Side:ネロ


ったく、平和に暮らしてる奴を誘拐してテメェの私腹を肥やそうとするなんざ、マッタクもって反吐が出る――あぁ、本気でムカつくぜ。
こんなに心底ムカついたのは、初めてダンテと会ったとき以来だ……ま、あのオッサンと同じくらいに俺をムカつかせたって事は誇っても良いぜお前等。

だけどな……それ以上に、すずかが『吸血鬼』だって事で売りとうばそうとか考えたテメェ等を許す気は毛頭ないからな?
加えて言うなら、なのはも売り飛ばすだと?……寝言は寝てから言えよ――其れとも戯言か?もし戯言だってんなら、脳味噌がラリッてから言いやがれ!

「「まぁ、なんにせよテメェ等を只で済ます心算だけはない……精々神様にでもお祈りしてな――お前等に出来るのは其れだけだ。」」

「……小僧……お前も化け物だったか!!
 くくく……此れは良い!!すずかお嬢様と、其処の小娘2人と、そしてお前と……此れはドレだけの金になるか想像もつかん!!
 やれ、先ずはあの小僧を死なない程度に叩きのめせ!!そしてその後はすずかお嬢様と、小娘2人だ!!……ククク、此れは思った以上の大漁だ!」


……Ha、金欲に目が眩んで恐怖がぶっ飛んだか?――OK、救いようのない弩阿呆である事は間違いないみたいだな。



だけどなオッサン、人には絶対に触れちゃならないモノが、侵しちゃならないモノがあるんだぜ?
アンタは其れに触れちまった……俺の仲間達に、そしてそのなのはの大切な友達に手を出しちまったんだ――人生のピリオド打つ覚悟は出来てるよな?

なのはの『隊長命令』があるから命までは取らないが、『殺してくれ』って言いたくなるほどの恐怖を味わわせてやるぜ!

「「You're prepare for judgment.(貴様等に裁きを下す。)」」

そして後悔しな――悪魔に喧嘩を売っちまった事をな!!














リリカルなのは×Devil May Cry  黒き騎士と白き魔導師 Mission25
『ネロ無双〜Invisible Striker〜』











Side:なのは


……一応『不殺で』とは言ったけど、今のネロ君を見ると本当に『ギリギリ死んでないレベル』までやりそうな気がするなぁ?
まぁ、其れは其れでも問題ないし、すずかちゃんを誘拐して傷付けた代償としては寧ろ当然レベルとも言えるからね――って、如何したのアリサちゃん?


「如何したもこうしたも……何なのよこのロープの無茶苦茶な縛り方は!?全然解けないじゃない!!」

「魔力を封じるだけじゃなくて、其れを弾く効果もあるみたいだから焼き切る事も出来ないよ……」


あ〜〜〜……すずかちゃん用の特製ロープって事みたいだから早々簡単に解けるモノじゃないのかも。
鋏やカッターでも有れば切れるんだろうけど、流石にそんなのを持ち合わせては居ないからね?


「こんな頑丈そうなロープを切れるほどの鋏を常時持ち歩いてるのなんて、よっぽどの専門職の人間しか居ないでしょうに!
 こうなったら地道に少しずつ解くしかなさそうだわ――時になのは、本気で大丈夫なの?」


大丈夫って、何が?


「ネロ君の事だよ!
 ネロ君が悪魔だって言うのは多分本当だと思う……あの右腕と、背後に現れた『青白い光の魔人』を見る限りでは。
 だけど、それでも1人で10人以上の暴徒を相手にするのは幾ら何でも無謀だよ!!直ぐに助けに入らないと、ネロ君だってやられちゃう――!!」


……其れだけは絶対に有り得ないよすずかちゃん。

詳しい事は言えないけど、ネロ君は『一対多の戦闘』に物凄く慣れてる上に、デビルトリガーを発動した場合の戦闘力は私の数倍に跳ね上がるんだよ?
もっと言うなら、純血ではないって言っても悪魔の血を引いてるせいで耐久力が人並み外れてる上に拳銃で撃たれた程度じゃ致命傷にはならない。






と、言うか怪我を心配した方が良いのは、寧ろ誘拐犯の人達の方だと思うよ?


「「え?」」

「……確かにそうかも。」


アリサちゃんとすずかちゃんは驚いてるけど、くーちゃんには分かったみたいだね。
あのね、参考までに言っておくと、ネロ君はデビルトリガー封印した状態で優勢勝ちとは言えシグナムさんに勝った事があるんだよ?
そんなネロ君が、今はデビルトリガーを発動してる訳だから――



「「Be gone!!(失せろ!!)」」


――ドガァァァァァァァァァァァァァ!!!



まぁ、普通にこうなるよね?



「んな!?ちょ、比喩じゃなくてマジで人が吹っ飛んだわよ!?」

「薙ぎ払いの一撃で吹き飛ばしたんだろうけど……其れにしたって、大の大人の男性を吹き飛ばすなんて、ネロ君のパワーって一体………」


なはは……ネロ君はパワーだけならヴィータちゃんすら遥かに上回るからね。
アリサちゃんとすずかちゃんは、ネロ君が使ってる剣がドレくらいの重さだと思う?予想で良いんだけどさ。


「え?……え〜〜〜と、5〜7kg位はありそうな感じだけど……」

「もっとありそうよね?10kg位かしら?」

「2人とも残念ながら不正解。
 ネロ君の剣、レッドクイーンの重さは何と40s以上!!幾ら腕力が強い人だって、あんなに軽々振り回せる代物じゃないんだよ。」

「「えぇ!?」」


中にエンジンやら歯車やら噴出機構やらが組み込まれて、元々一般的な剣よりも重量がある剣を、ネロ君用にカスタマイズした結果そうなったんだって。
普通なら振り回すどころか、持ち上げるのだって難しいモノを、アレだけ軽々振り回すネロ君のパワーは嫌でも想像できるでしょ?


「確かに其れはトンでもないけど……いや、逆に今吹っ飛ばされた奴、まさか死んでないわよね!?」

「非殺傷ではあるから大丈夫だと思うけよ?
 だけど、幾ら非殺傷であっても鉄塊の如き剣をネロ君のパワーで叩きつけられたら堪らない……最低でも骨に罅位は覚悟して貰った方が良いかもね。」

「あ〜〜〜……まぁ、こんだけふざけた事してくれたんだから骨に罅位は覚悟しとけって所よね――Pipipipipipipipipi――って、何よこんな時に!!
 はい、もしもし!!!――恭也さん!?え、何で!?」


ほえ?お兄ちゃん?
確か忍さんと一緒にドイツに行ってるって、お父さんが言ってたと思ったけど?


「え?ついさっき帰国して、その旨を両親に伝えたらなのはとすずかが誘拐されたから直ちに救出に向かってくれって言われた?
 いや、そうは言っても恭也さん2人が何処に居るか分からないでしょ?……忍さんがすずかの居場所を把握してるから問題ない?……そうですか。
 私?……実を言うと、なのはとすずかが捕らえられてた倉庫に居たりします――いや、1人じゃないですよ?
 あ〜〜〜……なのはが『新しいお友達』として連れて来た『ネロ』ってのが一緒に……はい、なのはとすずかは無事です。」


帰国したんだ……さてはお父さんもお母さんもお姉ちゃんも、私を吃驚させる心算で黙ってたな?
忍さんがすずかちゃんの居場所を把握してるって――そっか、忍さんもヴァンパイアになる訳だから血縁者の居場所くらいは把握できるんだね。

だけど何て言うか、多分お兄ちゃん達が到着する頃には全部終わってる気がするなぁ?



「「Hey!hey! hey!Come on babes!!(ヘイ!ヘイ!ヘイ!来いよマヌケ共!!)」」



絶賛ネロ君無双状態だし。


尤も、そう言って止まるお兄ちゃんじゃない事は百も承知してるけどね?
シスコン――って言う訳じゃないけど、私が子供の頃からお兄ちゃんは何かと私の事を気に掛けてくれたから――口数こそ少なかったけど。

だからきっと、大人になっても尚、お兄ちゃんの中で、私は『護る存在』なんだろうなぁ……7年前の事も有るしね。


あ、でも逆に好都合かな?
ネロ君が私とすずかちゃんを探し出して、誘拐犯を叩きのめしたって言う事になれば、お兄ちゃんは速攻でネロ君の事を気に入るよね絶対?
特に此れだけの人数を1人で倒したとなれば、その強さは認めるに違いない――お兄ちゃんは、ある意味ではお父さん以上の『生粋の武人』だからね。



それにしても自由が効かないって言うのは何とも嫌な気分だね?
此れはもう、全部が終わってからネロ君にレッドクイーンか閻魔刀でロープを切って貰うしかないのかも…それ以外に方法は無さそうだから仕方ないか。



って……若しかして9年前のフェイトちゃんも同じ気持ちだったのかな?
一切の自由が効かない状態でブレイカーを喰らって………ゴメンフェイトちゃん、余裕がなかったとは言えアレは完全にオーバーキルだったね。

うん、アレは確かにやり過ぎだったかも…少し反省。


「反省はした……では後悔は?」

「してない!!あの時はアレをやる事が最善だと思ってたから後悔はないよ!
 寧ろ過去の行いを反省しても、其処に後悔を感じてしまったら先には進めないんだよ!!だから私は何時でも何処でも全力全壊!!」

「其れは色々如何かと思うよなのはちゃん……」

「だけど此れがなのはだから。」


今更この信念を変える心算は毛頭ないの。
だって、全力で対処しなかったら絶対に後になって後悔する……そんなのは絶対に嫌だからね。

今回のネロ君に対しての『隊長命令』にしたってそう。
私が動けない以上はネロ君に何とかして貰うしかない――其れを考えたら、あの指示は絶対に間違ってないって胸を張って言えるからね。


まぁ、其れは間違いじゃなかったみたいで、そろそろ終わるかな?――やっちゃえネロ君!!








――――――








Side:ネロ


マッタク持って弱すぎるなコイツ等?
マシンガンやショットガンで武装しておきながら、レッドクイーン一本で戦ってる俺に対して一発も入れられねぇってのは流石に如何なんだ?

「「イィヤァァァァァァァ……Catch this!!(喰らいやがれ!!)」」

「たわらばぁぁぁぁ!?」



今ので3匹目だぜ?
オイオイオイ、幾ら何でもたった1人の若僧相手に情けなくないか?そもそも今までの3匹全て一撃KOだぜ?幾ら何でもタフネスが圧倒的に足りないぞ?

今のバスターだって、ダンテなら喰らってもケロッとして反撃してくるぜオイ。
其れとも何か?なのはとすずかを攫って終わりだと思ったら、予想外に悪魔が出て来て混乱したか?だったら己の愚かさを呪えよな。

テメェ等が下らねぇ事を考えなければ、そもそもこんな事には成らなかったんだぜ?
欲に目が眩んだ結果、パンドラの箱を開けて悪魔を呼び出しちまった……Ha、教訓を教える教材として使えそうな話だな。


「舐めんじゃねぇバケモンが……喰らいやがれ!!」


――バシャァァァァッァァァ!!


「!?」

コイツは……ホーリーウォーターか?
……1/4とは言え、悪魔の血を引いてる俺には其れなりに効果はある……のか?ハッキリ言ってダメージゼロだぜ?


「!?な、何で死なない!!
 この聖水は、貴様のような化け物には劇薬だろう!!」

「俺が純血の悪魔だったら即死してたかもな。
 だが俺はデビルクォーター……3/4は人間だ、ホーリーウォーターの効果も大して意味は無いらしい。尤も、デビルトリガーは強制解除されちまったが。」

だが、お前等如き本来だったらデビルトリガーを使う必要なんざ全くない相手だ――寧ろ此れ位の方が丁度良いぜ。
其れで如何した?もう、俺にかかって来る奴は居ないのかよ?


「小僧……粋がってるのも其処までだ!!
 この『対人外用パイルバンカー』で、テメェを粉々にしてやる!!覚悟しやがれぇぇ!!!」


パイルバンカー…高速で槍状のモノを撃ちだす攻撃だったな。
超速で飛来する槍を見切るのは難しいだろうが、だからと言ってそいつを馬鹿正直に喰らってやる心算は毛頭ないんだよ!!


「ふぁ!!イィィイィィヤァァァ!!!」

撃ち出されたパイルバンカーを掴み、逆に投げ返してやったぜ。――今の一発で、此れはまた思った以上にぶっ飛んだもんだ。

「オォォォォオオォ……Buster!!(爆ぜろ!!)

だからと言って攻め手は休めねぇ。
パイルバンカーの投げ返しに反応した奴を捕まえて爆砕!!――コイツは暫く戦線復帰は無理だろうな……精々後悔すれば良いさ。

此れで残りはアンタだけだぜ黒幕さん?
ハッキリと言わせてもらうが、アンタじゃ俺には絶対に勝てない――大人しく投降する事を勧めるぜ?


「舐めるな小僧……!!
 お前の攻撃等これまでの戦闘で見切った!……攻撃の太刀筋が分かれば、それ以上に対処しやすい物もない。」

「意外と目は良いみたいだな?――敵戦力を見極めるって言う観察眼も褒めてやるよオッサン。
 だけどな、此れまでって事は、テメェの知ってるデータは所詮は俺とレッドクイーンの情報にしか過ぎない……舐めんじゃねぇぞテメェ……!!」

本当だったらアンタみたいな三下相手に曝す事はしないんだが特別に見せてやる――俺の切り札、閻魔刀での戦いってのをな。

コイツでの攻撃はレッドクイーンのラッシュの比じゃないぞ?精々付いて来てくれよオッサン!!!


――ガガガガガガガガガガ!!



「こ、此れは……防ぐので精一杯とは……ドレだけの居合いなのだ…!!」


此れで驚くなよ。
悪いが俺の技の完成度は此れで漸く8割って所なんだぜ?同じ技をダンテが使ったら、一回の抜刀で5人は叩きのめすからな。
だが不完全とは言え、結構効いただろ?………そしてコイツでフィニッシュだ!!You're going down!!(跪け!!)

「ウオォォォォォォォォォォォ……Ashes to ashes……!!(灰は灰に……!!)


――シュッ!!………キンッ!!


「ぐおぉぉぉ!!……そんな、そんな馬鹿なぁぁっぁあぁぁぁぁ!!!」


俺の最強技『ショウダウン』……コイツを拝めただけでもありがたく思いな――滅多に使うもんじゃないんだからな。
だけど、幾らなんでも此れで分かったろ?……アンタは俺には勝てねぇ……何度やろうが結果は変わらない。諦めて大人しく投降しな。
取り敢えずコイツ等全員ワイヤーで縛り上げてやるか。



「なのは!!」

「すずか、大丈夫!!」



あん?誰だコイツ等?


「お兄ちゃん!!」

「お姉ちゃん!!」



なのはの兄貴と、すずかの姉?……海外に行ってるって事だったが戻って来たのか?……この短時間で此処を割り出すとはトンでもないな?
……取り敢えず右腕はグローブで隠しておいた方が上策だろうな。


っと、ロープを切るぜなのは、すずか。



――バキン!!



「あ〜〜〜……やっと自由になれた♪ありがとネロ君♪」

「……ありがとう、ネロ君……」


礼を言われるほどの事じゃないぜ?俺は俺のすべき事をしたに過ぎないからな……



「ふむ……その謙虚さには好感が持てるな。
 君がアリサちゃんが電話で言っていたネロ君かな?――高町恭也だ、この度は妹を助け出してくれた事に礼を言う。」

「ネロだ。別に礼を言われるほどの事じゃねぇよ。
 目の前で大切な仲間が理不尽な理由で攫われた……だが自分にはそれを如何にかする力があるってんなら、その力は迷わず使うべきじゃないか?」

「違いないな。」


取り敢えずなのはの兄貴とやらには嫌われては居ないらしい――俺の正体を知ったらどうなるのかとは思うけどな。
ともあれ誘拐事件は此れにて終了!!

ワイヤーでグルグル巻きにしてやったクソッ垂れ共は、警察の連中にそのまま付きだしてやった……まぁ、精々後悔しろ…地獄行きは確定だからな。










流石にこんだけの事が有ったんだから、当然の如く俺達の当初の予定はなくなっちまった。
あの後警察が来て、アレや此れや随分聞かれたな……全員が解放されたのは17時近くって、結構長時間の取り調べだった訳だ。

スッカリ日は落ちちまったし、今からじゃ観光の続きって訳にも行かないから、観光案内はおじゃんになっちまったけどな。


「確かに今日の予定は潰れちゃったけど、だけど休暇はまだたっぷりあるし、改めて海鳴観光をすればいいんだよ♪
 アリサちゃんとすずかちゃんは明日からは学校だから、一緒に案内は出来ないけど、その分私が頑張るから期待してくれていいよ♪」

「え?なのはが……悪くない――寧ろ最高だ。
 アリサとすずかが居ないのは少しばかり残念だが、観光の続きが出来るなら文句はない……頼りにしてるぜなのは。」

「任せといてよ♪」


じゃあ明日は期待だな。
今度こそ余計な横槍のない、純粋な観光ってのを楽しんでみたいもんだ――明日はどんな所に連れてってくれるんだろうな?……楽しみだ。








因みに、翠屋に戻った瞬間に士郎と桃子がなのはに飛びついちまったのは、まぁ、仕方ないだろうな。
幾ら何でも娘が誘拐されたって事実は、士郎と桃子でも驚くし不安になるだろうからな――全く良い親を持ったもんだぜなのははな。



序に言っとくと『お礼』として、桃子が大量のシュークリームを持って来てくれたが――凄く美味かった。
成程、此れが翠屋の味って訳か――こりゃ、このシュークリームだったら何個でも無限に食べる事が出来るかもな……桃子の腕前恐るべしってな。


まぁ、取り敢えず仕切り直しの明日の観光は楽しみだぜ。
結局今日は水族館にしか行けなかったからな?明日はどんな場所を案内してくれるか、正直言って楽しみで仕方ない。

それから、今日は流れちまった『なのはのお手製ランチ』にも期待してるからな?


「任せてネロ君!期待には応えるよ♪」


なら尚の事楽しみだ。


明日こそ純粋に楽しい観光ってのをしたいもんだからな?――明日の海鳴観光案内の第2弾はきっと期待しても罰は当たらないだろうな。


水族館以外の何処を案内してくれるのか、その辺も踏まえて楽しみだ――此れは若しかしたら、今日は楽しみで眠れないかもしれないぜ!!














 To Be Continued… 




ネロ無双って感じだな。
美姫 「まあ、誘拐犯たちは自業自得よね」
それはな。にしても、帰国してすぐに事情を聞いたまでは良いとして。
美姫 「何ですぐに居場所が分かったのかよね」
そういった意味では忍たちもちょっと普通じゃないよな。
美姫 「まあ、万が一を考えて何かしていたのかもしれないしね」
だよな。まあともあれ、誘拐事件も無事に片付いたし。
美姫 「次回は観光ができるかしらね」
さて、どうなるのか。
美姫 「次回も待っていますね」
ではでは。



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