第84話「海鳴大血戦2」






 アンゼロットの口撃。
 シエルは、大ダメージを受けた。
 シエルは、死んでしまった。
「シエル、おっきろぉ!!」
 シエルは、死んでいる。
「シエル、早くしろぉ」
 急かすアルクェイド。
「早くするが良い! プライミイッツの餌になりたいのか!?」
 アルトルージュもシエルを急かす。
「急かさないでください。わたしのお腹、グチャグチャなんですよ」
「それは、その方が妾たちの忠告を聞かずに戦ったからであろう」
 自業自得だというアルトルージュ。
 アルトルージュの口撃。
 シエルは、ダメージを受けた。
「それに、すずかちゃんの命令を聞かなかったもんね」
 アルクェイドの口撃。
「治療に集中できないから黙っていてください!!」
 アルクェイドが煩いと言うシエル。
「シエル、集中力が足りないぞ」
「脳天気の貴女には言われたくありませんね」
 アルクェイドを脳天気と言うシエル。
「頭のネジが緩みすぎではありませんか?」
「あはっはっはっ」
「頭のネジを締め直す必要がありそうだなアルクェイド」
「姉さんまで……」
「確かにアルクェイドさんの頭のネジは緩み気味ですね」
「って、すずかちゃん!?」
「アイツは……。吸血鬼はどうしたんですか?」
「あの吸血鬼なら処刑したよ」
「倒したのですか!?」
「O・HA・NA・SHにもならなかったわ」
 現にすずかは、返り血を浴びてはいなかった。
 オフレッサーは、すずかによって処刑されていた。
 文字通り肉片ひとつ残さずにである。
「休憩は、十分取ったのであろう? そろそろ援軍も来る頃、先陣を勤めるが良い」
「私は、まだ十分に回復していないんですよ」
 シエルは、まだ全快していない。
 内臓には、まだまだダメージが残っている。

「恭也さん、来るのが遅いですよ」
「すずか、人使いが荒いぞ!! 呼び出しのアレ、何なんだよ。“はい”か“イエス”だと!?」
「恭也さん、お姉ちゃんに言って血を抜いてもらっていいんですよ」
「だんだん腹黒いところが忍に似てきているぞ」
「そうですか?」
「あぁ、似ている」
 腹黒いところが似ているという恭也。
「恭也さん、後でO・HA・NA・SH覚悟してくださいね」
 恭也、すずかからのO・HA・NA・SH決定か?
「その時は、お手柔らかに頼む」
「では、恭也さん、先陣を勤めてくれますか?」
「何を言うんですか。彼は、どう見ても一般人ではないですか」
「シエル、一般人と見ないほうがいいわよ」
「どう言う事ですか? 真祖!!」
「彼、暗殺剣の使い手よ」
「それで、得物は?」
「これだ」
 恭也は竹刀袋から小太刀を取り出す。
 それで、恭也が接近戦タイプだということがわかる。
「そんな短い剣では殺されるのが落ちです」
「そんなこと言っているけど、彼、この世界の人間では最強の部類に入るわよ」
 この世界の最強の部類に入るらしい恭也。
「最強と言う剣術見てみたいですね」
「じゃあ恭也さん、先陣をお願いします。恭也さんの後ろはシエルさんです」
「すずかさん達は如何するんですか!? まさか、戦わずに観戦すると言うのではありませんよね?」
「雑魚は、シエルたちの仕事! ボスは私たちが相手をするから」
「今の言葉に二言はありませんね?」
「あるわけないじゃない」
「では、私はボス戦は観戦させていただきます」
 役割が決定する。
 役割が決まったことでダンジョンの中に侵入する。
 入口付近の死徒や死者は、すずかのO・HA・NA・SHによって倒されていた。
「それでは、ダンジョン攻略開始です」
 ブラウンシュヴァイクの城に侵入を開始するすずか達。


 城は、複雑な迷路になっていた。
 道が無ければ作るを繰り返していた。
 壁を壊してでも突き進む。
 壁を壊すのは恭也の仕事だ。
 小太刀で壁を斬り壊す。
 壊した壁の影から出てくる死者を容赦なく斬り捨てる。
 斬り捨てられた死者は、灰になる。




「騒がしいが何かあるのか?」
「城の中に侵入者が入り込んだようです」
「オフレッサーは、何をやっておるのだ!!」
「侵入者と戦闘中のものと思われます」
 彼らは、まだ知らない。
 既にオフレッサーは、すずかに処刑されたことを……。
 そして、この音は、すずか達が暴れている音なのだ。
 その音は、最深部に居ても届くほどのものだ。
 轟音は、段々と大きくなっていく。
「オフレッサーの役立たずめ!!」
 グラスを床に叩きつけるブラウンシュヴァイク。
「オフレッサー殿より役立たずの選民共は如何なさいますか?」
「選民共か……。盾にして殺しても構わん」
 盾に仕えと言うブラウンシュヴァイク。
 死者と奴隷を背後から脅して戦わせようと言うのだ。
「それが良いでしょう。思い上がった選民共を教育するに最高の手です」
「選民共には鞭をくれてやれ!! 飴を与える必要はない!!」
「そうですな。選民共には鞭だけで十分です」
 リッテンハイムが言う。
「いや、いっその事、玉座の間に誘い込んでみるのは?」
「玉座の間にか……」
「叔父上! それでは、叔父上の首が……」
 フレーゲルが言う。
「構わん。ワシの首は取らさん!! 逆に侵入者共の首をもいで、その頭蓋で祝杯をあげるとするか」
「良い考えです。叔父上」
 すずか達の頭蓋で祝杯をあげようと言うフレーゲル。
「ブラウンシュヴァイクよ、杯の中身は何になるのだ!?」
「杯の中身は、奴らの血だ!!」
「さぞ、上質の味がするでしょうな」
「この様な場所で真祖の血を飲むことが出来る日が来るとは」
 すずか達、真祖の血が飲みたいようだ。
「早く飲もう」
 早くも宴会気分になるブラウンシュヴァイク達。
 それ程、すずか達、真祖の血は魅力的のようだ。
「報告申し上げます。オフッレサー殿が倒されたようです」
「何だと!! オフレッサーが敗れたと申すか!?」
「はい」
「オフレッサーの穴は大きいですね」
「して、どのようにして敗れたのだ?」
「O・HA・NA・SHです」
「寝言を言うな!!」
「寝言は、言っておりません」
「どのようにしてオフレッサーがやられたのか!?」
「ですから、O・HA・NA・SHです」
「お話だと!! お話でオフレッサーが敗れたとでもいうのか!!」
「お話ではありませんO・HA・NA・SHです。つまり肉体言語なのです」
「何がO・HA・NA・SHだ! 恐れることは何もない」
「その通りです。叔父上と我ら四祖の三人が総がかりで戦えば真祖と言えど簡単に首を落とせます」
「よし。真祖の首を落とした者には褒美をとらせるぞ!!」
 配下の死徒を焚き付けるブラウンシュヴァイク。
 褒賞で死徒のやる気を奮起する。
 それは、あくまで自らに帰順した死徒たちに限ってのことである。
 当然、選民たちには何も出ない。
 死徒たちの失敗を死をもって償わなければならないのだ。
 強者の失敗を償うのは弱者の定めなのだ。
 彼らが強者たる所以は弱者を弱者で居させることにある。
 強者には、絶対に勝てないと体に教え込むのだ。
 そうやって弱者の心を折り屈服させたのである。
 心を折られた弱者は、強者に刃向う気にはならない。
 よって、強者が戦えと言えば戦う。
 強者に従う以外、生きることが許されないのだ。



「串刺しにして差し上げます」
 シエルは、狭い通路で黒鍵を投擲する。
 黒鍵によって爆発する死者達。
 死者達は、恐れるどころか向かってくる。
 向かってくる死者を恭也とシエルは、倒していく。
 恭也は、小太刀で……。
 シエルは、黒鍵と魔術である。
 火葬式典を喰らった死徒は、一瞬で灰になる。
 夜明けまでに仕事を終えなければならない。
「『月落し』とブレイカーを使えば簡単なんですけど……」
 すずかは、『月落し』とブレイカーを使えば簡単に終わるという。
「じゃあ、使えばいいじゃん」
「これ以上、町を壊したくありません」
 すずかは、海鳴の町をこれ以上傷つけたくなかった。
 自分が管理する町をだ。
「それからシエルさん」
「なんですか?」
「これとは別に対価分は働いてもらいます」
「対価は、再建の動労力で払います」
「之からのは、お仕事をサボった分の上乗せです」
「私は、サボっては……」
「シエル、貴女が寝ている間にメイド軍団が仕事をしてたわよ。貴女が破壊した部屋の修理とか……」
「そなたが壊した額を聞くか?」
「幾らなんですか?」
「聞かぬほうが良いぞ」
「いいえ聞きます」
 賠償額を聞くシエル。
「今は、私の管理地を荒らした人に血の制裁を与えるのが先です。シエルさん、請求書、楽しみにしていてくださいね♪」
 すずかが、怖い。



 一方、ミッドチルダでも作戦が開始されようとしていた。
「以上が、今回の作戦です」
 作戦の総指揮を執るホームズが言う。
「前衛が、シグナム、ヴィータ、フェイト、アリサ、アリシア」
 人材を適所に配置する。
「中衛が高町教導官」
 なのはは、中衛だ。
「後衛、サポートがユーノ史書長とシャマルさん」
「ホームズさん、うちとさつきさんは?」
「貴女とさつきさんは、予備戦力として後方で待機してください。それから二人のリインさんは、私のサポートをお願いします」
「我は主の護衛だ」
 ロイエンタール軍との戦闘準備が整う。
「それでは、作戦開始です」
 作戦が開始される。
「八神さん、例のポイントに広域殲滅魔法を撃ち込んでください」
「了解や!!」
 『夜天の書』を開きシュベルトクロイツを手に爆撃地点上空に飛んでいく。
 突入部隊であるメンバーも飛ぶ。
 はやての広域殲滅魔法で土煙が舞い上がる。
 魔力量の増加で破壊力がとてつもない。
 上空には巨大なきのこ雲ができている。
 夜のため、出来たきのこ雲で夜空が隠れる。


 この状況を快く思っていない人物が居た。
 地上本部が正義だと豪語するレジアス中将だ。
「何故、奴が指揮を執る!!」
 本来は自分が指揮すべき事件なのである。
「中将、お気を確かに……」
「これは、越権行為だぞ!! 許されると思うか!?」
「それは……」
「今直ぐ、ホームズから指揮権を取り上げろ!! ワシが指揮を執る。周辺の部隊に出撃を命じろ!!」
「はっ!!」
「邪魔なら、ホームズ達を逮捕しろ!!」
「しかし、罪状は如何するのですか?」
「理由など後で幾らでもつけることが出来る」
「そうでしたな。あの犯罪者とその関係者も我ら地上本部の手で裁かねばならない」
 陰謀を巡らせる地上本部の局員。
 自分たち意外の成功を快く思っていない。
 全ての次元世界は、ミッド地上本部の手で守られていると言う考えの連中である。
 特に、海……次元航行部隊とは犬猿の仲である。
 海の失敗を喜ぶ風潮がある。
「中将、奴らの妨害をして失敗させましょう。その後、査問会か軍事法廷に掛けて我々、地上部隊の飼い犬にすれば良いでしょう。高ランク魔導師を大勢配下に置き給料分以上にコキ使ってやりましょう。無論、時間外手当も払う必要はありませんけどね」
「よし。あの犯罪者共の足を引っ張れ!! 反撃してくるなら叛乱で逮捕だ!!」
 反乱罪で陥れようと言うレジアス。
「はっ!!」
「其れと、脱獄者は如何しますか? 連日、マスコミに叩かれています」
「マスコミへの情報統制を強化せよ。我々地上本部の汚点を垂れ流しにさせるわけにはいかん。我々の汚点を放送し続けるマスコミには制裁を加えよ」
「しかし、表向いて制裁を加えることは出来ません。その罪を着せる者は……」
 罪を着せるうってつけの者たちを思い浮かべるレジアスの取り巻き。
「うってつけの奴らがちょうどいましたね」
 そう。
 吸血鬼退治中のホームズたちである。



 そして、脱獄した『赤い悪魔』達は……。
「追っ手は居ないようね」
「遠坂、気を緩めるのは早いぞ! それでなくともお前は……」
「そうですわよ」
「こんな所で『うっかり』を出すなよ」
「わかっているわよ」
 だが遠坂の『うっかり』は師匠譲りだ。
 師匠のうっかりで死にかけたことも数知れず……。
 だが、師匠譲りの『うっかり』は、遺伝子レベルなのだ。
 出すなと言う方が無理である。
「安心できませんわよ。貴女の『うっかり』は最凶ですから」
「最凶で悪かったわね! 最凶で……」
 遠坂の『うっかり』は最凶クラスだった。
「そう言うルヴィアは如何なのよ!!」
「わたくしはパーフェクトですわよ」
 パーフェクトだと言うルヴィア。
「パーフェクトなら、何とかしなさいよ! この状況を……」
 凛達は、管理局に指名手配されている身だ。
 食料の入手をするにも人目に気を遣いつつ証拠を残さないように仕事をしなければならない。
 彼女たちは、半吸血鬼ながら食事を摂らなければならない。
 食事を摂らなければ、吸血衝動が出てくるのである。
 空腹度が強ければ強いほど吸血衝動が強くなるのだ。
 脱獄後、何度か空腹による吸血衝動に襲われたことがあった。
 その際、吸血衝動に負けて血を吸っていた。
 時には、内臓を補っている混沌が人を襲って捕食したこともあった。
 その時は、丸のみだった。
 骨も残さずに……。
 彼女たちの体内に住む混沌の食欲は旺盛で宿主の魔力をも食べる。
 魔力が減れば、復元呪詛も働かない上、魔術も使えない。
「そこまで言うのなら貴女の体に教えて差し上げますわ」
 そして、プロレスを始める凛とルヴィア。
 お互いがバックドロップ、関節技を繰り出す。
 骨が折れても復元呪詛が全自動で治してしまう。
 本来の目的を忘れている。
 技が極まれば極め返す。
「二人とも喧嘩は止めるんだ!!」
「「五月蠅い!!」」
 凛とルヴィアは、士郎の股間に蹴りを入れた。
 士郎の股間が潰れた。
 士郎は、股間に大ダメージを受けた。
 士郎は、死んでしまった。
「ルヴィア、続きを殺るわよ!!」
「望むところでしてよ」
「その前に邪魔をした士郎に制裁を加えてやるわ」
「そうですわね」
 凛とルヴィアは、邪魔をした士郎に肉体的制裁を加え始めた。
 そう、股間を蹴ったり踏んだりするのだ。
 凛とルヴィアに蹴ったり踏まれたりする度に士郎の股間は大ダメージを受け続けた。
「うりゃっ!!」
 士郎は、股間にダメージを受けた。
「わたくしも」
 グチャ!
 士郎は、股間にダメージを受けた。
「やるわねルヴィア!」
 凛は、再び士郎の股間に攻撃をした。
 士郎の股間はダメージを受けた。
「負けませんわよ」
 ルヴィアは、士郎の股間を蹴り上げた。
 士郎の股間は、さらなるダメージを受けた。
 士郎は、死ぬ寸前だ。
 凛とルヴィアは、士郎の股間に攻撃し続けた。
 士郎は、死んでしまった。
「おりゃぁっ!!」
 士郎は、股間にダメージを受けた。
 士郎は、死んでしまった。
 士郎の魔力は空っぽになった。
 士郎の復元呪詛は働かない。
「蹴りが甘いようでしてよ。蹴りとは、こうやる物ですわよ」
 士郎の股間を思いっきり蹴り上げるルヴィア。
 士郎は、口から泡を吹いている。
 股間へのダメージは、相当な物のようだ。
 凛とルヴィアに良いように股間を蹴り続けられる士郎。
 士郎の股間は、サッカーボールと化している。


 それから、1時間経過……。
「士郎でサッカーをしている場合じゃなかったわね」
 本来の目的を忘れていた凛とルヴィア。
 股間をサッカーボールにされた士郎は死んでいた。
 倒れたままピクリとも動かない。
「シェロ、何時まで寝ているつもりですの?」
 士郎は股間のダメージが大きい為、起きない。
 自分たちが散々蹴ったのを棚に上げてである。
 魔力が切れている為、士郎は目を覚まさない。
 何度も股間を蹴られれば当然である。
「早く起きないと、また蹴るわよ!!」
 脅迫である。
 自由を奪ったうえで選択権すら与えない。
 まさに悪魔である。
「それとも、課題を100倍にしてほしいかぁ!!」
 士郎を罵る凛……。
 いや、『赤い悪魔』だ。

「誰が『赤い悪魔』よ」
「誰に言ってますの?」
「誰でも良いでしょ」
 誰かに『赤い悪魔』と呼ばれたことがムカつくようだ。
 ルヴィアは、『青の女王』なのだ。
「おほっほっほっ。誰かは、知りませんが私に相応しい二つ名ですわ」
 『青の女王』がお気に入りのようだ。
「シェロ、早く起きてください」
「うううぅん」
 股間の痛みにうめき声をあげる。
「私の胸で宜しければ、好きなだけ触っても良いですわ」
 色で誘惑するルヴィア。
「士郎!!」
「シェロ!!」
「なんなんだよ」
 士郎は、頭がボーウっとしている。
「何か、股間が凄く痛いんだけど」
「気のせいよ、気のせい」
「じゃあなんで、こんなに腫れているんだ?」
「盛りついてたんじゃないの?」
「そう言えば、二人して人のせつない部分をサッカーボールみたいに蹴ったんじゃないのか?」
「蹴ってないわよ」
「蹴っていませんわよ」
「そっか」
「それじゃ、移動するわよ」
「移動って、どこに行くんだ?」
「人が説明している時に何を聞いていやがった!!」
 凛は、士郎の股間を蹴り上げた。
「…………………………」
 股間を抑えて悶絶する士郎。
「とお……さか……」
 士郎は、悶絶している。
「俺の股間に何の恨みがあるんだ……」
「唯のストレス発散に決まっているじゃない」
 ストレス発散の為に士郎の股間を蹴った凛。
「俺は、サッカーボールじゃないんだぞ」
「だって、蹴った感触だ良いんだから……」
 士郎の股間は、最高の蹴り心地らしい。
「蹴られた俺は……」
「其れよりも仕事するわよ。士郎、投影して」
「お前たちが俺のせつない部分を蹴ったから魔力が無いだぞ」
「そんな事、知らないわよ。いいから早く投影しなさい! また蹴るわよ」
 悪魔っぷりの本領発揮の凛であった。


 次回予告

 すずか「海鳴市を震撼させた吸血鬼」
 すずか「ダンジョンを攻略していく私たち」
 すずか「そして首魁の元へたどり着く」
 すずか「海鳴市を滅茶苦茶にした責任とるがよい」
 ブラウンシュヴァイク「断る!!」
 すずか「海鳴市を滅茶苦茶にした責任、取ってもらうから」



 すずか「次回『魔法少女リリカルなのは〜吸血姫が奏でる物語〜』第85話『海鳴大血戦3』」

 すずか「この我のものとなれ」



吸血鬼だけじゃなく、地上本部や脱走している凛たちと。
美姫 「あちこちで騒ぎが起こっているわね」
無事に終息するのだろうか。
美姫 「どうなるかしらね」
それじゃあ、この辺で。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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