「よし!寮生のみんなに相談してみよう!!」

 

でた答えは人任せだった。

 

 

 

 

 

「みんな、実は宝くじで100万円当たったんだ。」

 

「「「「「「「へっ。」」」」」」」

 

夕食時、何気なく言った耕介の言葉に寮生の皆がその意味を理解できず、固まる。そして、数瞬後、その意味を理解して驚きの声をあげた。

 

「嘘!?」

 

「すごーい!!」

 

特に年少組みが騒ぐ。そして、耕介は落ち着いた所で尋ねた。

 

「で、せっかくだからそのお金を使って寮のみんなで何かしようと思うんだけど、何かいいアイディアないかな?」

 

そうすると寮生の皆が次々と答え始めた。

 

「そうですねえ。何か、おいしいものを食べに行くとか。あ、でも、耕介さんの料理よりおいしい所って、あんまりないですねえ。」

 

そう、答えたのが愛。その言葉に耕介が照れる。

 

「堅実に貯金する方がよかじゃなかですか?耕介さんのお金なのですから、ウチ達の事は気にせんでも。」

 

と、薫は無難な事を言う。まあ、それが一番なのかもしれないけど、ちょっとつまらないなと悩む耕介。

 

「おもちゃを買って欲しいのだー!!新しいゲームがでるのだ。」

 

それが美緒の答え。思わず、おいっと、耕介は内心で突っ込みたくなる。

 

「うーん、私は新しいパソコンとかあったら便利じゃないかなと思うんだけど。」

 

知佳の答えはこれ。確かに便利なのかもしれないが、機械があまり得意ではない耕介には無用の長物でもある。それに、これも知佳本人が欲しいんじゃないかと疑う。

 

「私は、新しいバスケットボールが欲しいですー!!」

 

みなみの答え、もはや完全に欲しいものの言い合いになってしまったようだ。

 

「私は高級な線香等。」

 

冗談なのか、本気なのか、十六夜さんまでこんな事を言い出した。

 

「フィリスやセルフィに何かプレゼントでも持って、会いに行くとか。あ、ついでに僕にも何か買って欲しいな♪」

 

妹思いなのか、妹をダシにしてるのかわからないリスティ。

 

「旅行ついでにイギリスのゆうひに会いに行くってのはどうだ?」

 

真雪の意外な答え。その答えに驚きつつも、それは確かにいいアイディアだと耕介も思った。そして耕介の答えは

 

 

 

1.美味しい物を食べに行く

2.寮生のみなにプレゼント

3.寮生共同のパソコンを購入

4.フィリスとセルフィにプレゼントを持って会いに行く

5.みんなでゆうひに会いに行く

6.貯金・・・は既に一回選択肢に加えたので没(笑)

 


(後書き)

この続きはまた次回に(笑)あまり遅くなると100万HIT記念にならないのでここで一旦投稿してみました。恭也編も考えてあったのですが、今、あまり時間がないので没になるかもしれません、




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