Side:なのは


第97独立機動小隊――私が隊長を務める、機動小隊。
管理局においては、一部の人からは『問題児小隊』とも言われてるけど、その実態はレティさん直属の精鋭私設小隊と言っても過言じゃない気がするの。

確かに『問題児小隊』って揶揄されるだけあって、隊員は全員が(私を含めて)クセが強いかもしれないけど、その分実力は局内でもトップクラス。
それらを纏める意味で、レティさんは私を隊長に指名したんだろうけど、其れは正解だったと思うな。

良くも悪くも『高町なのは』の名は管理局では有名だから、隊員の皆も私の言う事には従ってくれた。
それも、エース・オブ・エースの名に従ったんじゃなくて、『私』だから言う事を聞いてくれたって言うのは、正直嬉しい事だったね。


少数精鋭を地で行くこの小隊だけど、其処に新たに加わったネロ君が、更に部隊の力を底上げしてくれたのは言うまでもない事。
まぁ、ネロ君は目下最大の『問題児』かもしれないけど、そんな事はこの部隊では些細な問題、無問題!!

其れに、問題児は統率が取れた場合には絶対的な力を発揮するって言うのは、この部隊が証明済みだから、誰にも文句は言わせないの!!



ネロ君が加入して早1週間………元から居たメンバー達とは巧くやれてるみたいで良かった♪
やっぱり、所謂『問題児』同士って言うのは気が合うんだね――其れを踏まえると、隊長である私が最大の問題児って事なんだけど、否定できないです。

流石にはやてちゃんとの模擬戦の度に、訓練施設を塵に変えちゃったのは拙かったかなぁ…?
はやてちゃんもはやてちゃんで、訓練の度にデバイス壊してたから、ある意味で問題児だし……なはは、真面なのはフェイトちゃんだけだね。


まぁ、そんな事よりも、今は目の前の模擬戦が大事だね?
私の『隊長チーム』vsドゥーエちゃんの『副隊長チーム』でのチーム戦……ネロ君がドゥーエちゃんの方に居るから油断は禁物なの!!












リリカルなのは×Devil May Cry  黒き騎士と白き魔導師 Mission17
『小隊の日々〜Violence Days〜』











「覇ぁぁぁぁぁぁぁぁ……Catch this!!(喰らいな!!)

「どわぁぁぁぁぁ!!!!」



むぅ……やっぱりネロ君が相手に居ると、やり辛い事この上ないね?
元よりパワーだけなら、隊員の誰よりも上だし、距離を取ってもすぐさまスナッチで引き寄せてバスターを叩き込んでくるんだから、厄介な事この上ないよ。

もっとも其れは其れで、ネロ君がこの部隊にとって最強の新人って言う事は示せるから良いんだけどさ。

だけどやっぱり、曲がりなりにも隊長が率いるチームが、ルーキーを抱えたチームに負けるって言うのは流石にプライドに係わるんだよねぇ?


なので、そんな訳だからこの模擬戦は、私の最大の一発で幕を下ろす事にするよ!!


『思い切り私的感情バリバリですねMaster?
 ですが、そう来なくては面白くありません。威力を制御した魔力弾と砲撃では大凡満足できませんから。』



でしょ?
だから……全力全壊でネロ君に打ち込むよ……最大級の『ディバインバスター』を!!

「準備は良い、レイジングハート?」

『All right Master.(無論ですマスター。)』


なら行くよ………!!
ネロ君、受けてみて!!此れが今の私の全力全壊!!出力最大の――ディバインバスター!!!!


『Divine Buster.』


――ゴォォォォォォォォォォォォォォ!!!





「な!?此処でディバインバスターとかマジか!?
 しかも威力が此れまでとはケタ違いだと!?……アイギスで防ぐのも、こっちのディバインバスターで相殺するのも不可能ってドンだけだマッタク!!」


ふふふ、未だ治りきってないからブレイカーとハイぺリオンは撃てないけど、其れでもディバインバスターだったら撃てるからね?
私の原点にして究極の一撃……受けきれる、ネロ君!?


「防御も相殺も不可能ってんなら………いっそのこと殴り返すだけだ!!Do it!!(行くぜ!!)」」


!?デビルトリガーを発動した!?……一体何をする心算なんだろう?
って、ちょっと待って……今『殴り返す』って言ったよね?………まさかとは思うけど、若しかして――!!


「「Crash and bash!(砕け散りな!)」」


――バゴォォォォォ!!


本気で殴り返して来た!?
まさか本気でやってくるとは思わなかったよ……!!デビルトリガーって言う、一種の反則技があるネロ君だからこそ出来た方法だね。


だけど、今ので確定。ネロ君の役目は、私の注意を惹きつける囮。――本命は、


――カキィィィン!!!


「やっぱり上から狙って来たねドゥーエちゃん!!」

「あら?もしお望みだったら、暗殺術の使用者らしく背後からサクッと行ってあげても良いけど?」


良く言うよ、暗殺術は仕事以外では絶対使わないくせに。
ネロ君に注意を向けさせたのは、自分が安全に間合いに入り込むためだよね?……此れはまんまと仕掛けに乗せられちゃったかなぁ?


「此処まではね……だけど問題は此処からなのよねぇ。
 クロスレンジの格闘なら私の方が絶対有利だけど、アンタの防御は滅茶苦茶堅いから破るのには骨が折れるのよ本気で。ピアッシングネイルも刺さらないし。

「防御の堅さも私の売りだからね。」

とは言っても、この状態じゃ私も動く事が出来ない。
ドゥーエちゃんの素早い攻撃にシールドを解く事は出来ないし、下手に動いたらその隙を突かれる……

スピードそのものはフェイトちゃんの方が圧倒的に速いけど、得物が小さい分だけドゥーエちゃんの方が隙が少ないのが厄介なんだよねぇ。
だけど、私のシールドを破るには必ず大きな一発が来るだろうから、その隙にスマッシャーを叩き込んで戦闘不能にする!

其の後は、ネロ君を一気に倒す!!


「そう巧く行くとは限らないぜ?」

「へ?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇ!!?」

ネロ君……デビルトリガーは解除したみたいだけど、まさか幻影刀を足場にして此処まで来たの!?
エアハイクじゃ届かない距離だからって、普通攻撃に使う魔力刃を足場にするかなぁ!?

って言うか、流石不得手なクロスレンジで2人の相手はきつすぎるよ……マッタク、2人掛かりは酷くない?


「チーム戦に於いては、可能な場合は指揮官を狙うべし――確かなのはが教えてくれた事だったと思うが?」

「其れを忠実に守ったって事?……其れは教官冥利に尽きるね!!」

「だがこれ以上はやらせんぞネロォォォォォォ!!!!」

「ちぃ……ガイウスか!!
 さっき俺のバスター喰らったってのに元気な奴だな?マッタク呆れたタフさだぜ。」


ナイスタイミングだよガイウス君!
此れで数は2vs2だし、空を飛べないネロ君は空中の移動方法も限られてくるからね………今度こそ決めるよ、レイジングハート!!


『All right Master.(了解しましたマスター。)最大級の広範囲攻撃で終わらせましょう。』

「行くよ!アクセルシュータークラスターシフト!!シューーーーーーーーット!!!!


――ドドドドドドドドドドドドド!!!!!


「んな!?なんつ〜常識外れの魔力弾だよ此れ……一気に殲滅する気か!?ったく……だがそうはさせないぜなのは?
 覇ぁぁぁぁ……幻影刀最大展開!!次いでマキシムベット!!極めの……次元斬!Show down!!!(此れで詰みだ!!)


――ガガガガガガガガ!ドバシュゥゥゥゥン!!……キン…ババババババババババ!!!



嘘……100発近い直射型魔力弾の全方位攻撃を、幻影刀とマキシマムベットと次元斬の連続攻撃で9割方処理したの!?……やるねネロ君?
だけど、次元斬を使った以上その次は無いでしょ?此れで終わりだよ!!ディバイィィィン……バスター!!!


「そいつは如何だろうなぁ?Do it!Divine Buster!!(行くぜ!ディバインバスター!!)


ふえぇぇ!?消耗してる筈なのにディバインバスターを撃って来た!?……一体どんなカラクリがあるって言うの?
あれ?でも此れってもしかして拙いかもしれないよね?

私もネロ君も本気のバスター撃ってるから、其れがかち合ったら最悪の場合は………あぁ、此れは若しかしなくても『問題児小隊』の名が上がるね絶対。



――ゴォォォォォォォォォォ……ドッガァァァァァァァァァァァァン!!!



「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「ぬおわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「く……おわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」



そして毎度の事ながら、ご迷惑をおかけしますシャマル先生………今日も第97独立機動小隊がお世話になりますなの………








――――――








Side:ネロ


「マッタク毎度の事だけど、一体何をどうやったら模擬戦で此れだけの怪我をするのよなのはちゃんの部隊は〜〜〜〜〜!!!」

「すみませんシャマル先生、隊員が私を含めてアレでナニなモノですから、模擬戦でも一切手が抜けないんです………」

「だからって限度があるわよなのはちゃん〜〜!
 はぁ……此れだから『問題児小隊』なんて揶揄されるのよ?……なのはちゃんも皆も本当はとっても良い子なのに、此れじゃあ掠んじゃうわよ?」


あ〜〜〜……デビルトリガーである程度は治せるとは言え、流石に痛いな此れは。
なのはがディバインバスターを放つ前にデビルトリガーを5秒ほど発動して体力を回復したとは言え、流石に次元斬の後のディバインバスターはキツイな。

まぁ、真に驚くべきは俺となのはのバスターがかち合って起きた大爆発で誰も死なずに、訓練施設も吹っ飛ばなかった事なんだけどな?
其れでも訓練施設は半壊の中破だったわけだが……改めて、この小隊は俺となのはを含めてどいつもこいつも普通じゃないぜ。

俺にバスターで投げられたり殴られたりしたってのに、直ぐに復活して来るとか、コイツ等まさか本当は悪魔の血を引いてたりしないよな?疑っちまうぜマッタク。


んで、大凡模擬戦とは思えないバトルをした俺等は、絶賛医務課のシャマルに説教喰らってる訳だ。


「も〜…本音を言えば、全員を志々雄真実張りに全身グルグル巻きにしたい所だけど、なのはちゃんの部隊は何時お呼びがかかるか分からないわ。
 そんな訳だから一気に治してあげないと……行くわよクラールヴィント。」

『Ja.(了解)』

「風よ、癒しの恵みを運んで………」


――パァァァァァァァァァァァァ………



!!傷が治ってく?……治癒魔法ってやつか?其れもかなり強力だ。
今までは怪我しても普通の手当てをして貰うだけだったから、シャマルの治癒魔法ってのを見るのは初めてだが……成程コイツは凄いな。

流石はヴィータ達の仲間って事はあるよな。

「凄いな……傷を治すだけじゃなく体力と魔力まで回復するとは……OK、助かったぜシャマル。」

「普通だったら絶対にやりませんからね?
 なのはちゃんの部隊だから特別です!……全力は良い事だけど、やり過ぎて大きな怪我をしたら元も子もないんだから程々にね?」

「はい……気を付けます……ありがとうございますシャマル先生♪」

「はい。それじゃあ、お仕事頑張って下さいね?」

「はい♪ありがとうございました。」


サンキューシャマル、助かったぜ。

それにしても、本気で凄いなシャマルって……アイツ1人居れば、局員にどんな怪我人が出てもあっと言う間に治るんじゃないのか?
勿論シャマルの魔力と体力の限界ってのはあるんだろうけど、それを考えてもあの治癒能力は組織には絶対必要な力だと思うぜ俺は?


「だね……実際シャマル先生は災害の現場とかでは誰よりも必要になる人だからね。
 現実に4年前に起きた空港火災の時も、シャマル先生が居なかったら怪我人の治療やら何やらは絶対に間に合わなかったからね。
 其れにシャマル先生は、治癒だけじゃなくて戦闘時には参謀としても優秀なんだよ?
 もしも、はやてちゃんが私と同じような独立機動小隊を持ってたら、間違いなくシャマル先生は作戦参謀長官になってると思うなぁ。」


マジかよ……本気でスゲェな。
参謀格の頭脳の持ち主でありながら、アレだけの治癒能力を持つって何処の部隊でも垂涎モノの人材じゃないか……だから無所属の医務課って事か。


「そう言う事だね。
 ……さて、其れは其れとしてネロ君、さっきの模擬戦のラスト……なんで私のディバインバスターに反応出来たの?
 次元斬を使ったら、ネロ君は動く事が出来ない程に消耗する筈なのに、直ぐにディバインバスターを撃って相殺を狙って来た……どんなカラクリかな?」


何も難しい事じゃない。
次元斬を使った直後にデビルトリガーを発動して、なのはがディバインバスターを撃つまでに体力と魔力を回復しただけだ、一発撃てるようにな。

「まぁ、なのはのチャージが思ったよりも早かったからギリギリだったが……結果的には巧く行ったよな。」

「う〜〜〜……やっぱりデビルトリガーは反則だよぉ。」


かもな。
だがコイツも俺にとっては大事な力なんだ、乱用はしないからあんまし厳しく言わないでくれよな?


「分かってるよ………ん〜〜〜…身体が全快なら、カートリッジとブラスターを併用すればデビルトリガーにも対処できるのに……」

『今の身体で其れをやったら間違いなく死ぬので、絶対にやめて下さいねMaster.』


死ぬって……何かあるのかなのは?


「あはは…7年前に任務中に大怪我しちゃってね、その時の後遺症が未だ治りきってないんだ。
 普通に魔法を使うには問題ないし、普段の生活にも支障はないんだけど、あまり身体に負担の掛かる魔法は使う事が出来ないんだよね。
 そのせいで切り札と奥の手が使えないんだけど……まぁ、無理し過ぎた結果の自業自得だから、此れは治るのを待つしかないってのが本音かな。」


大怪我か……俺やダンテならデビルトリガーで回復できるけど、なのはは魔法が使えても普通の人間なんだから無茶はダメだぜ?
それに、なのはには友達が多いんだろ?……君が死んだりしたら、そいつ等が悲しむ事になるからな……無茶して死ぬなんてのは無しにしてくれよ?


「うん……肝に銘じてるよ。
 ところでネロ君、この小隊は如何?ソロソロ1週間になるけど、隊員の皆とは慣れたかなぁ?」

「思ってた以上にな。
 どいつもこいつも普通じゃないから、逆に楽にやらせて貰ってるよ――こんだけの奴等を纏め上げてるなのはには感心するけどな。」

「其処は部隊を任された者としての責任感かな?
 一個小隊を任されたって事は、レティさんが私の事を其れだけ評価してくれた結果だからね――その期待に応えるのは当然の事だと思うんだよ。
 勿論小隊長としての重圧とかがなくはないけど、面子が面子だけに変な緊張や遠慮は無いから逆に楽だしね。
 其れに、『問題児』だってちゃんと部隊として機能するって言う事は証明できてるから悪い事は無いよ。」


それでも、こんだけ『濃い』連中を纏め上げてるのは拍手喝采のスタンディングオベーションものだと思うぜ?
まぁ、其れも此れもなのはの人柄があってこそなんだろうけどな……俺じゃあこうは行かないだろうからな?多分リーダー気質なんだよ、なのはは。


「そ、そうかなぁ?なはは……そう言われると照れちゃうの。」

「事実だしな。……レティも其れを見抜いたからなのはを隊長にした独立機動小隊を立ち上げようと思ったのかもしれないな。」

だとしたら、その選択は大当たりだ。
なのはの第97独立機動小隊は目下最強の小隊であるのは間違いない……おまけにレティが独立機動権を与えてるおかげで現場での独断が可能だ。

ったく、現場でなのはの思うようにできるってのは物凄いメリットじゃないかよ。
例え一緒に任務に当たる奴がなのはよりも階級が上だとしても、そいつにはなのはに対する命令権は無い訳だからな……

しかもなのはなら、現場で最も効果の高い作戦を構築するだろうからな……この小隊の価値ってのは計り知れないモノがあるんじゃないのか実は。




だが、其れだけの小隊を率いながら、なのはは其れをひけらかしたりしないから、其れが更に局内に自分のシンパを作る結果になってるんだろうな。
やろうと思えば、なのはだけの施設部隊を作る事できるんじゃないのか?


「ど、如何かなぁ?……出来るかもしれないけど、流石に大部隊を指揮するのは私には無理だよ〜〜。
 今の小隊くらいの人数が、私には丁度良いと思うんだ。」

「成程な……時に、今日はこの後如何するんだ?」

「特に予定はないんだけど――



――ヴォン



『なのはさん、少しいいかしら?』

「予定、入ったみたいだね。」


だな……如何したレティ、何かあったのか?アンタがなのはに緊急通信なんて、よっぽど切羽詰った事が有ったんじゃないのか?


『その通りよネロ君。
 なのはさん、直ぐに小隊を率いてミッドチルダ市街地の○○銀行に向かってくれないかしら?……質量兵器を持った者が銀行強盗をおこしたのよ…!
 今の所は陸の一部隊が現場に出て犯人に投降を呼びかけているけど、其れに相手が応じる可能性は先ず無いと見て良いわ。
 そうなれば一般市民に被害が出かねない……最悪の場合、いらだった犯人が人質を殺しかねない状況なの。だから……』



Ha!みなまで言うなよレティ、俺達はそんな奴等をぶちのめすために居るんだろ?
アンタだって、其れを目してこの部隊を作り上げたんじゃないのか?……だったら迷わないで自分の私設部隊に命令すりゃいいんだ。そうだろ?


『……そうね。では、改めて命じます。
 高町なのは小隊長及び第97独立機動小隊全員に命じます!速やかに出動し、銀行強盗を無力化して捕らえなさい!!』


「了解しましたレティ・ロウラン提督!その任務、背任します!!
 ……聞いたね皆?模擬戦をやったばかりだけど、シャマル先生に回復して貰ったからいけるよね?
 此れより第97独立機動小隊は、レティ・ロウラン提督の命により、ミッド市街で起きた銀行強盗事件の解決と犯人捕縛に臨みます!
 相手は質量兵器を有する危険人物だけど、この『第97独立機動小隊』の相手じゃないと思う……細心の注意を払いながら、だけど大胆に行くよ皆!!」

「「「「「お〜〜〜〜〜!!!!」」」


「ふふ、暴れさせて貰うわ♪」

「銀行強盗なんて馬鹿な真似をした報いは――取り敢えずバスターを打ちかまして受けさせてやるさ。」


「ふふ、皆やる気充分だね?……なら行くよ?第97独立機動小隊……出撃!!」



こうして、俺が加わってから初めての事件に当たる事になった訳なんだか――まさか、この時はこの事件に悪魔が係わってるとは夢にも思わなかったぜ。




楽勝で終わると思ってた任務が、アンだけ面倒な事になるとは、多分なのはでも想像できなかっただろうな………














 To Be Continued… 




ネロも部隊に馴染んだみたいだな。
美姫 「みたいね。とは言え、どうもこの部隊は訓練からして規格外っぽいわね」
だな。シャマルの苦労が目に浮かぶ。
美姫 「訓練後はゆっくりできるかと思ったけれど」
急遽、任務が入ったみたいだな。
美姫 「しかも、ネロの独白からして簡単には済みそうもなさそうね」
一体、何が起こったのやら。
美姫 「次回を待っていますね」
待ってます。



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