Side:ネロ


ったく、最後の最後までフォルトゥナの時と一緒とか、ドンだけ彼是調べやがったんんだスカリエッティの野郎は?……まぁ、此れは執念の成れの果てだろうけどな。
つーか、ぶっ壊れちまったカミサマの顔だけがスカリエッティなってるとか、趣味が悪いにしても程があんだろ?
こう言っちゃなんだが、閻魔刀に貫かれた時に、大人しく死んどきゃ、こんな醜態は曝さないで済んだのかもしれないが、其れはいまさら言うだけ無駄ってモンだぜ。



「いや〜〜〜……最後の最後で、スカリエッティの執念が、ある意味で神よりも厄介なモン生み出してくれよったなぁ?……ドナイすんの此れ?」

「決まってんだろ、俺がぶっ倒す。此処は、俺が護る世界だからな。」

「ネロ……!」

「パパ……!!」



なのは、ヴィヴィオ……直ぐに戻ってくるから、心配しないで待っててくれ――てか、少なくとも、なのはは俺がアレに負けるとは思ってねぇだろ?なら、大丈夫だ。
仮にアレが俺の予想以上の力を持って居たとしても、なのはが信じてくれてる限り、俺が負ける要素は何処にもねぇからな!!

速攻で、あのクソッ垂れに引導渡してきてやるよ。



「ネロ……うん、バッチリカッコ良く決めちゃって!!」

「OK、任せときな!!」

右腕がこうなった時、神を憎んだよ。其れこそ殺してやりたいと思った位にな。
だけど、今は何で俺の右腕がこうなったのか、この腕が何のために存在しているのかって言う事が居理解できる――それを、テメェに教えてやるぜスカリエッティ!










リリカルなのは×Devil May Cry  黒き騎士と白き魔導師 Mission111
『最後の戦い〜The Curtaincall〜』










No Side


文字通りの最終決戦となった、ネロと偽神のガチンコバトルは、言うまでも無くネロが序盤から完全に主導権を握る展開となっていた。
レッドクイーンは壊れたままなので使用不能だが、閻魔刀はその限りではなく、バージル譲りの見事な剣技で、偽神を攻撃し、身体の各所にあるエネルギーコアを
次元斬で的確に破壊して、偽神の戦闘力を奪って行く。

このピンポイント攻撃は、六課の総力と戦って、内部は兎も角外部を可也破損した偽神にとっては堪らないモノだ。
何故ならば、エネルギーコアを破壊されてしまっては、其れを利用して周囲から魔法エネルギーを取り込む事は出来ず、己の力が低下していくのが明らかだったの
だから――正に盛者必衰だ。


『ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

「意外にタフだな、クソマッドの分際で!!」


だが、魔法攻撃が事実上封じられたとはいえ、偽神には、まだその巨体と、巨体に物を言わせた圧倒的なパワーが備わっている!其れこそ、一撃で人間数人を粉
砕してしまう事が出来るほどのパワーが!!

形骸化した神の身体に、スカリエッティの無限の欲望の残滓が融合した、この偽神は、中々に強大なパワーを有しているのである。



「だが、其れだけだ。それ以外は、テメェには何もねぇだろスカリエッティ!
 護るべき家族も、愛すべき人も、護りたい世界も、何もかも全部!人が強くなれる『背負うべき物』がテメェにゃ欠けてるんだ、稀代の自称天才の『天災』野郎!」


しかし、其れも今のネロの前では、脅威足り得ない。
振り下ろされた左の拳に対して、次元斬を発動してその拳を切り落とし、更にマキシマムベットを放って、胸のエネルギーコアを完全粉砕して、更なる弱体化を狙う。


『ガァァァァァ!!』


だが、偽神とは言え神は神。
或は、スカリエッティの理性が少し残っていた故に、ネロの暴言に反応したのかどうかは分からないが、残った左腕を、攻撃直後のネロに叩き付け、其のまま地面に
押し付け、クレーターを作り出す。

普通、此れだけの攻撃を喰らったら、全身複雑骨折+内臓破裂の即死が確定だが――


「神だとか大層な名前を名乗ってる割には、この程度かよ……!!」


そのクレーターから、ネロが偽神の拳を押し返す形で出て来た!!
クォーターとは言え、伝説の魔剣士スパーダの血を引くネロは、矢張り只者ではなく、偽りの存在とは言え神の拳にすら対抗する力を見に付けていたのである!!


「だとしたら……がっかりだぜ!!!」


そして言うが早いか、偽神の腕を、両腕で掴むと、其のまま力任せに一本背負いの要領で投げ飛ばす!!
普通の人間の大きさであるネロが、ゴジラをも凌駕する偽神の巨体を投げ飛ばしたと言うのは、其れだけで凄い事だが、ネロの右腕の攻撃――バスターはこんなモ
ノでは終わらない!


Go down!!(落ちろ!!)


投げ飛ばした先にエアトリックで瞬間移動すると、偽神の腹部に渾身の力で拳を叩き付け、地面に強制落下させ、更に追撃として幻影刀を雨霰と降り注がせる。
尤も、此れだけの攻撃を受けてなお、沈黙しない偽神の頑丈さと、スカリエッティの執念と言うモノは、ある意味で受勲ものであると言っても間違いではないだろう。


『ウオォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』


実際に、偽神はすぐさま体勢を立て直し、再びネロに殴りかかって来たのだから。
或はもう、僅かばかり残っていたかもしれないスカリエッティの理性すら霧散してしまったのだろう。この偽神の攻撃から感じられるのは、悪魔特有の殺戮衝動と支
配、そして闘争本能のみだ。
無論、其れだけに、先程の拳打とは威力が段違いなのだが……


Things're really beginning to heat up!!(いい加減鬱陶しいんだよテメェは!!!)


――バッキィィィィィィィィィ!!!!


その拳に倒して放たれた、ネロのアッパーカットが、見事なまでに偽神の左拳を、文字通りの完・全・粉・砕!!
同時に其れは、偽神が全ての攻撃手段を失った事を意味しても居た。
エネルギーコアが全て破壊され、更に両腕も破壊された偽神に残された攻撃手段は、足を使っての蹴りだが、元々拳打よりもモーションが大きい蹴りを、この巨体で
放った所で、ネロを捕らえる事など出来ないだろう。
寧ろ捕らえるどころか、蹴り足にカウンターのバスターを叩き込まれて、最悪達磨にされてしまう可能性の方が高いのだ。


「此の右腕が何のために存在するのか……其れはなぁ!!」


戦闘能力が無くなった偽神を一瞥すると、ネロは大きくジャンプして右腕を突きだし、其処から現れた魔力の腕が、巨大化して偽神の頭部をガッチリとホールドし、最
大のアイアンクローで、頭を締め付けて行く。


『―――――!!!!』


絞めつけられた頭部が、ミシミシと嫌な音を立て、余りの苦痛に偽神が声にならない悲鳴を上げるが、巨大なアイアンクローは、更に容赦なく絞め付けて行く。


「この腕は、自分の大切なモノを護り、そして貴様の様なクソッ垂れをぶち殺す為にある!其れが出来るように、俺の腕はこうなったんだ!!
 今の俺には、フォルトゥナの時以上に護りたいモンが有る。愛する人がいる!!前よりも、ずっと強い『戦う理由』があるんだから、テメェなんぞには絶対負けねぇ!
 And…now…you…DIE!!!(だから…これで…全部…終わりだ!!!)


そして、ネロが右の拳を握ると同時に、魔力の腕も同じ動作を行い、掴んでいた頭部を粉々に粉砕!!
如何にスカリエッティの執念が宿った偽神と言えど、全ての指令を司っていた頭部が破壊されたら、もう動く事など出来ない。――つまりは、此れで完全決着だろう。

後に『J.S事件』として、歴史に名を残す、ミッドチルダ全域を巻き込んだ事件の黒幕は、こうして完全にこの世から消え去る事となったのだった。








――――――








Side:ネロ


ふぅ……此れで終いか。
スカリエッティの野郎の方が欲望と執念が強かったせいか、フォルトゥナの時の偽神よりは強い感じだったな――まぁ、それでも俺の敵じゃなかった訳だけどさ。
何にしても、礼を言うぜ機動六課の皆と総司令様?



「なんや、素直に礼を言うとか、ネロ君そんなキャラやないやろ?……此れは、明日はミッド全域は大雨警報やろか?」

「……自分でもそう思うけど、啖呵切って出てったクセに、結局は六課の皆に助けられちまったからな、俺も、なのはも。」

「私とネロだけだったら、六課の皆が居なかったら、アレに取り込まれた時点でゲームオーバーだったからね……」

「あぁ〜〜〜もう、何を水臭い事言ってんねん!私等は仲間やろ?ピンチの仲間を助けるのは当然の事で、助けるのに理由は要らんて。
 それにや、ありがとうは私等の方やで?ネロ君となのはちゃんが、ヴィヴィオを取り戻して、スカリエッティを倒してくれへんかったら、この神擬きを倒す事は、多分
 出来へんかったと思うからな。」

「正直言って、あの頑丈さは厄介だったからなぁ?
 閻魔刀とレイジングハートを中にぶち込む事が出来なかったら、正直ヤバかったかもしれねぇぞ?天使共も、倒しても倒しても雑草みてぇに湧いて来たからな。」



なら、御相子って事か。
そんで、バージルとダンテとレディは何処行ったんだ?少なくともダンテは、俺がアレをぶっ倒して戻って来たら、軽口全開で迎えてくれると思ってたんだけどよ?



「その3人ならば、お前がアレの頭を握り潰すのを見た後で『後始末をしてくる』と言って何処かに行ったぞ。」

「後始末って……何ですか、シグナムさん?」

「分からんが、少なくとも穏やかな物では無かろうな。
 尤も、だからと言って、アイツ等が危険などとは微塵も思わん。寧ろ、アイツ等の『後始末』の相手の方に同情してしまう位だ……デッドエンドは免れないからな。」



後始末……神擬きをぶっ倒したってのに、まだ何かあるってのか?
でもまぁ、シグナムの言う通り、あの3人が行ったんなら大丈夫だろうな。
未来と比べれば劣るとは言え、ダンテは相変わらず強いし、バージルは俺が知ってるオッサンよりも強いし、レディに至ってはホントに純粋な人間なのか疑いたくな
る位に強いからなぁ?

ま、きっちりと『後始末』してきてくれよ。








――――――








No Side


スカリエッティが倒され、更に神も完全に倒され、機動六課の勝利に終わったこの戦いだが……しかし、まだ生き延びている者は存在していた。


「キヒヒヒヒヒヒヒヒ……インヤ〜〜、アレを倒しちまうとは驚いたぜぇ?
 悪魔のぼーやと、ネフィリムのお嬢ちゃんの力は、スカリエッティの旦那の無限の欲望も、何千もの悪魔の魂を内包してる神の力をも凌駕しちまったって事かい。
 其れに、機動六課の面々も可成りの使い手ばかりってなぁ?……キシシシシ、負けちまったが、中々に面白いゲームだったぜぇ〜〜〜〜!」


其れはジェスター。
スカリエッティと手を組み、裏で彼是動いていた悪魔の道化師は、まんまと逃げ果せていたのである。自身は大した戦闘力を持って居ないが故の離脱だったが、其
れが、結果的に吉と出たのだろう。


「まぁ、スカリエッティの旦那は負けちまったが、やろうと思えばこっちの世界に地獄門を顕現出来ることは立証された訳だから、また面白いゲームが出来そうだぜ。
 アーカムみたいに、力に魅入られちまった奴ってのは何処にでもいるから、素質をちょいと焚きつけてやれば、またまた面白いゲームの始まりってなぁ?
 こ〜〜〜んな、楽しい事が今回だけで終わっちゃうってのは、やっぱ勿体ないからなぁ?ア〜〜〜〜ッハッハッハッハッハ!!」


そして、呆れた事に、この期に及んで次の悪巧みを考える始末。
確かに、ジェスターの言うように、力に魅入られた者と言うのは、必ず何処かに存在する者だが、其れを焚きつけて今回のような事を再び起こそうと画策するなどと
言うのは、あまりにも悪趣味としか言いようがない。

悪魔に其れを言って聞くとも思えないが、ジェスターが考えを改める事は無いだろう。




「そんな事をさせると思うか?」

「幕は下りたぜ?悪いが、アンコールの予定はなしだ。」

「誰も、アンコールは望んでないからね。」


「へ?」



だが、突然声が聞こえたかと思った瞬間、ジェスターの右腕が斬り飛ばされ、左腕が文字通りに消し飛んだ。
言うまでも無く、『後始末』に来たバージルが、ジェスターの右腕を次元斬で斬り飛ばし、ダンテがショットガンで、レディがカリーナ=アンで左腕を吹き飛ばしたのだ。



「いぎゃぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!!腕が、俺の腕がぁぁ!!
 ナンデ、ナンデどうして!?如何してお前等が此処に居るんだ、ダンテ!レディ!!バージルゥゥゥゥゥゥゥ!!!気配は完全に消してたんだぜ、オレッチはぁぁ!」

「ふん、其れが如何した?アーカムは死んだはず故、何故に貴様が生きているのかは疑問が残るが、其れは今更如何でも良い。
 確かに気配は消えていたが、悪魔特有の波動までは完全に消えていなかったのでな……俺達が、其れを見逃すとでも思っているのか貴様は?」

「ま、元々テメェのふざけた態度にゃ、可也頭に来てたからな?ハッキリ言って、テメェみたいなタイプは、一番嫌いなんだよ俺は。」

「今度こそ、此れで終わりにしてあげるわ。
 アーカムにはこの手で止めを刺したけど、アーカムと一心同体だったアンタの事は殺し損ねたみたいだからね。」



半狂乱状態で叫ぶジェスターに対し、3人は努めて冷静に返し、そしてその視線は冷たい。
悪魔の血を引くバージルとダンテは兎も角、レディは『人間とは此処まで冷たい目をする事が出来るのか?』と思わせる程なのである――同時に其れは、一切の慈
悲などない事の表れでもある。

奇しくも、テメンニグルの戦いの役者が全て揃ったこの時が、イカレタ悪魔の道化師の最後の場となるようだ。



「ま、待てよ。待ってくれ!
 俺を此処で殺すと損するぜぇバージル?オレッチが生きてれば、また魔界との道を開く事も出来る……そうすれば、お前が望んでた力だって手に入るんだぜ?」

「だから如何した?以前の俺ならば、考えたかも知れんが、今更そんなモノに興味は無い。――或は、真の力とは如何言うモノか知ったと言うべきか?
 ネロと、高町なのはが其れを教えてくれた。強大な力はあくまでも強いだけで、真の強さと言うモノは『大切なモノを護りたい』と言う思いの上に有るのだとな。
 そして、俺もそう思う存在を見つけたのでな……貴様の命乞いの戯言など聞く耳持たん。」


それでも何とか生き延びようとするジェスターに対し、バージルは幻影剣を発射して、コンクリート製の壁に、その身を縫い付ける。
元々戦闘能力は其処まで高くない上に、両腕を失ったジェスターに、この幻影剣のピン留めを外す術など有りはしない――完全に、チェックメイトと言った状態だ。


「ダンテ、片方貸せ。偶にはお前に合わせてやる。」

「トコトン素直じゃねぇなアンタは……ま、そっちの方がアンタらしいけどよ。
 てかよ、普通に銃が使えるなら使えよ?やっぱり便利だぜコイツは?特に、銃を知らない悪魔に対しては効果抜群てなモンだからな。」

「其れは、俺の戦いの美学に反するのでな。――だが、偶には弟と同じ武器で、と言うのも悪くはないだろう?」

「OK、そう言われちゃしょうがねぇ。派手に決めようぜ、バージル!レディ!!」

「当然!思い切りブチかます!!」

「そう来なくちゃな!!」


ジェスターを幻影剣でピン止めしたバージルは、ダンテからハンドガンを借り受け、レディはカリーナ=アンにロケット榴弾を装填してジェスターに照準を合わせる。
逃げる術などない。


「合言葉は分かるよな?」

「当然よ。」

「言われるまでもない。」


そして――



「「「Jackpot.」」」



――バガァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァン!!!!



撃ち出された魔力の籠った44口径の弾丸と、破壊力抜群のロケット榴弾が着弾し、ジェスターの身体を容赦なく破壊し、燃やし、そして焼滅させて行く。
如何に悪魔と言えども、その身体が完全に吹き飛んでしまっては、生きる事など出来ない……つまり、ジェスターは、この瞬間に完全にこの世から消え去ったのだ。



「悪運は二度は続かぬと言う事を、地獄でその身に刻むが良い。」

「おぉ?カッコいい決めゼリフだなバージル。アンタが言うと、マジで映えるぜ。
 だけど、其れよりもあのピエロに言った事はマジか!?だとしたら、アンタの良い人ってのは誰なんだよバージル?アレか、六課のシグナム嬢ちゃんかい?
 だとしたら、見る目有るじゃねぇのバージル?シグナム嬢ちゃんは、極上クラスの美人だし、腕っ節も強くて頭も良いからな?アンタが惚れても当然じゃねぇの?」

「……Die。(死ね。)」

「ぐはぁ!?
て、照れ隠しに刺すなオイ……死んだらどうしてくれんだ!!」

「いや、アンタこの程度じゃ死なないでしょ?」

「だとしても、痛いモンは痛いんだよレディ!!!」


で、そお後はお決まりのコントが展開されてしまったが、其れは其れとしておくべきだろう。
この3人の『後始末』によって、この戦いに真の勝利が齎されたのは、紛れもない事実なのだから。








――――――








Side:なのは


戦いは私達が、六課が勝ったけど、その代償として、街が滅茶苦茶になっちゃったのもまた事実……此れだと、街の復興には、最低でも1シーズンは掛かるよね。
戦いが終わった後でも、私達にはやる事が有るみたいだね、ネロ?



「そうだけど、今回の事件で死んじまった民間人はいないし、俺達だって生きてる。
 なら、ドレだけ時間がかかっても、必ず元通りにする事が出来るさ――だって、其れこそが人の持つ心の力の、諦めない思いの証だと思うからな。」

「だよね♪」

街が滅茶苦茶になっても、其処に生きてる人が居て、思いが無くならない限り、街の再生は難しくないからね。



でも、其れは其れとして、此れってエクストラステージって事なのかな?



――バババァァン!!



『『『ギヤァァァァァァァァァァァァ!!!!』』』



スカリエッティを倒したて、地獄門も全て破壊されたとは言え、マリオネットとか、スケアクロウみたいな最下級の悪魔はうろついてるみたいだから…如何するネロ?
多分聞くまでもないんだろうけど……



「やってくれるぜ……予想してはいたけどな。
 だけど、オッサンの影響かも知れないが、こう言うノリは嫌いじゃねぇ――寧ろ、楽しすぎて狂っちまいそうだからな!!」

「だよね!」

此処からは、イカレタパーティの二次会だよね!
参加者は、私達六課と、最下級の悪魔だけど、二次会で大暴れするには寧ろ都合がいいよ!――喰らえ!!


「「ディバインバスターーーーーーーーーーーー!!!!」」


魔剣士の末裔とネフィリムの末裔が、此の二次会の参加者の相手をしてあげるよ?――二次会の参加料は、悪魔に限って己の命である事を明記しておくけどね!

何れにしても、私達の完全勝利!其れは、絶対に変わらないよ――たとえ1000年経っても絶対にね!!












 To Be Continued… 




これにて完全決着か。
美姫 「無事に神擬きも倒せたしね」
だな。しかし、ジェスターの事は忘れていたな。
美姫 「本当よね。元々はこいつが原因だったはずなのに」
まあ、でも今回は逃げきれなかったみたいだな。
美姫 「みたいね。これで厄介な奴も消えたわね」
良かった、良かった。
美姫 「ひとまず、大きな事件はこれで幕と」
次回も楽しみです。
美姫 「次回も待っていますね〜」
ではでは。



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