第三十四話「復習の鬼」






 
 凛たちはアフリカのジャングルで吸血鬼化したラインハルトの襲撃を受けていた。
 しかもアフリカのジャングルに住む猛獣達を手下にして……。
 ルヴィアは、胸を揉まれ続けている。
 吸血鬼の力で掴まれている為、胸に指がめり込んでいる。
 そして乱暴に胸を揉む。
「この服、邪魔だな……」
 ルヴィアの胸をもっと揉む為に服を破り捨てる。
 凛たちの攻撃を防ぐ為にルヴィアを盾にしながら胸を揉み続ける。
 ルヴィアを盾にされては、攻撃できない。
 だが、ラインハルトには攻撃できるのだ。
 自らの配下、吸血猛獣に命じて……。
 物量作戦で敵の体力を奪う手に出る。
「貴様らの相手は猛獣達で十分だ!!」
 ラインハルトは、意識の無いルヴィアを抱きかかえる。
「余は、この女で楽しんでおる。この女を返してほしくば余の元に来るがよい」
 そう言うとラインハルトは姿を消した。
 気配も感じられない見事なものである。


「こいつら殺してもキリがない」
 数が多い為、殺してもキリが無いのだ。
 直死で殺せど猛獣の数は減らない。
 ラインハルトが逃げながら吸血猛獣を増やしているからだ。
「私疲れたから志貴、後よろしくね」
 アルクェイドは、志貴に丸投げした。
「なっ、アルクェイド!!」
 アルクェイドは、戦線離脱した。
 ように見えた。
「バーサーカー!!」
「−_ ̄―_ ̄」
 バーサーカーが猛獣をミンチにして行く。
 だがミンチにはならない。
 殺す前に蘇るからだ。
 殺せずに増え続ける吸血猛獣。



 高見の見物のアルクェイド。
「志貴、がんばれ」
 声援を送るアルクェイド。
「アルクェイド!! お前も戦え!!」
 戦いながら言う志貴。
「だって、疲れたから……」
 怠けたいようだ。
「だってもない!! お前も戦えアルクェイド」
「私は、志貴の夜の相手をしないといけないし……」
「アンタぁ!! 夜の話よりこいつらを何とかしなさいよ」
 イリヤが言う。
「何とかって言われても本元を潰さない限りね」
 そう。
 本元であるラインハルトを倒さない限り猛獣たちは減らない。
 それだけれはない。
 猛獣たち一匹一匹が祖級の力を持っているのだ。
「アイツ、異常よ」
「真祖、どういう事?」
「あのラインハルトとか言う奴、二十七祖並みの強さよ」
 ラインハルトは、二十七祖クラス吸血鬼だ。
「しかも二十七祖クラスの手下を造れるなんて、祖入りも時間の問題かも……」
「その前に遠坂を何とかしてくれ!! 俺じゃ、治療できないから」
 士郎は、魔術師としてはど素人なのだ。
「ほっておいても勝手に治るんじゃない!? 以前、混沌を入れたから」
「だったら、なんで血を吐き続けているんだ!?」
「無駄話は、後にしろ!!」
 未だに吸血猛獣は増え続けている。
「はぁ。さっちんも連行して来ればよかった」
 呟くアルクェイド。
 さつきが居れば、固有結界で一掃出来ていたのである。
 だが、アルクェイドは、転位できない。
 木の上で観戦している。
 二人の直死は、 吸血猛獣の死の点を突いて行く。





 ルヴィアを拉致したラインハルトは……。
 ルヴィアでお楽しみの最中だった。
 ルヴィアは、衣服を剥ぎ取られ裸だ。
 そして、ルヴィアの意識はない。
「感謝するんだな。この余に……」
 ラインハルトは言う。
「復讐の相手である貴様に種付してやることに」
 ラインハルトは、ルヴィアの胸を揉み続けながら楽しんでいた。
「お楽しみの後は、血を吸って余の家来にしてやる」
 ラインハルトは、ルヴィアの胸を激しく揉み続ける。
 途中で、意識が戻りかけると腹部を殴って再び意識を奪って楽しみ続けた。
 意識のないルヴィアの体は、ラインハルトを受け入れ続けた。
 それは、アルクエイド達が現れるまで続くのであった。



 〜倫敦〜
「そろそろ、バカ弟子は死んだかな?」
 ゼルレッチは言う。
「元帥!!」
「なんじゃ?」
「復旧は、相当時間必要です」
「ふむ。費用は心配せずとも好い。バカ弟子どもに支払わせる」
「死んで居なければいいですが……」
 死んでいたら、回収できないのだ。
 その横でニコニコしているエリオル。
「この結末も知っているのだろう? クロウの生まれかわりよ」
「ええ。クロウ・リードは、この結末を知っています」
「教えは、せぬのだろう」
「よくご存知ですね。この結末を教えることは出来ません」
 エリオルは、この結末を知っている。
「では、後度くらい時間が掛かるかは言えるか?」
「いえ。其れも言えません。不用意に干渉すれば、悲惨な結末なってしまいますから」
 エリオルは、この件に干渉しないようだ。
「命令した貴方自身も時の魔女の居場所を知らないのでしょ」
 ゼルレッチは、図星を突かれた。
 心を読むことも造作がないエリオル。
 だが、好きという心を読むことは出来ない。
「まあ。あの三馬鹿にはいい薬じゃろう」
 話をそらしたゼルレッチ。


 そして学生達は……。
 疫病神が消えて快適な学生生活を送っているはずだった。
「なんで、俺たちが修復の実習をしなければならないんだ!?」
 修復魔術の実習をさせられていた。
「そうだ! そうだ!」
 不満を言う学生。
「だが、魔導元帥に逆らえるか?」
 彼らは、ゼルレッチに逆らう勇気はない。
 逆らっても破滅するのは明らかなのだ。
 破滅するのは、あの三人だけでいいのである。
「あの三人は、死んでくれたらいいよな」
「其れより聞いたか?」
「何をだ!?」
「あの『金髪の孺子』、終にキレたらしいぞ」
「それで、その『金髪の孺子』は?」
「復讐するとか言って後を追って逝ったらしい」
「アイツ。今期だけで何回死にかけたか知っているか?」
「確か100回だっけ!?」
「100回って、3日に1回じゃん」
「それじゃ、性格が変わるかもな」
 ラインハルトの性格は、歪んでいた。
「そう言えば、アイツ。黒の姫に逢っていたらしいぜ」
「逢うって何のために?」
「決まっているだろ? 奴も男だぜ。ヤることと言えばアレだ!!」
 そう。
 アレだ。



 当のラインハルトは……。
 拉致したルヴィアをっていた。
「貴様のせいで余が何度、ヴァルハラの門を潜りかけたか分かるか!!」
 アルトルージュとの契約で得た力でルヴィアを拘束しつつ胸を乱暴に揉みながら腹部を殴り続ける。
「貴様は、死んでも許さん!! アイツらが余の所に来るまで貴様を犯し続けてやる」
 そう言って、ラインハルトは、ルヴィアで愉しむ。
 溜まりに溜まった鬱憤をルヴィアの中に出す。
 また、恨みを晴らさんと腹部を殴りつける。
 殴られたルヴィアは、血を吐く。



 そして、凜たちは……。
 吸血猛獣に襲われ続けていた。
「撃ってもキリがないわ」
 ガンドを撃ち続ける凜。
「斬る!!」
 死の線を切る志貴。
 吸血猛獣達は、次々湧いてくる。
「どこから湧いてきやがる」
 ジャングルの猛獣は、湧き続ける。
「下手したら猛毒を持つ生物も出てくるわよ」
 イリヤが言う。
「コクトー、邪魔をするな!!」
 逃げ惑う幹也は、式に抱きつく。
「貴方たち、るのは夜にして」
「邪魔だ!!」
 邪魔者扱いされる幹也。
「真祖の傍にでも居ろ!!」
 戦いの邪魔でしかない幹也。
「なかなか減らない」
「いっその事、その子、殺せば?」
「真祖! コクトーを殺したらお前を殺す」
「あはははっ。冗談だって」
 冗談だって言うアルクェイド。
「次ぎ言ったら殺す」
 式は怒っているようだ。
 頭がお天気のアルクェイドには、通じない。
 志貴に殺されて、頭のネジが緩みぎみである。
「志貴、がんばれ!!」
「お前も戦え!!」
「さっちんも連れて来れば良かった」
 さつきが居ればと言うアルクェイド。
「こいつらゴキブリみたいにしぶといわね」
 ゴキブリみたいと言う凛。
「このままじゃ魔力切れになるわね」
 魔力切れ……。
 それは、敗北を意味する。
 魔力切れの魔術師は、唯の人に過ぎない。
 半吸血鬼化している凛と士郎とて例外ではない。
 一方のラインハルトは、手ごまを増やし力を増している。


〜時計塔〜
「バルトメロイが出はって逝ったようじゃな」
「クロム大隊を引き連れ出て行かれました」
「やれやれ。法政科の仕事をほって行くとは筆頭の自覚があるのかの」
 バルトメロイは、また出歩いているようだ。
「バカ弟子どもは時の魔女に会えたかな?」


〜密林のブリュンスタッド城〜
「コクトー」
「式……」
 早速始める二人。
 
「あの二人始めたわよ」
 本来は身体を休めるべきである。
 実を言うとこの二人、既に子持ちである。
「志貴、私たちもしようよ」
 アルクェイドは、お天気だ。
「人前で言うな!!」
「あの二人、始めたんだから、私たちも……」
「人の話を聞け!!」
 志貴が言う。


「士郎。あんたは勉強よ」
 凛とイリヤによる教育がまた始まる。
「休ませてくれ」
「ダメよ!! あんたは役立たず2なんだから」
「役立たず1は?」
「あれは魔術師じゃないからいいの。わたしの弟子じゃないし」
 黒桐は、一般人だ。
 だが、普通の一般人ではない。
 魔術師の工房を発見してしまった一般人である。
 何故か、彼の周りには自然と異能者たちが集まってくるのだ。
「甘い!!」
「ぐはっ」
 士郎は、ガンドを受ける。
「遠坂、お前、腹を殴られて血を吐いてたのに大丈夫なのか?」
「五月蝿い!! 弟子のあんたをボッコボコにするぐらいなんとも無いわよ!!」
 遠坂は怒る。
「今日のあんたの課題は、200倍よ!!」
 全て自分に帰ってくる士郎。
 其れも200倍になって……。
「くっ」
 遠坂は苦しそうだ。
「無茶をするな遠坂」
「心配してくれるのね衛宮君」
 だが、士郎は墓穴を掘った。
「そんな衛宮君に課題を200倍から1000倍にしてあげるわ」
「そんなの無理だ」
「やれと言ったらやれ!!」
 命令する凛。
「衛宮君。課題を済ませて私としたくないの?」
 士郎を欲望で釣る凛。
 男である士郎。
「凛と……」
 性欲が思考を占領する。
「ねぇ。したくないの?」
「遠坂と……」
 頭から湯気が出る。
「したかったら、さっさと課題を終わらせること!!」
 魔術師としての知識がない士郎には、難しい課題だ。
 だが、聞こえてくる声で集中できない。
 聞こえてくる声は、士郎の集中力を乱す。
 真面な人間なら、あの声を聴いていて理性を保てる筈がない。
 士郎も例に漏れず欲望には勝てない。
「ダメだ……。集中できない」
 課題を止め凛の部屋に忍び込もうとする士郎。
「お兄ちゃん。こんなところで何をしているの?」
「イリヤ!?」
「課題は?」
 課題のことを聞くイリヤ。
「そ、その……」

『コクトー、もとっだ』
 ヤっている声が聞こえる。

「若しかして凛の部屋に忍び込むつもりだったの?」
「………………」
 何も言えない士郎。
「わたしが、お兄ちゃんの欲望を満たしてあげる」
「イ、イリヤ?」
「お兄ちゃんは、したくないの?」
 イリヤが相手をしてくれるという。
「ついでに課題も教えてあげる」
 イリヤは、魔眼で士郎の欲情を強くする。
 魔眼に抵抗できない士郎は、暗示にかかる。
「イリヤ。俺、もう我慢できない」
 イリヤに欲情する士郎。
「私の部屋で、お兄ちゃんを気持ちよくしてあげる」
 イリヤの部屋に連れて行かれる士郎。
 自分の部屋でイリヤは、服を脱ぎ始める。
「もう、我慢できない……」
 欲情の限界に達した士郎がイリヤに抱きついた。
「イ、イリヤ!!」
 イリヤの胸を吸いながら揉む。
「お、お兄ちゃん……」
 イリヤの胸を揉みながら服を脱ぐ士郎。



〜友枝町〜
 杖を手に歩く女性が居る。
 ある事件で視力を殆ど失った浅上藤乃である。
「ねえ、君一人?」
「おれ達とイイ事しない?」
 ナンパ男共が現れた。
「イイこと?」
「そう。イイこと。此処じゃ出来ないから移動しない」
「大人しく着いて来てくれないと痛い目にあってもらわないといけなくなるぜ」
 ナンパ男共を無視する藤乃。
「待った?」
 藤乃に声をかけるアテネ。
「なんだ!? てめぇ!!」
「私? 私はアテネ。アテネ・クライシス・ブリュンスタッド」
「てめぇの名前は聞いてねぇ!!」
「俺たちはそっちの女に用があんだよ」
 ナンパ男達は、藤乃に用があるようだ。
「とっとと失せろ!! さもないとるぞ」
「貴方達に出来る?」
「言ったな!? この糞アマ」
 ナンパ男達はナイフを取り出す。
 リーダー格の男は金属バットを持っている。
 だがそこに 運悪くパトカーが通りかかる。
 乗っていたのは、秋巳大輔だ。
「動くな、不良ども!!」
「やべ、ポリ公だ」
「お前達を殺人未遂と銃刀法違反で逮捕する」
「うるせぇ!! ってしまえ」
 彼らの罪が追加される。
 警官達の喧嘩を売る。
 一部の不良たちは、逃げようとする。
「何で待ち構えているんだよ」
「大人しくしやがれ!!」
 地面に不良を押さえつける警官。
 もう一人の警官が不良に手錠を掛ける。
 多勢に無勢、次々逮捕されていく不良たち。
「糞アマ死ね!!」
 アテネに金属バットで殴りかかるリーダー。
 警官の誰もが殴られたと思った。
 だが結果は……。
「貴方、五月蝿いわよ」
 アテネは、金属バットを素手で掴んでいた。
「なっ」
 リーダーは、全力で殴ったがびくともしない。
「あんたに構っている時間はないの。大人しく寝ていなさい!!」
 そう言って不良のリーダーを地面に叩きつけた。
 無論、殺さないように手加減して……。
「ぐはっ」
 叩きつけられた衝撃で息ができない不良のリーダー。
「よし。逮捕だ!!」
 秋巳が言う。
「貴様ら唯で済むと思うなよ!? 貴様ら全員クビにしてやるからな」
「出来るならどうぞ」
「言ったな!? 後悔しても遅いぞ!!」
 リーダーの男は、可也の権力を持っている者が後ろ盾に居るようだ。
「残念ながら、君に後ろ盾は、もうありませんよ」
「誰だ!?」
「鳴海清隆……」
「秋巳刑事。構いません。逮捕してください」
 鳴海に促されて逮捕する。
「殺人未遂、もろもろで逮捕する」
 リーダーの少年に手錠が掛けられる。
「出てくるのが遅いっ!!」
 プンプン怒るアテネ。
 口調もアルクェイドに似ている。
 逮捕された不良少年達が応援に駆けつけてきたパトカーに乗せられ連行されていく。
 周囲の住人が野次馬のようにいつの間にか集まっていた。
 規制線を張って野次馬を遠ざける。


〜伽藍の堂〜
「やっほ〜。居る?」
「何の用だ!?」
「漫才夫婦は?」
「アフリカに行ったよ」
「ふ〜ん」
「一緒にいるのは、浅上藤乃か?」
 藤乃の存在に気づく桐子。
「何の用だ!?」
「ちょっとね」
「ちょっとねか……。何時になったら連れてくるのだ!?」
「爺の悪巧みで倫敦に居るのよね」
「爺と言うから、ゼルレッチ翁か」
 ゼルレッチの性格を知っている桐子。
「あの爺。何時も面倒事を引き起こしてくれる」
 何のことか理解できない藤乃。


 〜アーチボルト邸〜
「今日も遅かったな。お義兄よ」
 アチーボルト家の当主であるライネスが聞く。
「ここ数日、寂しかったぞ?」
「寂しい顔か!?」
「それより、アパートが改装中とは如何いう事だ?」

「お義兄こそ、われの裸が見たかったのではないのか?」
「裸って……。あれは何時だったか?」
 ウェイバーは言う。
「私の寝ている布団に裸になって入り込んだのは?」
「裸の私と寝れて嬉しかったのだろ。我の裸は、滅多に拝めんぞ」
「そうか!! そんなに襲って欲しいのなら、襲ってやるぞ」
「我が、負債を持つそなたに肌を晒すと思ったか?」
 ライネスは、からかって居るようだ。
「そう、怒るな。義兄よ、これでも飲んで落ち着け」
「なんだ!?」
「いいから、飲め!!」
 言われるがまま飲むウェイバー。
 それは、ライネスが用意していた媚薬が入っている酒だった。
「お前の裸なんか……」
 媚薬が効いてきたようだ。
「童貞の義兄に出来るのか?」
って欲しいのなら欲しいって言え!! ってやる」
 媚薬によってウェイバーは、壊れた。
「われと子づくりする気になったか?」
 子づくりと言うライネス
「そんなに子が欲しいのなら作ってやる」
「それでこそわが義兄よ」
「ライネス、服を脱いで裸になれ!!」
「われを誘っておるのか?」
「私を欲情させた責任を取れと言っているのだ」
「義兄は欲情も抑えられんのか?」
 媚薬によってライネスに欲情しているウェイバー。
「良いから、服を早く脱げ!!」
「そんなにも我の裸が見たいか?」
 着ている服を脱ぐライネス。
 一糸纏わぬ姿になったライネス。
「義兄は、触りたいのだろ? 我の胸を……」
 ウェイバーは、ライネスの胸に手を伸ばし揉み始めた。
「義兄は、それで満足か?」
「満足は出来ないよ。君をイカせるまでは……」
 そう言ってウェイバーは、ライネスの胸を鷲掴みにして激しく揉み始めた。
 ウェイバーは、ライネスの胸を揉みながら吸う。



 ウェイバー、ライネスでお楽しみ中……。













 ケロちゃん&アルトルージュにおまかせ
「こにゃにゃちわ〜ケロちゃん&アルトルージュにお任せのコーナーの時間やで!」
「それにしてもごつう久しぶりやな」
「みんな元気にしてたか?」
「なんや、大変なことになっとるみたいやな〜」
「そう言う、ヌイグルミは、出番がなかったな」
「そう言う姉ちゃんも出番が無かったな」
「黙るがよい」
「それにしても、あっちこっち盛んやな」
「時計塔のロードが義妹に手を出すとは終わりよの」
「それは、からかわれているだけかもしれへんけどな」
「妾もからかってやろうかな?」
「まぁ。からかう価値はあるかもしれんなぁ」
「ならばからかいに行こうかな」
「それにしても子づくりかい。あの坊主、まだ子が居らんかったのか?」
「作ったとしてもあの貧弱な魔術回路ではな……」
「姫さん、そろそろ終いの時間や」
「もう。時間か」
「続きは、次回か……」
「次回も楽しみにしているが良い」


苦戦しているみたいだな。
美姫 「みたいね。なのに休憩しないで大丈夫なのかしらね」
どうだろうな。無事に切り抜けれるのだろうか。
美姫 「それじゃあ、今回はこの辺で」
ではでは。



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