈴の音と共に戦場に舞い降りた双剣の妖精


 
「――これ以上みんなを傷つけさせはしません」

















 
大魔法使いの正当なる後継者、黄金の髪の少女


 
「――あるべき場所に帰してあげるよ。good bye♪」


















 それは魔を打ち滅ぼす若き勇者たち。


 光と魔…二つの勢力の戦いは光の勇者が古の魔王を打ち滅ぼすことで終結した。


 光の力で世界樹・桜花は復活を遂げ、再び世界に平和が訪れた。


 人々は歓喜に沸き、光の若者たちは「英雄」として称えられた。
































































しかし一度壊れたものは決して元には戻らない



誰も知ることの無いその場所で



静かに……



だが確かに



                   
破滅への扉は開かれようとしていた














という訳で、火輪さんからの初投稿です。
美姫 「D.C.Uのバトルもの」
このプロローグでは、そこへ繋がる前という所かな。
美姫 「次からの本編がどうなるのか」
一体、どんなお話になるのか。
美姫 「それではまた次で」



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