『ネギまちっく・ハート〜season of lovers〜』






          第九符『猛者たちの森』



 「ついに始まりました、PRIDE〜麻帆良祭り〜予選。この予選は麻帆良ケーブルテレビで独占放送しています。

基本的にカメラが追うのは前回の麻帆良格闘大会で本戦に残った16人ですが、

当然、すばらしい活躍を見せている選手にもスポットライトをあてていきたいと思います。

では、この予選のルールを簡単に説明しましょう。この予選は選手の体につけられたセンサー内蔵のバッジを破壊していき、

最終的に破壊されなかった16人が本戦に残ることになります。そのためには罠をはるもよし、不意打ちするもよし。

実に何でもありの最強を決めるにふさわしい予選となっております。」

 麻帆良ケーブルテレビで実況の役目を担っている報道部部長がそう解説をする。

予選はあまりにも広大な森林公園でするために観覧するということは到底ながら無理である。

そのため、さよも和美も、エヴァも、茶々丸もテレビの前に座って恭也の、鼎の動向を見守っている。

とはいえ、二人とも初参戦なわけだから、今のところテレビに映る気配はない。



 麻帆良森林公園。PRIDE〜麻帆良祭り〜本戦に進まんがために身を置いている中に鼎の姿があった。

しかし、鼎は隠れるように洞窟にその身を置いていた。はじめから戦う気がないのだろうか、

それとも、まともに戦っていけば体力が持つはずがないということで身を隠しているのか。真意は鼎自身しかわからない。

しかし、その程度で隠れられるほど甘い大会ではない。いかにして鼎の気配を察知したのかはわからないが、一人の参加者がその洞窟に足を踏み入れた。

「やれやれ・・・。戦いたくないって言ってる人に向かってくるんだから。これだからザコは困るよ。」

 その姿を察知し、鼎も自らもその名前も知らない相手の前に立ち、棍を振り回す。

「でも・・・じゃあ、お前が最初だね。」

 一瞬。鼎が動いた。しかし、鼎の前に立った相手はまるで鼎が動いたことに気づいていないのか、反応していない。

そして、その棍が、相手の下あごを捕らえた。が、それだけでは終わらない。

振りぬいた棍を勢いそのままに完全に意識の吹っ飛んでいるであろう相手のわき腹に叩き込む。

そして間髪いれずに棍を引き、顔面を打ち上げる。そして完全にのけぞった相手に、その胸に着けたバッジに向を全体重を乗せた一撃で突いた。

始終、歪んだ嗤みを浮かべたまま。一方、鼎を襲おうとした相手は何もできず、また何をされたのかもわからないまま、脱落と相成った。

「はぁ・・・。強いやつと戦いたいけど、殴られるのは痛いからイヤだしなぁ・・・。

かといって、弱いものいじめはかっこ悪いし・・・・。」

 鼎は今までの雰囲気はどこへやら、まるで何もなかったかのようにため息をつくと、仕方ないなぁという雰囲気をまとって洞窟を後にした。

「さて・・・・。どこに隠れるかね・・・・。」

 鼎は再び身を隠す場所を探し始めた。しかし、いくら森林公園とはいえ、隠れられる場所はそうそうない。

もとがうっそうとしているために隠れたとしても、所詮はどこを見ても同じ風景。少しの違和感でもすぐに気づかれてしまう。

「うーん・・・いっその事、まじめに参加するかなぁ・・・・。」

 どこを探しても隠れられるような場所がないために、さて困ったなという感じで頭をかきながら森林公園の中を徘徊している。

と、そこに再びPRIDE参加者であろう女性が姿を現した。竹箒を持つその女性は前回、本戦に残った佐倉愛衣だ。

「うへぇ・・・よりにもよって女性ですか・・・・。」

 ついさっき突然現れた相手を完膚なきまでに叩きのめした鼎でも女性を相手にするのは気が引けるようだ。



「あ、鼎が映りましたよ。」

 自室のテレビで予選の中継を見ていたさよが声を上げた。愛衣は前回本戦に残った選手。その相手だから当然、鼎がテレビに映る。

「大丈夫かなぁ・・・。相手本戦に残ってた人でしょ?やばいんじゃない?」

 和美が少し心配になってテレビに向かって言う。テレビも、中継とはいえ音声は実況のみ。さすがに鼎たちの声は入ってこない。

さよたちができるのはテレビの中の鼎を見守ることだけである。と、愛衣が動いた。動いたというよりもその場にへたり込んだ。

いったい何があったのだろう。実況も状況が把握できず、いったい何があったのかと叫んでいる。すると、再び動きがあった。

二人の間におそらくネギと同じ歳ぐらいの少年がわって入ったのだ。実況は一箇所に前回本戦にのこった選手が二人も集まったことに

興奮した口調で実況を続けている。割って入ったのは村上小太郎。やはり前回本戦に残り、しかも、決勝まで勝ち進んだ猛者中の猛者だ。

当然、さよも和美もそのことは知っている。

「うわ・・・ここで終わっちゃいそうですね・・・。」

 さよが残念そうに言った。相手は前回のファイナリスト。いくら鼎でもかなうはずはあるまい。

和美もさよと同様にいくらなんでも無理だねと半ばあきらめているようだった。

しかし、今テレビに映っている鼎は二人の知っている鼎ではないということを二人は知らない。





「あ・・・・あなたは・・・・」

 鼎と対面した愛衣はまるで恐怖の対象に出会ったかのように固まり、動かなくなった。

鼎はそんな愛衣の姿を見て首をかしげてしげしげと見つめた。

「んー・・・・。あ、君はあのときの・・・・。へぇ・・・・生きてたんだ。意外、意外。てっきりあの時死んじゃったと思ってたんだけどね。」

 鼎は愛衣のことを思い出したようだ。しかし、どうやらいい出会い方を、いい別れ方をしたというわけではなさそうだ。

愛衣はやはり鼎を凝視したままその場から動けないでいる。

「いやいや。あの時は俺もなんだかんだ言って荒れてたからね。ま、立ち去るならばそれでよし。

もし、俺とここでやるっていうなら、あのときの地獄をもう一度味わって貰うことになるけどね。」

 鼎は冷徹な言葉をまるで母が子をあやすような口調で言った。

「あ・・・・・ああ・・・・あ・・・・・」

 その一言に愛衣は目を見開いてその場にへたり込んだ。鼎の言うあのときを思い出したのだろう。

その身の振るわせかたからそれがどれほどのものだったのか想像することはできない。

「とはいえ、君に選択権はないんだけど。どちらにせよ本戦に出るには前回の出場者からその座を奪い取る必要があるわけだし。」

 鼎は言いながら一歩、愛衣に近づく。それに応じて愛衣も後ずさる。

「Au revoir.」

 鼎はそういって棍を振り上げる。と、その間に黒い影が突如として現れた。

鼎は棍を振り上げることなくゆっくりとその棍をおろしてその影を、二人の間に割って入った人を見た。

「男がこないに女を怖がらせるんはよーないんちゃうんか?」

 割って入ったのは関西弁の少年。そして前回のファイナリスト、村上小太郎だ。

「おいおい。いきなり割ってはいるのはよくないよ。順番は守ってくれないと。」

 鼎は困ったやつだといわんばかりの身振りをしながら小太郎にいった。しかし、小太郎はそんなこと全く気にしていない。いや、聞いていない。

「そんなん、関係ないやろ。女に手ぇだすことができるか。俺は、強いやつと戦うためにでたんや。やらせてもらうで。」

 小太郎と鼎の会話は全くかみ合っていない。むしろ、かみ合わせる気などないのかもしれない。

小太郎は強い相手と戦うために参戦しているのだ。そこに会話は必要ない。

「強いやつと戦うねぇ・・・・。ま、強いやつを倒せばさよと和美にいいとこ見せられるかな。」

 鼎は遂にやりあう気になったのか、棍を構える。小太郎もそれに応じて身構える。

「ああ、君。少し邪魔になるから適当に離れてて。」

 鼎は愛衣に向かってそういうと再び小太郎と向き合う。愛衣はわれに返るとその場から逃げるように走り去った。

「あんた・・・・ホンマに強いな・・・。雰囲気でわかるわ。ほんなら・・・・いくで!!!」

 愛衣が去って暫くして、小太郎がそういうと、遂に戦いの火蓋が切っておろされた。小太郎の戦闘能力は図抜けている。

前回ファイナリストは伊達ではない。鼎に反撃の隙を与えない連撃で攻め立てている。しかし、驚くべきなのは鼎。

小太郎の連撃、事実、反撃の隙を与えないというレベルではない。それをすべて捌ききっているのだ。

小太郎は一度間合いを取ると鼎の強さに素直に嘆息した。

「めちゃくちゃ強いやないか。なしていままで参加せぇへんかったんや?」

 それはそうだ。前回ファイナリストを前にこれほどの戦いぶり。前回出ていても十分に本戦に残れていただろう。

いや、決勝で小太郎と戦っていてもおかしくはないかもしれない。

「うーん・・・。そうだねぇ・・・。去年まで和美とは正式な仲じゃなかったし、さよともいい感じではあったんだけど、最近、

ちょっと思ってね。俺は果たしてさよと和美にとって自慢の彼氏なのかなって。浮気して、二人と付き合って。

果たしてそんな男が自慢の彼氏足りえるのかってね。だから、そんな俺でも、みんなに羨ましがってもらえるような二人の彼氏になりたいんだよ。

そういう心境の変化が今回の大会に俺を出させることにしたんだ。俺は今までは絶対的に何もしてこなかった。さよも和美も俺のことを好きだし、

俺も二人のことが好きだ。でも、好きになってもらおうとはしなかった。二人にもっと俺のことを好きになってほしいし、

俺も二人をもっと好きになりたいから。そのためには努力しないといけないんだ。自分で動かないといけないんだ。」

 和美と正式な仲になったことによる心境の変化。それは鼎にとって大きなものだった。今まで絶対的に何もしてこなかった鼎が自らの意思で、

さよと鼎に目を向けて、今の自分がどう映っているのか、今の自分は二人にとって自慢の彼氏なのか、何一つとして誇れるもののない自分が

二人にふさわしいのか考えるようになったのだから。二人にもっと好きになってほしいと思い始めたのだから。二人をもっと好きになりたいと思い始めたのだから。

「アホらし・・・・結局女か・・・・。」

 小太郎はそんな鼎の言葉にあきれ返って言った。小太郎の性格上、当然の発言である。

「そうだね。人よってはそうなのかもしれない。でも・・・そういうものなんだよ。想いっていうのは。」

 鼎のその言葉が早かっただろうか、それとも小太郎が薙ぎ倒されたのが早かっただろうか。どちらかわからないほどの一撃が小太郎を襲った。

「芽生えたばかりの想いでも、そのもとには屈せないのが漢だ。俺のように、さよと和美が自慢できる、好きでいられる、

側にいて安心できる男でいたい。そのために、絶対に何者にも屈しない、二人の前で無様な姿は見せないっていう、

恭也の持つ大切なものを守るという想いに比べてはるかに軽い、簡単に言ってしまえば格好つけたいっていう俗物的なものであっても・・・ね。そして・・・・」

 気を失っているのだろうか、小太郎に背を向けて鼎ははっきりといった。

「俺はそのために、たとえじーちゃんが残し、とーさんが作り上げた蓬莱人形、断片集(フラグメント)の忌々しい力すら使うことを惜しまない。」

 鼎の歪んだ嗤み。それは蓬莱人形の、断片集(フラグメント)の力のものだろう。それすら使うことを惜しまないという鼎の並々ならぬ想い。

それはさよと和美に対する想いの大きさを如実に表していた。





「これで20人・・・。」

 恭也は自分の前に横になっている参加者を見ていった。言葉の通り恭也はすでに20人倒している。しかし、恭也は息ひとつ切らせていない。

「まだ100人は残っているだろうな・・・。むやみに戦うのは得策ではないが、こうも狙われると・・・・」

 そう。恭也はまるで狙われているかのように挑まれているのだ。参加しているのが指折りの猛者であるために、

いかにそういった気配を出さなくても感づいてしまうのだろう。恭也の強さに。恭也は少し休憩するために倒木に腰をかけた。

しかし、休ませてはくれないようだ。恭也は誰かが近くにいる。誰かに見られているという気配に気づいていた。

「さすがだな。高町。」

 暫く動かなかった恭也の前にそういって現れたのは真名だった。その手にはライフル。恭也を狙撃するつもりだったのだろう。

が、それすら無理だと悟って恭也の前に姿を現したのだ。

「龍宮か。何のようだ。」

 恭也は小太刀を手に立ち上がって真名の前に立った。

「別に戦いに来たわけじゃない。高町は優勝に興味はないんだろう?私も優勝したいとはいえ、そこまで優勝に固執はしてない。

ならせめて、同じクラスでつぶしあうよりも少しでも2−Aの参加者を残してクラスのみんなに沖縄旅行を贈るのもいいんじゃないか?」

 真名はそういって戦闘意思がないことを恭也に伝えた。恭也もそうだなと再び倒木に腰を下ろした。

しかし、理由なく真名が自分の前に現れることはないことに気づいていた恭也がその真意を真名に尋ねた。

「私は・・・・この大会、決勝戦で戦うのは高町と鳳だと思う。」

 真名は恭也に突然そんなことを言い出した。恭也はなぜと聞き返す。

「お前の強さ、見ずにもわかる。鳳は昔、一緒に行動していたことがあってね。あいつの強さは大体知っている。それを踏まえてそう思うんだ。」

 真名はそういうものの、恭也はなぜそんなことを自分に伝えるのかがわからないようだ。

「高町。鳳には気をつけろ。あいつは今まで方向性を持っていなかった。何をするにしても祖父や父の言いなりだった。

だが、鳳は遂に方向性を手に入れた。断片集(フラグメント)のあいつはその方向性のためなら何でもするだろう。

それが、最悪お前を殺すことになっても。」

 真名は心配だったのだ。真名はこれを心配していたのだ。鼎は方向性を持っていなかった。何かに対して全力になることをしなかった。しかし、

今回、鼎は自分の意思でその方向性を決めた。鼎の力を知っている真名ですらそれが何を引き起こすのかわからない。それを危惧していたのだ。

「心配してくれるのはありがたいが、俺はエヴァのためにも、茶々丸のためにも負けるわけには、死ぬわけにはいかない。

ところで、断片集(フラグメント)とはなんなんだ?」

 恭也は真名の心配に感謝しながらも、その言葉の中の断片集(フラグメント)という聞きなれない言葉について真名に聞いた。

「断片集(フラグメント)。言葉では表現しにくいが、一種の多重人格に近い。

しかし、多重人格と決定的に異なるのは一つ一つの人格が分離していないことだ。鳳には人間の戦闘的、非戦闘的人格が融合している。

つまり、戦いを嫌う感情と戦いを好むという感情を同時に持っていたり、人道的な一面と目的のためならたとえ非人道的な行為、

たとえば相手を倒すためには人質をとったり、他人を容赦なく巻き込むこともする。それらが鳳の中に分裂して存在しているから性質が悪い。」

「まて。一つ一つの人格は分離していないのに、何でそれらが分裂して存在しているんだ?」

 恭也は疑問を口にしたが、真名はとりあえず聞けとばかりに話を続けた。

「本来、そういう相反するものを持っていれば葛藤があったりするのが当然だが、鼎の場合、それがないんだ。戦いを好むし、戦いを嫌う。

ひとつの人格に多くの性格を持っているとも言えるかもしれない。しかも、どちらに転んでも悪意を一切感じない。

悪いと思う心と悪くないと思う心があるからな。つまり、戦闘にはうってつけの能力ということだ。」

 真名はそういうと恭也に背を向けた。どうやらこれ以上この場にとどまる気がないらしい。

「鳳は祖父に、父に最強の暗殺者として育てられた。いや、創られたといったほうがいいな。そしてそのままこの生活に溶け込んだ。

そういう風に作られたから当たり前といえば当たり前なんだがな。そして、今まで方向性を持っていなかった。

だが、今回、鳳は方向性を持っている。ここまでいったんだ。言いたいことはわかるだろう?」

 真名のその言葉に恭也は静かに頷いた。

「そういうことだ。高町。もしもお前に譲れぬ想いがあるなら、そのもとに剣を振れ。鳳も譲れぬ想いのもとにその力を振るうだろう。

想いの強さを・・・・試されるときだ。」

 真名はそういうとうっそうと茂る木々の中に姿を消した。恭也は少し目を瞑ったが、再び立ち上がって小太刀を手にした。

(断片集(フラグメント)か・・・・そういう意味では確かに最強の暗殺者だろうな。だが・・・・俺とて負けるわけにはいかないんだ。

エヴァと茶々丸のためにも・・・・。)

 恭也は心にそう思いながら再び木々の中に消えていった。少なからずいる、強い想いのもとにその力を振るうものと出会うために。

そしてそこから何かを得るために。









あとがき



と、いうことで第九符でした。

(フィーネ)ちょっと。ザ・ワールドかけてるんじゃないわよ。

は?どういうこと?

(フィーラ)観念的過ぎてわかんないって。

補足説明しといたほうがいいかな?

(フィーリア)しといたほうがいいんじゃない?ぼんやりとはわかるんだけど、はっきりとはわかんないよ。

そうか。でも、俺が説明してもわかるかなぁ?

(フィーネ)しないよりはましでしょ。

了解っと。えっと、まず、断片集(フラグメント)についてだけど、ほとんどは真名の説明でいいと思う。詳しく説明するなら、

多重人格っていうのはひとつの体の中にいくつもの人格があることなんだけど、鼎の場合、複数の人格が鼎一人の人格の中に存在するんだ。

でも、鼎の人格のもとに他の人格があるんだから、基本的に鼎の人格をのっとれない。でも、鼎本人に影響することができる。一方、鼎は

それらの人格に影響はできない。そして、たとえば、残酷な人格と温厚な人格があっても、それらが互いに反発することはない。あくまで

鼎以外の人格が影響できるのは鼎本人のみ。そして、鼎本人はたとえば残酷な人格の影響を受けた後に温厚な人格の影響を受けても自分のやったことに関して

悩んだりしない。これが断片集(フラグメント)の特性。まあ、そんなところかな。

(フィーラ)なんとなくだけど、わかった気がするわね。

そう?ならよかった。

(フィーリア)じゃあ、まだ納得はいかないけど、次回予告おねがいね。

おう。次回ネギまちっく・ハート第十符『選ばれし16人』!!!

(フィーネ)本戦出場のメンバーが決まるのね。

そうだな。さてさて誰が残るのやら。

(フィーネ&フィーラ&フィーリア)それじゃあ、まったね〜♪♪♪♪♪♪


なるほど〜。
美姫 「なるほどって、分かったの?」
ああ。つまり、情緒不安定って事だろう。
美姫 「いや、えっと。うーん、違うとは否定できないかも」
だろだろ。
美姫 「って、違うわよ! 確かに、ちょっと似てるけれど」
……コホン。
さて、いよいよ始まった予選!
美姫 「そして、次回はいよいよ本選へのメンバーが決まる!」
果たして、残るのは誰か!?
美姫 「って、何を誤魔化してるのよ!」
あ、あははは。まあ、良いじゃないか。大体の所は、分かったんだし。
美姫 「まあ、それはそうなんだけれどね」
だろだろ。
美姫 「あー、はいはい」
さて、次回はどんなお話が待っているのかな〜。
美姫 「次回も楽しみに待ってます〜」
ではでは。



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