第49話「吸血鬼族の秘密」






 
「貴様は認めてやるが、月村すずかが女王になる事だけは絶対に認めん!」
「まだ分かっていないようすわね。丁度いい機会だから教えてあげますわ。私達、吸血鬼族の由来を」
 吸血鬼族の由来を語り始めるエリザベート。
「私達、吸血鬼族の祖先は、異世界から渡ってきた吸血鬼の王族です。たしか、ブリュンスタッドの名を持つ真祖の吸血鬼だそうです」
「ブリュンスタッド……」
 さつきを首をカクカクさせながら見る。
「確か、貴女ブリュンスタッドでしたわね。名前は?」
「弓塚さつき・ブリュンスタッドです」
「私は、エリザベート・フォン・マリンドルフ。こっちの世界の真祖よ」
 エリザベートは、真祖だった。
「空想具現化は使えます?」
「使えるけど、流石にブリュンスタッド城を呼び出すことは出来ないわ。貴女は、できるの?」
「出来ますけど、実演いります?」
「確認しただけだから……」
 さつきに確認しただけのようだ。
「今では、血が薄まって使える人は居なくなったけど初期の頃は使えたらしいわ」
「今は歴史を語っているときではないだろうが!」
 話を止めようとする男。
「やめんでいい。歴史を語るのも長の務め。続けたまえ」
「使える者が消えて数百年経つわ。でも、再び使える者が現れた。誰か解るかしら?」
 すずかの方を見るエリザベート。
「次期女王候補、月村家の次女、月村すずかよ」
「あんな小娘がか!? どうせ嘘に決まっている」
「疑うのならその眼で見てみなさい」
 すずかに視線を送る。
「すずか、次期女王の力を見せ付けてやりなさい」
 忍がすずかに言う。
「皆さん、外に出てください」
「皆の者、外へ」
 会議室から外に移動する。
 そこで具現化するようだ。


「ここで何をしようと言うのか?」
「ブリュンスタッド城を具現化させるのよ」
「そんなお伽の城を呼び出せるものか!」
「見ていれば解るわ」
「出来んのなら出来んと素直に言え!」
「慌てなくとも見せてやるから慌てるでない」
 そう言うとすずかは、眼を瞑って精神を集中させる。
 周囲に漂う空気が一変する。
 肌に纏わりつく重い空気。
 周囲の風景が変わりブリュンスタッド城が現れる。
「ふぅ」
「これが……」
「そう。伝説のブリュンスタッド城よ」
 其処には荘厳なブリュンスタッド城があった。
「あんなガキが純血種の真祖だと」
 すずかが具現化したことに驚きが集まる。
「ついでだから言うけど彼女の姉と私も真祖だから」
「姉妹揃って真祖だと! 認めんぞ!! 血は俺たちの方が……」
「俺たちの方がどうしたと言うのですか?」
「俺たちより家の歴史が新しいくせに」
「その歴史の浅い家が始祖の血を引いていたと知った感想は如何でしたか?」
 知っていた風に言うエリザベート。
「何故、貴様が知っている!?」
「何故!? だって私、昨日見せてもらったから」
 エリザベートは、昨日見せてもらっていたようだ。
「さて、ブリュンスタッド城の具現化実演はここまでにして中に戻りましょう」
 すずかは、ブリュンスタッド城を消す。
 其処に何も無かったようにもとの景色に戻る。


「それじゃあ話を再開するわ」
 室内に戻り話を再開する。
「私達、吸血鬼族は異世界から渡った真祖の末裔だと言うところまで話したわね」
「……」
「最初の頃の吸血鬼は、夜しか活動できなかったわ。其れが吸血鬼が夜の一族と呼ばれた所以。真祖は、昼夜関係なしに活動してたらしいわ。今では、血が薄まって昼でも活動できるようになったけど」
 最初の頃は、夜しか活動できなかったようだ。
「今じゃ純血種は、数十人……そのうち真祖は、10人ぐらいかな?」
 現存している真祖は10人らしい。
 内三人は、月村姉妹とエリザベートだ。
「俺たちも純血種だぞ! 無視するな!!」
「そうだそうだ!! 俺たちだって真祖に数えられるべきだ!!」
「なら、証拠を見せてくださる? 証拠を見せてくだされば認めてあげましてよ」
 証拠を見せたら認めるというエリザベート。
 証拠を見せることが出来ないとわかっていて言ったのだ。
「どうしたのですか? 証拠を見せてくださるのでは無かったのですか?」
「くっ……」
「見せることも出来ないのに威張らないくださいまし」
 見せ場無く恥をかく吸血鬼族の男達。
「おのれ。俺たちに恥をかかせてくれたな」
「少し、頭を冷やそうか?」
 すずかが言う。
 その手にはフリーズのカードがある。
「そんなカードで何をしようと言うのだ!?」
「しばらく氷の中で頭を冷やしていなさい」
 すずかはフリーズを使う。
 反抗的な男の吸血鬼たちは氷漬けにされた。
 その数、20数人。
 その20数人は会議から退場することになった。
「氷漬けのお馬鹿は放っておいて話を続けるわ」
 氷漬けの馬鹿たちを無視して話を続ける。
「純血種の真祖が消えるのも時間の問題ね。純血種の子孫を残すのは難しいわ」
 純血種の子孫を残すのは難しいようだ。
「純血も一つ絶えちゃうし……」
 忍を見て言う。
「あっ! でも、さつきさんに血を入れてもらえばいいか!」
 さつきに血を入れてもらえばいいと言うエリザネート。
 さつきは、この世界で唯一のブリュンスタッドなのだ。
「血を入れて欲しい人は居る?」
「俺だ!」
「俺に入れてくれ!」
「私に……」
 吸血鬼族の者たちがさつきの血を欲する。
「私の血を入れたら昂ぶっちゃいますよ? 暴走したら殺しますけど、それでも入れて欲しいですか?」
 さつきの殺害予告に怖気づく。
「暴走して殺されるくらいならいい」
「俺も遠慮しとく」
「私も」
 次々に棄権する吸血鬼たち。
 さつきの血に酔って暴走することを恐れたようだ。
「それでも夜の一族の筆頭格である吸血鬼なのかしら? このままじゃ、すずかが後継者に決定しちゃうわよ」
「あのガキが!?」
「あの娘、春先に死に掛けたのよ。外来の吸血鬼に攫われて……」
「その時に殺されていれば良かったのに」
「貴方は耐えられる? 一方的な力の暴力に……。その時すずか、お腹を何度も殴られて血を一杯吐いたそうよ」
 すずかが残虐な暴行を受けたと伝えるエリザベート。
「そのまま助けなかったら、すずかはこの世には居なかったでしょうね。それに、すずかは運が良かったから助かったけど」
「運が良かったって、まさか!」
「そのまさかよ。死に掛けたすずかに血を飲ませえた。真祖の王族の血を……」
「飲んで暴走したのだろう?」
「余程血が合ったのでしょうね。回復しただけじゃなく新しい力も手に入れてたわ。復活時に封印が解けたと聞いたときは驚いたけど……」
「封印など聴いたこと無いぞ!」
「知らなくても当然です。封印のことを知っていたのは、亡くなられた長老達だけなのです」
「何故貴様のような小娘がそのような事を知っている!?」
「知っていても当然です。吸血鬼族の長老は誰だと思いますか?」
「誰って……」
「吸血鬼族の長老は、私の父です」
 爆殺された吸血鬼族の長はエリザベートの父親だった。
「真祖であるすずかは、生まれながら強大な力を持っていました。その封印も今や完全に解けてしまいました」
「では、再封印をするべきだ!」
「いや、幽閉をしろ」
「幽閉してもいいけど、すずかの友達を敵にすることになるわよ」
「ふん! 人間の友達など怖くない!! 我らの前に跪かせてやる」
「貴方達、地獄を見ることになっても知らないよ」
「地獄を見るのはお前達だ!」
「そう……貴方達に地獄を見せてあげるね。その前に教えて置いてあげるよ。私の友達は皆、吸血鬼だから……」
「なにが吸血鬼だ! 我らを脅すための嘘なんだろうが!!」
「嘘じゃないよ。吸血鬼にしないと助からない状態だったんだから」
「我々は騙されないぞ。嘘をつくのも大概にしろ!!」
「嘘ではない。妾が吸血鬼にした」
 吸血鬼にしたのは自分だと言うさつき。
「嘘と思うのなら誰か一人、吸血鬼にしてやろうか?」
 黄金の眼で言う。
「そなたらは、吸血鬼ではなく死者にしても良い」
 さつきは脅す。
「丁度、使い魔の混沌が腹を空かせている。餌になりたい奴は居るか?」
 混沌を出す。
 妙なまねをすれば襲わせるようだ。
「そんなモノで何をしようと言うのだ!!」
「しょうがないね。本当は嫌なんだけど、一人食べてもいいよ」
 混沌に指令を出すさつき。
「誰か食べられたい人、居る?」
 流石に食べられたくないのか皆首を振る。
「喰われてたまるか!!」
「じゃあ、すずかの友達が吸血鬼に成ったことを認めるんだね」
「認めるから喰わないでくれ」
 命乞いをする。
「でも、『O・HA・NA・SH』決定かな?」
「『O・HA・NA・SH』って何だ!?」
「『O・HA・NA・SH』は『O・HA・NA・SH』よ」
 彼らは知らない。
 『O・HA・NA・SH』がお話しでなく制裁的肉体言語だということを……。
 O・HA・NA・SHの意味を知った時、彼らは地獄を見ることになる。
「さて、馬鹿共のおかげで時間を無駄にしたから手短に話を続けるね」
 手短に話を続けるエリザベート。
「すずかの封印が解けたことまで話したわね」
「再封印は可能なのか?」
「残念ながら再封印は不可能よ。もう封印で押さえることは出来ないわ」
 再封印は、不可能のようだ。
「わたしは、再封印しないつもりよ。折角開放された力がもったいないじゃない」
 問題はすずかの力が巨大だということだ。
 更に吸血鬼の王族なのだ。
「不満なら戦って決着つけるといい。だが、お前達程度の力ではすずかには勝てんぞ」
「なら、その姉と戦うまでだ」
「愚かな……月村姉妹が真祖だといったのを忘れたか?」
 月村忍が真祖だということを失念している。
「姉妹揃って真祖だと!?」
「月村と私の家は今は絶えた王家の血を受け継いでいるのを忘れた?」
 月村とマリンドルフ家は王家の血を継いでた。
「何が王家だ! 我らだって王家の末裔だぞ!!」
「元は皆、王家の子孫だった」
「ならば、俺たちも王家の子孫だと認めろ!!」
「貴方方の殆どは王がつれて来た妾との間に生まれ半真祖や人間の血が混じった雑種です」
「雑種だと!? 言わせておけば……」
「雑種に雑種と言って何が悪いのですか?」
「このやろう……犯してやる!!」
 エリザベートに襲い掛かる。
 そんな男の胴体が真っ二つになる。
「俺の体がぁ!!」
「その状態から再生出来るかしら?」
「何故だ! 何故再生できない」
 再生できずに慌てる。
「死にたくない。俺はまだ死にたくない」
 泣き叫ぶ。
「早く再生しないと死んじゃうわよ」
「俺を真っ二つにした奴が言うか!!」
 その間にも血は流れ出続ける。
「何で、治らないんだ!?」
 傷を再生させようにも出来ない。
「助けてくれ!!」
 命乞いをする。
「血は薄まっていても吸血鬼でしょ」
「そんなこといいから助けてくれ」
「その程度も直せないの?」
「じゃあ、この子達の餌になる!?」
 さつきが混沌を出す。
「早くしないと食べさせちゃうよ」
 さつきの混沌の餌になると聞いて慌てる。
「俺の体、喰われてたまるか」
 だが、その思いに反して体の修復は出来ない。
「後10分だけ待ってあげる。その後は、食べるよ」
「後10分!? ごふっ」
 血を吐く。
 吸血鬼の男は、血をどんどん失っていく。
「吸血鬼が失血死するなんて惨めな姿をさらすわけには……」
 吸血鬼が失血死するのは、もっとも不名誉なことなのだ。
 末代まで汚名がついて回るからだ。
「過去にも失血死した吸血鬼が居たらしいわ。このままだと貴方もその仲間入りね」
「誰のせいだと……かふっ」
 再び血を吐く。
「どうしたの!? もう治癒する力も残っていないの? それとも治癒できないとか……」
「うるせぇ!!」
 どうやら後者のようだ。
 ただ時間だけが過ぎていく。
「後、3分!!」
 彼に残された時間は後3分だ。
「妾の血を飲むか? 言っておくが妾の血は猛毒だからな」
 飲む、飲まないの自由は彼にある。
「死ぬ前に見せてやろう再生の仕方を……」
 さつきは、再生の仕方を見せるという。
「すずか、腕を出せ!」
 すずかは、ドレスの袖をまくって腕を出した。
 すずかの腕を手に取るとさつきは、その腕を切り落とした。
 切り落とされたすずかの腕からは血が滴る。
「そいつの腕を切り落としてどうするんだ!!」
「黙ってみてるが良い。再生が出来ないその方への実演だ」
 すずかは、切断された腕の接合に入る。
 初めは少し押さえていたが直ぐに手を離した。
 後は独りでにくっついて元の状態に戻った。
「何で、その小娘は治せて俺には治せないんだ!!」
「何でって血の濃さでしょうね。あぁ、貴方は治っても居場所は無いから」
「俺は、まだ子孫を残していないんだぞ!!」
「さつきさん。この目障りなのを処理してください」
「お前達、其処なる餌を喰らえ!!」
 さつきの命令が下る。
 混沌は、あっという間に不幸な吸血鬼を骨も残さず食べた。
 ここに一人の吸血鬼の儚い人生に幕が下りた。
「本当は、他にも処理しないといけない人が居るけど、それは新しい指導者に任せるとするわ」
「話は全て終わったかね」
「取りあえずはね」
「そろそろ昼だし会議を一時休会とし再開は午後1時からとする」
 エリザベートの話で大分時間を食ったようだ。



 PM8:00 時空管理局本局
「今日は、帰れるかな?」
 リンディは、事件後の処理でなかなか帰れずに居た。
「リンディ、延期になっていた休暇貰えたんでしょ」
「えぇ」
「じゃあ、フェイトちゃんたちとゆっくり過ごすの?」
「そのつもりよ」
 リンディは、年末年始をゆっくり過ごすようだ。
「プレシアはどうするのかしら?」
「アリシアちゃんと過ごしたいだろうけど……」
「けど?」
「会っても誰か分からないかも……願いの代償で」
「彼女、何を願ったの?」
「アリシアちゃんを生き返らせようとした事件……覚えている?」
「ジュエルシード事件ね」
「その時、アリシアちゃんを生き返らせた代償でアリシアちゃんに関する記憶を対価にしたの」
「あぁ。そう言うこと」
 レティも納得したようだ。
「多分会ってもフェイトちゃんのことは分かってアリシアちゃんは分からないわ」
「技術部に入ったって聞いたけど」
「その話は聞いたわ」
「じゃあ、『夜天の書』を直したって話は?」
「知っているわよ。はやてさんの喜ぶ声が聞こえたから」
「リンディ相談なんだけど、はやてちゃん私にくれない?」
「私は、フェイトさんとアリシアさんとなのはさんが欲しいのよね」
「さのはちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃんってAAAくらすよね」
「そうなのよね。民間協力者で居てくれたらアースラに乗せて置けるのに……」
「完全に統計規模に引っかかるわね」
「統計規模といえば、あの子たち引っ掛かっちゃうのよ」
 統計規模に引っ掛かるというリンディ。
「あぁ。SSSランクオーバーの子達ね」
 目の前にモニターを出してデータを見る。
「片方は『創世の書』のマスターね。この子、固有戦力だけで7体も居るんでしょ?」
「私としては、全部欲しいだけど無理よね。全員がSSSクラスじゃ……」
 なんとローゼンリッターはSSSランクだった。
「それにこっちもSSSオーバー……」
「入局早々にリミッター処置になるわね」
「でも、リミッター付けれるの?」
「アルカンシェル級の砲撃を持っているから……」
「どう考えてもリミッターは難しいわね」
 リミッターは難しいようだ。
「あの子達、リミッターで大分落とさないと他の子達まで巻き添えを食うわよ」
 各部隊ごとに保有できる魔力量が決まっているのでそれに収まるようにする裏技なのである。
 優秀な魔導師を多く得ようとすればリミッターを掛けるしかないのだ。
「訓練校はどうするの?」
「フェイトさんとアリシアさんとなのはさんはAAA、アリサさんはA-で同じ訓練校で短期養成コースで大丈夫でしょうね」
 なのは、フェイト、アリシア、アリアは短期養成コース確定だ。
「さつきさんとすずかさんは、どうするのかな? すずかさんは、固有戦力を持っているし……さつきさんは、戦闘能力が高いし」
「クロノ君と同じ士官学校って選択もあるわよ」
「士官学校でも、自信なくして辞めちゃう子でないかしら?」
 士官学校の心配をするリンディ。
 さつきとすずかは、何処に行っても巨大すぎる力が付きまとうことになるのだ。
 万年人材不足なのにこれ以上減っても困るのである。
 人事担当のレティの最大の悩みは、優秀な人材が減ってしまうことなのだ。
 その最大の危機に直面しているのである。
「取りあえずは、何も考えずに楽しく年末年始を過ごしましょう」
「お互い楽しい休暇を満喫しましょう」




 同日 ドイツ
 PM0:30
「すずか、さつきさんに斬りおとされた腕は大丈夫?」
「大丈夫よ、お姉ちゃん」
 すずかの腕は無事くっついたようだ。
「腕は、元通りにくっ付いたから」
 切断されたほうの腕を見せる。
「流石は真祖、傷跡も残らずにくっ付いているね」
 感心するエリザベート。
「私は、貴女を女王に推すわ」
「私が、女王?」
「女王になるのいや? 貴女が降りたら安二郎が推すマルガレータが無条件で女王になるわよ。そうしたら月村家は取り潰しの上、一族から追放されることになっても?」
「私、女王になる! 友達を傷つけた人が推す人には負けない」
 女王になる決をするすずか。
「其れでこそ父が推薦しただけあるわ」
 吸血鬼族は、すずかに入れるようだ。
「そろそろ、休憩時間も終わりね。会議室に戻るわよ」


 午後からの会議が再開され他の部族長が選出された。
 これからが一族会議の本番である。
 一族を束ねる長になるのは誰なのか?


 次回予告

 忍「選出された後継者候補」
 忍「渦巻く陰謀」
 忍「混迷する会議」
 安二郎「後継者は、わてらが推す人で決まりや」
 忍「次回『魔法少女リリカルなのは〜吸血姫が奏でる物語〜』第50話『混迷する一族会議』」
 安二郎「わての目標まで後僅かや」
 さつき「少し妾とO・HA・NA・SHするか?」
 安二郎「うぎゃぁぁぁぁ!!」


揉めに揉めているな。
美姫 「それだけ長という位が欲しいって事かしらね」
よく分からんが、そうなのかもな。
美姫 「次回では長が決まるのかしらね」
どうなるのやら。それではこの辺で。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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