プロローグ






 
 《SIDE月姫》
「じゃあね、遠野君。ばいばい」
 笑顔で手を振るさつき。
 之が遠野志貴が見た生前の弓塚さつきの最後の姿になった。
 此の非を境に遠野志貴はとある事件に巻き込まれていく事を知らない。
 そして、さつきも事件に巻き込まれてしまう事になる。
 その日の夜さつきはある噂を確かめる為、町を歩いていた。
 遠野志貴と似た人が夜の町を歩き回っていると言う噂だ。
「あれ!?」
 さつきの視界に遠野志貴に似た人物の姿が入る。
「志貴くん?」
(あの噂は、本当だったんだ)
 さつきは、志貴に似た人物の後を追う。
 志貴に似た人物は、路地裏に入っていく。
「遠野君か如何か確認してやる」
 そう言ってさつきも路地裏に入っていった。
 その判断がさつきの運命を変えた。

 ドクンっとさつきの心臓が跳ねる。
 さつきの本能が危険を告げる。
 この先は危険だと……
 本能とは逆にさつきの足は止まらない。 
 逃げようと思うのに何かに吸い寄せられるように足が動く。
 志貴と思っていた人物は別人だった。
 体中に包帯を巻いた長い髪の男だった。
「遠野くんじゃない……」
「志貴!? そうか、お前志貴の知り合いか?」
 包帯の男が口を開く。
「お前の知っている志貴じゃなくて悪かったな……丁度いい、お前を利用させてもらう」
 そう言って、包帯の男はさつきの首に噛みついた。
 如何やら血を吸って居るようだ。
(体の力が抜けていく……私、血を吸われているの?)
 包帯の男は、さつきの血を吸っている。
(助けてよ、遠野君)
 さつきの目から涙が零れる。
 包帯の男がさつきの首筋から牙を抜く。 
 さつきは、糸の切れた人形のように地面に倒れていく。   
「志貴よ、泣いて悲しめ!! 苦しめ!! 俺から全てを奪った事を後悔させてやる」
 体が動かないさつきの耳に男の声が聞こえる。
 包帯の男は、さつきを残したまま路地裏を去っていった。
 そんな包帯の男を見ている事しか出来ない。
(死にたくないよ)
 死に掛けているさつきの生への強い執念がありえない出来事を呼び起こす。
 凄まじい勢いで体に変質が起こる。
 殆ど目が見えなくなっていたのが急に見えるようになったのだ。
 それどころか、今までより遥かに遠くの物が見える。
「あの男、今度会ったら殺してやる」 
 さつきに殺意が目覚める。
「今は、遠野君に近づけた気がする」
 立ち上がって夜空を見上げる。
「なんて綺麗な夜空なんだろ……」
 夜空が綺麗だと思うさつき。
 そして夜空に輝く月を見上げる。
「如何して月明かりが気持ちいいのかな?」
 夜風がさつきの肌を撫でる。
「そんな事よりあの男を捜さないと……」
 さつきがビルの壁を殴る。
 大きな音共にビルが傾く。
 ありえない事にビルが勢いを増して倒れる。
 手抜き工事だったのか土誇りを上げてビルは倒壊した。
 さつきは、たったのパンチ一発でビル一個を破壊してしまった。
 其のビルにダイラス・リーン直営の警備会社USCJが入っているとも知らずに……。
「はわわわっ。如何しよう……」
 同様するさつき。
「壁を殴っただけでビルが倒壊しちゃったよ」
 遠くからサイレンが聞こえてくる。
「このまま此処にいたら不味いような……」
 自分がしたことの重大さに気づくさつき。
「ご、ごめんなさい!!」
 さつきは、急いでその場から去っていった。

『おはようございます。今朝のニュースをお伝えします』
 テレビがニュースを伝える。
『昨夜、三咲町でビルの倒壊事故が発生しました。倒壊したビルにはUSCJの社員が居たとの情報もあり消防と警察による救出作業が行われています』
 救出作業が行われているようだ。
『では、現場を呼んでみましょう。沖田さん!?』
『「はい。此方、原因不明の倒壊事故が起こった遠野ビルの前に来ています」』
『沖田さん。倒壊した遠野ビルにはUSCJの夜勤社員が居たとの情報があるよですが……』
『「はい。事故当時、20人前後の社員が居たとのことです。現在までに安否確認が取れた社員は居ません」』
『行方不明の社員は、ビルの下敷きになっている事もあるのですか?』
『「判りません。消防と警察、広域レスキュー隊による懸命な救出活動が続けられていますが、現在までに救出された人は確認できません」』
 字幕には、手抜き工事か? ビル倒壊っと打たれている。

「琥珀!!」
「何で直ぐに連絡しなかったのですか!?」
 秋葉は、何故か怒っている。
「深夜でしたもので、秋葉様を起こしていいものかと思いまして」
「遠野グループの面目に関わる問題です。直ぐに車を用意しなさい!!」
「しかし秋葉様、朝食は?」
「いりません!! 其れよりも兄さんを起こしてきなさい」
「秋葉、何を怒っているんだ!?」
 志貴が秋葉に聞く。
「何でもこうでもありません!! 遠野グループが所有するビルが倒壊したのです。先月完成したばかりだと言うのに……」
 倒壊したビルは、完成したばかりのビルだったようだ。

『倒壊した遠野ビルは先月完成したばかりとの情報もありますが……』
『「はい。倒壊したビルは、先月完成したばかりの新築ビルでした。之は、ビル建設を請け負った遠野建設に確認しました」』
『遠野建設は、何ていっていますか?』
『「ビルを建設した遠野建設でも原因が判らないとのことです」』
『ますます原因不明ですね。沖田さん、引き続き取材の方をお願いします』
 ニュースの映像が切り替わる。
『続きまして三咲町で起こっている連続殺人事件についてお伝えします』
 ニュースが連続殺人事件に変わる。
 ニュースは、新たな死体が見つかったと伝えている。


 《SIDEムーンタイズ》 
 PM5:30 荻島邸 
「……ただいま……」
 荻島潤は、帰宅した。
 潤は、リビングに入る。
「……はぁ……」
 潤は、ため息をつく。
(なんだ……? 何が……如何なっているんだ……? デジャヴュのような物かな……?)
「あ……」
(ダメだ……眠い……)
 潤は、ソファの上に倒れこむ。


 暫く時がたったころドアフォンがなる。

 ピーンポーン

(……誰か、来た……。如何しよう、無視しちゃおうかな……)


 ピーンポーン

 再びなるドアフォン。
(誰、だろう……?)
(新聞はとっていないし、電気もガスも水道も銀行引き落としだし、集金……じゃないよね? ……操、かな? 来ないで良いって、言ったのに……)

 ピンポンピンポンピンポンピーンポーン

 連続で鳴らされるドアフォン。

「……(ムカツク)……」
 立て続けに鳴らされるドアフォンにムッとする潤。
「はいはい、わかりました、いま出ます!!」
 イライラしながら立ち上がる潤。
「まったく、人の家の呼び鈴をゲーム機のコントローラーと勘違いしているんじゃないのか?」

 ピンポンピンポンピンポンピーンポーン

 再び連続で鳴らされる。
「あー!! うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいっ!!」
 あまりの連続ピンポンに切れる潤。
「今出るって言ってるだろっ!!」
 そう言って玄関のドアを開ける潤。
「はい。どなたっ!?」
 しかし視界には誰も居ない。
「って、あれ? 誰も、居ない……?」
「なんだ、居るんじゃないか……」
 不意にかけられる声。
「よぅ……」 
 玄関には日傘をさした少女が居た。
「………………」
(何? 此の子?)
(メイド服? 金髪?)
「えっと……ウチに何か御用かな? お嬢さん……」
「はっはぁ……予想通りの反応だな、実につまらん。母親に似たのか?」
 少女は眼鏡をずらして潤を見る。
「だが、顔は父親にだな、男にしておくには惜しい顔だ」
「……キミ、誰なの……?」
「挨拶は後にして、とにかく中へ入れてくれ。外はまぶしい上に暑くてたまらん。バターのように溶けてしまうよ」
「あのさ、理由もなく他人を家に入れる訳ないでしょ?」
「挨拶は後だといっただろう? 耳が遠いのか? 頭が悪いのか? 其れとも両方か? 救いようがないな。いいから入れろ」
 命令口調で言う少女。
「あっ、こら! 勝手に……!!」
 潤の言う事を無視して勝手に入り込む少女。
「こらこら、私に気安く触るな」
「痛ったぁ!! ちょ、痛たたたたっ!!」
 何故か痛がる潤。
「指っ!! 指掴んで!! 折れる!!」

「ほお? 狭っ苦しい家だが、センスは悪くないな」
「ちょ、手っ!! 放して!! 折れちゃう折れちゃうっ!!」
「なんだ、大の男がチョット指を極められたぐらいでギャーギャー泣くな」
「なんなんだよ!! キミはっ!!」
「メイドだが?」
「だがじゃねぇ! メイドが何の用だって聞いているの!!」
「いちいち煩い奴だな……こっちは長旅で疲れていると言うのに、茶の一杯も出んのんか、此の家は」
「お茶は取調室で飲んでよ、ついでにカツ丼でもとってもらうと良いよ」
「おいおい、受話器を置け、警察を呼ぶな」
「キミ、パスポートは持っている?」
 パスポートを持っているかと聞く潤。
「わかったわかった。まずはコレを読め」
「なに……これ……? 手紙?」
「ブライアン・D・ブランドル。オマエのお爺様からだ」
「お爺様って……どうして? いままで、一度だって連絡なんてなかったのに……」
「当たり前だろう? オマエの父親は、ブランドル家を捨てて、女と逃げたんだ。その辺の話は聞かされているのか?」
「……うん、なんとなくだけどね……」
 記憶にあるデータを引き出す潤。
「父さんは、今如何しているの?」
「さてね、海に飛び込んだ後は、行方不明のままだ。まぁ、どこかで生きているとは思うがね」
「……生きているって、証拠はあるの?」
「死んだのならば、私も生きては居ないよ」
「どういう意味?」
「言葉の通りだ。そんな事よりも、早く手紙を読んだらどうだ?」
「……あれ?」
「如何した?」
「英語で書いてある」
「当たり前だろう?」
「えーと……あぁ、もういきなりわからない単語が出てきた」
 読み始めて直ぐに壁にぶち当たる。
「読めないのか?」
「日本人用に書かれた英語じゃないと無理。日本の英語教育なんて、その程度だよ」
「嘆かわしい事よ……。どれ、見せてみろ」
 手紙を見せてみろと言う少女。
 少女に手紙を渡す潤。
「なになに……?」
 手紙を読み始める少女。
「親愛なる孫よ……オマエは突然の手紙に驚いている事だろう……」
「いや、その辺りは俺も読めるよ、其の先」
「……あー……此の手紙には、オマエにとって幾つかの好機をもたらすであろう……先ず其の一つとして……あー……えーと……あれ?」
「読めないのか?」
「うるさいな! 私はケルト系アイリッシュだ! 英語が公用語ではないのだ!」
「アイルランドも、今じゃ皆英語だと思うけど? よっぽどのお年寄りでもない限り……」
「余計なお世話だ! とにかく! 掻い摘んで説明してやろう!」
 一から説明する少女。
「先ず第一に、もしオマエがブランドル家に相応しい男であるならば、ブランドル家の全てを譲っても良い。第二に、もしオマエがブランドル家に相応しい男であるならば、ブランドル家に恥ずかしくない家柄の許婚をよういしよう。第三、母を亡くし、日々の生活の難儀や些事から開放せんが為、ブランドル家一級メイド、エルシェラント・ディ・アノイアンスを派遣する。また、エルシェラント・ディ・アノイアンスは、オマエがブランドル家に相応しい男かどうか見極める判定人であることを留意せよ……。以上だ、何か質問は?」 
「はい、質問」
「なんだ?」
「……つまり、どうゆうこと?」
「ビックリするぐらい頭悪いな……いま説明したばかりだろう?」
「いや、だから、なんで急にそんな話になったの!?」
「急に……と言う話ではない。イド様に代わり、オマエをブランドル家の嫡子とするという話は、もう随分と前から囁かれていた」
「そんな話、いま聞かされたって……」
「私に言ってくれるなよ、私だって、急に東の島国に行って、坊やのおしめを替えて来いとは、寝耳に水だ」
「それに、許婚って? 婚約者ってこと? そんなの勝手に決められても困るよ」
「嫌なら断っても構わんぞ? 候補はいくらでも居る」
「ちょっと待って? いくらでもって!?」
「花嫁候補は200人から居る。好きなのを選ぶと良い」
「……はぁ?」
「迷って選べないようなら、200人全員を妻に娶っても構わんぞ?」
「イギリスって、そういう国だったけ?」
「まぁ、ブランドル家だから許されている側面もある」
「なんだか、頭が痛くなってきた」
「受け入れろよ、其のために私はこんな島に来たのだから」
「つまり……エルシェラント……って言うのは、キミのこと?」
「無論だ」
「ブランドル家の一級メイドの?」
「いかにも」
「英国のメイドって、なんか、イメージしていたのと違う」
「な〜にがどう違うというのだ? 言葉遣いのことなら、許せよ。私は此の国の言葉にはまだ不慣れだ。ダブリン訛りのアイリッシュでよければ、丁寧に話せるが」
「いいよ。そのままで」
「自己紹介がまだだったな、では改めよう。目を閉じろ」
「どうして?」
「今から私は、オマエに仕えることになるのだ。預命式を執り行う」
「なにをするの?」
「なにもせんからよ、いいから目を閉じろ」
「うん」
 少女に言われて目を閉じる潤。
「……もう少し低くなれ、届かないではないか」
「だから、なにをするの?」
「いいから、私の言葉に耳を傾けろ」
「変なイタズラとか、しないよね?」
「はじめるぞ」
「うん」
 何かを始めるという少女。
「我が身は不老にして不死、死して尚、主人のために年度でも立ち上がる。我が名こそは最強にして最悪、我が名を耳にしたる者、正しき者には安らぎを……悪しき者には地獄の響き……ブランドル家使用人、エルシェラント・ディ・アノイアンス……我が存在の全ては、ただ主人のために……以後お見知りおきを……マスター……ンむ……」
「……んんっ!?」
 やわらかい感触に慌てて目を開ける。
「……ちょっと……いま何をした? 」
「なにをそんなに慌てている? キスをしただけだろう」
 如何やらキスをしたらしい。
「いや……キスって……」
「なんだ? キスは初めてか?」
「うん、はじめて。あ〜、でも相手が子供の場合、ノーカウント?」
「見た目で」私を判断するな、こう見えてもお前よりも年上だぞ?
「え?」
「正確に数えたわけではないが、眠っていた時間を含めれば、180年以上生きているのだ」
「ふぅん、そりゃすごいね」
「オマエ、信じていないな? なんか小さな子がおかしなこと言い出したとか思っているな!?」
「そんなことないよ? そーかぁ180歳かぁ、もう立派なお姉さんだね」
 少女の頭の上に手を置く潤。
「やーめーろー!! 私の頭の上に手を置くな!! 髪が乱れる!!」
「あぁ、ごめんよお嬢ちゃん……」
「その『お嬢ちゃん』というのも止めてくれ! なんだかひどく馬鹿にされているようで不快だ!」
「じゃぁ、なんて呼べばいいの?」
「私の名前は教えただろう!? エルシェラント! エルシェラント・ディ・アノイアンス!!
「長くて呼びにくい」
「なら愛称でも何でも、好きにつければよかろうが」
「……エルシェラントか……ん〜……ベルチェ……かな?」
「……ベルチェ? おいおい、それは子供につけるあだ名だぞ?」
「子供じゃないか」
「だから! 180歳だといっている!!」
「180歳? にしては、小さいよね」
「あのな、誰のせいで背が縮んだと思っている?」
「僕のせいではないでしょう?」
「フン……まぁ、いいよ」
「ところでベルチェは」
「待て、呼び名はもうベルチェで決定なのか?」
「呼んで欲しい呼び方があるなら、教えてよ」
「……む? うむ……そうだな、親しい者からはエルスとか、ビーチェとか……」
「じゃ、エルスにする?」
「……む? いや、それは……」
「エルス」
「……いや、やはりベルチェで良い。エルスはやめてくれ」
「??? まぁ、良いけど……それで? お爺さんは俺をいったいどうしたいの?」
「……オマエ、今までの話、聞いていたのか?」
「だって、突然跡を継げとか言われても……大体、お爺さんって、仕事はなにをしているの?」
「何もしておらんよ。強いて言うのなら、医者が近いかもしれんな。ある特定のウイルスに感染したものを隔離し、管理するのが仕事だ」
「医者なんだ……知らなかった」
「いや、あくまでも医者に近いと言うだけで……まぁ、良いか……そうだよ、お医者様だよ、凄いだろ?」
「で? 俺に医者になれと?」
「その辺の込み入った話は、まだ出来ないな」
「どうして?」
「オマエがまだ目覚めていないからだ」
「はい?」
「キスしてわかった……オマエの母親がオマエに掛けた呪いは、まだ解けていない」
「呪い? って? なんの話?」
「オマエの母親が生きていた頃、定期的になにか怪しげな儀式を行わなかったか?」
「あ」
 潤には覚えがあるようだ。
「覚えがあるようだな……」
「うん……子供の頃から、毎年誕生日が近づくと、やっていた」
 儀式の事を話す潤。
「余程、オマエに目覚めて欲しくなかったのだろうな」
「なんなの? さっきから目覚めるとか目覚めていないとか……」
「母親からは、何も聞いていないのか?」
「聞くって、なにをさ?」
「オマエは普通の人間ではないと言ったら信じるか?」
「……え?」
「まぁいい、話すと長くなる。まずは茶を淹れよう、茶っ葉は何処だ?」
「ないよ……ウチは、誰もお茶を飲まないから……コーヒーなら有るけど……」
「そんなことだろうと思ったよ。私が国からもって来た茶葉がある。座って待っていろ」
「あ……うん……」
 そう言うとベルチェは、お茶を淹れにキッチンに消えた。


 あとがき

 どうしても月姫とのクロスSSを書きたくて吸血奇譚ムーンタイズやりたくなって買ってプレイしちゃいました。
 同じ吸血鬼を題材にした作品だけあって設定に苦労しそうです。
 月姫の固有結界と吸血奇譚側のムーンタイズの扱いに悪戦苦闘……。
 さっちんの固有結界“枯渇庭園”も吸血奇譚側ではムーンタイズっと言うことになるわけです。
 流石にさっちんがビルを倒壊させたシーンはやり過ぎだったか?
 ムーンタイズ側の定義だとさっちんはSランクでいのかな?
 月姫側だと二十七祖候補だったし……
 さっちんは、この作品でも大暴れします。
 荻島潤の婚約者のリアン・ディメルモールも恐怖で縮みます。
 リアンとゼノは、もう少し先で登場します。
 後、リカも……
 三咲町の事件と同時進行で進みます。
 本編にない事件も起こす予定です。


新作の投稿ありがとうございます。
美姫 「今回は吸血奇譚ムーンタイズとのクロスらしいわね」
そっちの作品は知らないけれど、ちょっと面白そうな設定。
美姫 「吸血鬼が出てくるみたいだけれど、月姫側とどう絡んでくるのかしらね」
次回も待っています。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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