「ふぁ〜〜〜」

 

眠い・・・

昨日はけっこう夜遅くまで飲んでいたからだろう。

今日は朝っぱらから、叔父に仕事に引っ張りだれた。

 

「くそっ! 足元みやがって・・・」

 

行き場のない自分を拾ってくれたのは感謝しているが、なにもわざわざ、

こんな面倒な仕事をさせなくてもいいだろうに・・・。

どうせなら、もっと格好がつく役職にしろっていうんだ。

こんなんじゃ、ただの下っ端Aじゃないか・・・

 

胸糞悪い・・・

終わったら、飲む。

あぁいや待て、昨日は確かパチンコ代をすったんだっけか・・・

叔父に金を貸せとは、さすがに言えん。

まぁ、今は便利な時代だからな、ちょっと無人機で借りりゃ問題ないか。

 

暇だ・・・

警備なんてやってる必要あるのだろうか?

 

時刻は午後をまわって、しばらくした頃・・・

トイレに行きたくなって来たので、通信機で連絡をいれる。

 

「ハイ。少し離れます」

『・・・・・・・・』

 

通信機の向こうからは、決まったような事務的な言葉。

変りばえのないことだ。

数分すると、交代要員が来たのでやっとその場を去ることが出来た。

 

ったく、なんでトイレにいくだけでこんな面倒なことせにゃならんのか・・・

なんて思ってる間に、トイレを 発見。

すると・・・

ドンっ!・・・となにかにぶつかった

 

「っと・・・」

 

曲がり角で、爺さんとぶつかったのだ。

スーツ姿で、いかにも紳士というような風体をしているおとなしそうな老人だ。

たぶん、会の出席者だろう・・・

 

「気をつけろ!」

「すまんのぅ」

 

気分が悪かったので、思わず怒鳴ってしまった。

仕事上、まずいかもしれないが、相手の反応をみるにまぁ問題ないだろう。

揉めたところで仕方ないので、そのまま通り過ぎようとすると・・・

 

 

 

不意に・・・

『トスッ』という、本当になんでもないような音がした・・・

 

 

 

判らない・・・

どこからその音が聴こえたのか・・・

だが、今まで生きてきた中で、もっとも鮮烈に印象が残るような音だった・・・

老紳士は既に、音も立てずに、どこかに向かって歩き出している。

なんだったのだろうか・・・?

 

「アレ?」

 

足元がふらつく。

力がはいらず、立っていられない。

目蓋も重い・・・

 

 

 

 

あぁそうだ・・・

 

昨日は飲みすぎたからな。

 

きっと今になって、酔いがまわったんだろう・・・

 

やれやれ、また叔父に怒られるな。

 

まぁ、なんとかなるだろう・・・

 

今までもそうやって生きてきたし、きっとこれからだってそうなるんだ・・・

 

 

 

 

そうして、男は壁にもたれながら崩れていった・・・

 

 

 

 

 

 

4.

 

 

 

 

午前の部(?)が、終了し現在は昼食会が開かれている。

こういう場にはよくある、バイキング形式の昼食会のようだ。

他社との交流に頭を下げたり、名詞を交換したりというような面々も見える。

 

(こう自由に動き回られるのも少し困りものだな・・・)

 

まぁ、仕方ないといえば仕方ない。

ちょうど、その時に定時連絡がまわってきたので、

「こちら異常なし・・・」と、そう応えてその場を離れようとする。

しかし、そこでまた別の連絡が入った。

特定の人間、恭也に対するコールのようだ。

 

「はい。こちら高町ですが・・・」

『小笠原のお嬢様が、お帰りになるらしい。 君が下まで送ってやってくれないか?』

「わかりました。 どこで合流すればいいですか?」

『ホールの正面口、紺のドレスの方だ。 くれぐれも粗相のないようにな・・・』

「了解・・・」

 

そう言って、通信機を内ポケットにしまう。

あまり相手を待たせるわけには、いかないので急いでこの場から動かなくてはならない。

 

(お嬢様・・・。 月村みたいなのだと、だいぶ気が楽なんだがな・・・)

 

またしても、恭也はひどく失礼なことを考えた・・・

 

 

 

 

「っクシュン!」

〜〜略〜〜

 

 

 

 

ホールから廊下に出て、現在位置を確認し、正面口を目指す。

 

(あの人か・・・?)

 

ホール正面入り口に近づくと、警備会社の人間と、件のお嬢様らしき人が目に入る。

警備員のほうが恭也に気づいたようで、となりのお嬢様に知らせているようだ。

そして、こちらに近づいてきたのでよりいっそうと、その姿がはっきりと見えてきた。

 

(・・・驚いたな)

 

目の前にいる女性は、絵に描いたようなお嬢様だった・・・

 

上品なロングヘア・・・

モデルのようなスタイル・・・

その容姿・・・

 

年相応のあどけなさなどが全くみあたらず、

彼女の着ている華やかな紺のドレスの存在を忘れてしまいそうになるほどだ・・・

 

( いるところには、やはりいるんだなぁ〜 )と妙に感心する恭也。

すると警備員の方は、こちらまできて「後はよろしくおねがいします」とだけ残して、

さっさとどこかへ行ってしまった。

 

「・・・・・・・・・」

 

取り残された恭也は彼女の怪訝そうな視線をまっこうからうける。

 

(た・・・、ただならぬプレッシャーを感じる・・・)

 

なんて、思ってる場合ではない。

気を取り直して職務をまっとうしなければならない。

 

「で、では、自分が下までお送りします」

 

なんとか、喉の置くから搾り出せた言葉。

今までにない緊張感・・・

もし、失礼でも働いたら・・・、働いたら・・・

 

(どうなるんだろう・・・?)

 

とにかく、全力をもって彼女をお送りしなくてはならない。

そして、彼女は恭也の言葉に

 

「では、おねがいします・・・」

 

と、凛とした声で応えた・・・。

 

 

 

 

5.

 

 

 

 

とりあえず、歩き出す・・・

今までの人生の中で初めて出会うようなタイプだったので、どう対応すればいいか迷ってしまう恭也。

さらにそれだけではなく、どうも先ほどから背後の視線が痛いのだ。

こちらを見ている・・・、というよりは睨んでいるというニュアンスの方が近いかもしれない。

 

(何か恨まれるような振る舞いでもしただろうか・・・?)

 

ホール近辺のエリアを抜けた頃に、恭也は話し掛けることにした・・・

 

「あの、何か・・・?」

「っ!?」

 

恭也の言葉に、小笠原令嬢はどうも驚いたようだ。

 

「あぁ、いや・・・すいません。 何か言いたそうだったので・・・」

「・・・・・・」

 

足を止めて彼女は黙り込んだ。

彼女は悩んだ上で、とうとう自分の口を開いた・・・

 

「そうですね・・・。 『言いたい』というほどのものではないですが・・・、

お気にさわるかもしれませんが、ずいぶん、『らしくない』な人だなと・・・」

「らしくない・・・?」

「先ほどの別の警備の方が、教えてくださるまでは、まったく判りませんでした。

というよりは、今でも疑っています。 あなたは本当に警備会社の方なんですか?」

 

(なるほど・・・。 そういう意味か・・・)

 

恭也は納得する。

つまり、いつもの悩みの種のせいらしい・・・

 

「えぇ、まぁ便りなさそうですが、警備の任についてる人間ですよ。 警備会社の社員ではないですが・・・」

 

すると、彼女がまた口を開いた・・・

 

「いえ・・・、そういう意味ではなくてですね。

見た瞬間、モデルの方かなにかだと・・・」

「・・・・・・・・・。

え〜と・・・、いま何て仰いました・・・?」

 

彼女は首をかしげている。

恭也は、彼女が何をいったからわからない・・・

 

「そういう意味ではなくてですね・・・?」

「その後です」

「モデルの方かなにかだと・・・?」

「も・・・、モデルぅ!?」

 

(あ、ありえない・・・)

 

恭也は、今までにつんだ知識をフル稼動させて、問題解析に取り組む

 

(モデルというのは、一般的には、まぁファッション雑誌とかでる人のことのはずだ・・・

最近では、テレビ出演なんかも結構やっている人もいたはず・・・)

 

結論・・・

 

「また、ご冗談を・・・。

それにちゃんと、これを・・・」

 

そういって、恭也は警備員が身に付けるカードを取り出した。

ちゃんと、写真も写っている。

それを確認した彼女は・・・

 

「なるほど、本当に警備の方なんですね・・・」

 

本当は納得できないけど、証拠を出されては仕方がない。

どうもそんな様子なのだが、とりあえず納得してくれたようだ・・・

 

 

そうして、また歩きだす。

ちゃんと会話ができたおかげか、先程まで恭也の緊張はどこかにとんでいったようだ。

すると、今度は彼女のほうから恭也に話し掛けてきた。

 

「では、警備会社の人間でない・・・というのは?」

 

どうやら、恭也に多少なりともの興味を持ったらしい。

無論、恭也はそれに気づいてるわけではないのだが・・・

 

「言葉どおりの意味ですよ。 フリーで護衛や警備なんかの仕事をたまにやっているんです」

「たまに?」

「いちおう、まだ学生ですから・・・」

 

(・・・・・・・・・)

 

ますます、わからない。

学生は学生であるので、決してボディーガードではない。

だというのに、自分を護衛しているこの男性は学生だという。

 

「あ、ちなみに大学生です。 だから、『たまに・・・』 」

 

なるほど・・・と、少しだけ納得がいったようだ・・・

 

そんな感じで他愛のない問答を繰り返している間に、

本当にあっという間に、建物の正面玄関に辿り着いた。

すぐ前のロータリーには出迎えと思われる黒塗りのリムジンが止まっている。

彼女はそれを確認すると恭也に向き直った。

 

「どうもありがとうございました。いろいろお話が聴けてよかったです」

「あぁ、いや・・・。喜んでいただけてなによりです。 え〜と・・・」

 

(まずい・・・名前が思いだせない・・・)

 

それを察したのか、彼女は

 

「祥子です。 小笠原祥子・・・。 それでは、ごきげんよう」

 

そういって、彼女は車に乗り込んだ。

おそらく運転手と思われる紳士がこちらに礼をして、運転席に乗り込む。

車の中の座席にいる祥子嬢は今も先ほどまでと同じように凛とした姿をしている。

やがて車は発車し、敷地内から出て行った・・・

 

最後の瞬間、どうも今までと違う感覚があった。

それはいったいなんだたったのか・・・

 

 『 ― ごきげんよう・・・ 』

 

こんな風な言葉を生で聴くのは初めてかもしれない・・・

 

(あぁ、そうか・・・)

 

感情という感情をあまり出さなかった彼女が、

最後の最後にこちらに笑顔で別れを告げてくれたからだろう・・・

 

(美人の笑顔か・・・。

得したかな・・・)

 

さて・・・、

まだ会は続いているのだから、戻らなければならない・・・

ならないのだが、

 

(しまった・・・)

 

「自分の名前を名乗るのを忘れていた・・・」

 

失礼だったろうか・・・?

しかし、それは今更なことである。

 

 

 

 

6.

 

 

 

 

「高町です。 お嬢様を見送りましたので、そちらに戻ります・・・」

 

それだけ告げて、通信機をしまう。

時刻は、もうすぐ午後の1時をまわる頃だろうか・・・

予定では、後一時間ほどで終了となっている。

特に怪しい人物が入場したというような情報もなく、このままならば無事に終了するだろう。

しかし、なぜか安心が出来ない・・・

 

(何故、リスティさんはこの仕事まわしたのか・・・)

 

人手が足りていない・・・それだけなのだろうか?

あの人の言葉にはいつも裏がある。

本当は、何かに感づいていて、それで自分をまわしたのではないだろうか?

考えすぎかもしれない・・・

しかし、それだけで納得など出来はしない。

 

(後一時間・・・)

 

恭也は、気を引き締めてエレベータにのる・・・

 

 

エレベータが上層階につき、

ホールのあるエリアに入り、曲がり角を曲ろうとすると、

 

「っと・・・」

 

曲がり角で、危うく老人とぶつかりそうになった。

スーツ姿で、いかにも紳士というような風体をしているおとなしそうな老人・・・

たぶん、会の出席者だろう・・・

 

「失礼・・・」

「いや、こちらこそ・・・」

 

老人はそのまま、エレベータの設置されているほうへ歩いていく。

途中退席者だろうか・・・?

 

 

 

その後も、何事もなく、もう間もなく会は終了となりそうだ・・・

恭也が安堵のため息をついたとき、

 

 

不意に通信機がなった・・・

 

 

終了間際の連絡だろうか?

通信機をとりだし、会話のボタンを押す・・・

 

『18番からの連絡がない。 通信機の故障かもしれん。 誰か探してきてくれないか』

 

18番・・・

わりとすぐ近くだが、この通信は全体に行き渡っているはずである。

17、もしくは19番の人間が確認にいくだろう。

しかし・・・、

 

(・・・・・・・・・)

 

嫌な予感・・・

そうとしか表現できないものを、感じてしまう。

 

 

『ホラ、最近は悪い噂もあるだろ? どこの企業も警戒してるのさ・・・』

 

 

この言葉が頭をちらついて離れない。

気持ちは焦り不安になる。

一刻も早く、無事であるという報告が欲しい・・・

自分でも気づかないうちに走り出す恭也。

そしてまた通信機がなった。

 

『あ・・・あの、』

 

本部にいる人間の声ではない・・・

たぶん、先にかけつけた人間からだ。

 

『18番を発見しました・・・。

しかし、その・・・』

 

通信機の向こう側からでも、声の主が息を呑んだのがわかる。

 

『・・・息をしていない。胸から血を流して、その・・・、・・・死んでいるんです・・・』

 

それは、一番恐怖していた・・・

最も、聴きたくない言葉だった・・・

 

「くそっ!」

 

恭也は通信機を床に叩きつけた。

電源ランプが消えて、中身のパーツが向きだしている。

たぶん、もう使えないだろう・・・

 

 

 

 

7.

 

 

 

 

「すまない恭也・・・。僕のミスだ」

 

海鳴駅の裏側にある、あまり人目につかない喫茶店・・・

あの後、すぐに警察が駆けつけて、出席者全員の一時的な拘束、身分証明、

アリバイ検証などが行われていた。

ただ、この事は一般のマスメディアには一切公表されていない。

 

「いえ、俺のほうこそなにも出来ずに・・・」

 

日付が変ってから、自宅に到着したころに、

話があるから昼頃に会おう・・・というリスティから連絡をもらい、

今に至っている。

 

「独自の情報網でね・・・

本当に何の信憑性もなさそうな情報だったんだ。

正直、僕もほとんど信用していなかった」

「けど、気になったんですね?」

 

そこで、店員がホットコーヒーを運んできた。

「ご注文は以上でよろしいですね」という店員に、

リスティは、「あぁ・・・」とつぶやき、店員が去った後ホットコーヒーを口に運んだ。

貫徹の後はいつも飲むらしい・・・

 

「不味いな・・・。 場所と雰囲気は好きなんだが・・・

やっぱり、耕介か桃子の入れたものじゃないと満足できないよ」

「・・・・・・・・・」

 

それは、話を切り替える合図・・・

そして、恭也もこれから話されるであろう、それにある程度予想はついていた。

 

「最近、世界規模で起きている、企業要人の暗殺と関係あるんですね・・・?」

「ビンゴ!・・・といいたいところだけど、今のところは五分五分とみてる。

なにしろ、まだ尻尾もつかませてもらってないらしいからね・・・。

もしかしたら便乗犯かもしれない」

 

テーブルにおいたコーヒーカップの中身は既に空だ。

おかわり注文も可能なのだがする気はないらしい。

そして、リスティは両肘をテーブルについて、まるで草食動物を睨む肉食動物のように

恭也を真正面から見る。

 

「さてと、今度は僕の番・・・。

事情聴取では何も喋らなかったらしいけど、

恭也・・・、君は実は昨日の事件を起こした人物について何か知ってるんじゃないか?」

「なぜそう思いますか・・・?」

 

するとリスティは笑いながら自分の頭を指差した。

 

「勘だよ・・・。 カ・ン」

 

(するどい・・・)

 

「知っている・・・という程のものではないですよ」

「それでもいいよ。話してくれ・・・」

「・・・わかりました」

 

恭也は手元の水に手をのばし飲み干した。

 

「小笠原のお嬢様を、下まで見送った後・・・

老人とぶつかりそうになったんです」

「老人?」

「その時は、何も感じなかったんですよ。ですが・・・、

事が起きた後に気づいたんです・・・」

 

ことっ・・・とグラスをテーブルにおき、

まるで懺悔でもするかのごとく恭也はつぶやいた。

 

「・・・俺は、あの老人の気配を全く感じ取れなかったんです。

周囲には誰も居ないというのに・・・」

「・・・」

「それに気づいて、警察がくるまでに監視カメラを全てチェックしたんですが、それらしい人物は一切映っていませんでした」

「なるほど・・・。それで事情聴取では黙っていたのか」

 

リスティは、何時の間にか取り出していた煙草に火をつける。

 

「実はさっき、司法解剖した奴から話を聴いたんだ・・・

そしたら、そいつ何て言ったと思う・・・?

『こんな美しい傷はみたことがない・・・』なんて言ったんだ」

「・・・。 正直、俺も遺体を見たとき思いました。 

まるで、そこの空間だけ切り取られたような・・・そういう感じでしたね。

凶器はたぶん、長さのある刃物・・・」

 

リスティは、煙草を吸うわけでもなくその煙をずっと見つめながら言った。

 

「これは本当にオフレコなんだがね・・・

過去数件の内、2件で同じような事例が報告されているんだ・・・」

「・・・・・・」

「それと・・・、会長宛に脅迫状まがいのモノも届いた。

プロジェクトを中止しなければご令嬢の身に危険が及ぶそうだよ。

・・・ありきたりだろ?」

「令嬢というと、小笠原祥子?」

「あぁ、そう社長令嬢・・・って、恭也にしては良く知ってね?」

「えぇまぁ・・・」

 

なんせ、恐れ多くも先日いろいろお話させていただきましたから・・・

 

「会長はいま、それについて思案中なんだがね・・・。

僕は、脅迫状の無視を進言しにいくつもりだ」

「どういうことですか・・・?」

「逆手にとる・・・。 令嬢には悪いが囮となってもらう」

「・・・」

 

正直なところ、あまり賛成できない・・・

先日であっただけで、知り合いとも呼べるほどの者でもないにしろ、

やはり自分の知っている人物にわざと危険を及ぼすのは避けたい・・・

 

「君の考えていることもわかるけどね・・・。

誰かが、やらないといけないことだ。

だったら、早いほうがいい・・・」

「理屈はわかりますよ・・・。しかし・・・」

 

それでもやはり賛成はできない・・・そう応えようとした時

恭也の言葉をさえぎるようにリスティは薄ら笑いを浮かべながら口を開いた。

 

 

 

「腕が立ち、経験もあって、普段はあまり目立たない、ちょうど令嬢と同じ性別かつ近い年頃の

人物に心アタリがあるんだ・・・」

 

 

 

 

その頃・・・

 

「っくしゅん!」

「大丈夫?美由希さん?」

「ん〜だいじょぶ・・・」

 

― 重大通告を受ける2時間前・・・

 

 

 

 

 

 

つづく・・・のかなぁ。


あとがき・・・

 

パーティ会場殺人事件・・・

犯人は〜という展開ではないです。ハイ。

とりあえずプロローグ終了というところで、

 

とりあえず補足

出席者用のトイレは別のとこです。だからダレも気づかなかったんです。ハイ。

恭也がかっこいくない・・・ → 仕様ですw

 

とりあえず中編でだらだらとかいていきます。

であであ〜

 

04/09/19  クロネコ     


投稿ありがと〜。
いよいよ美由希の登場かな?
美姫 「果たして事件の黒幕に潜んでいるのは…」
次回は美由希が活躍するのだろうか?
美姫 「私は多分、出番はあると思うけどね」
兎も角!次回を待ってます〜。
美姫 「ではでは〜」





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